影二つの校庭に
蒼かったはずの空に浮かぶ雲が
気付けば橙色を連れてきていた
あの子は清らかな笑顔を湛えて
飲み干されたスポーツドリンク
何度走っても追いつけないまま
夕焼けの太陽が私を照らす
何度も影を踏まれてしまう
私よりも先に練習を終えたあの子に
蹴り飛ばしたペットボトルは届かない
あの子はきっと朝日を知っている
私の知らない朝日を追いかけている
ほんの少しだけ伸ばした手を
更に前へと出せない私だから
きっとこのままの日々が続いていく
蒼かったはずの空に浮かぶ雲が
気付けば橙色を連れてきていた
あの子は清らかな笑顔を湛えて
飲み干されたスポーツドリンク
何度走っても追いつけないまま
夕焼けの太陽が私を照らす
何度も影を踏まれてしまう
私よりも先に練習を終えたあの子に
蹴り飛ばしたペットボトルは届かない
あの子はきっと朝日を知っている
私の知らない朝日を追いかけている
ほんの少しだけ伸ばした手を
更に前へと出せない私だから
きっとこのままの日々が続いていく
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