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第4話 エクスマキナ

「な、なに!? ではこいつは本当に、魔人機ではないのか!?」

「違う」


「え? じゃあなにか!? あの夏休み期間中に異世界転生して戦争してたって!? んな、馬鹿な話が―――あるよなぁ…こうなってんだから」

「あるんだよ、それがバッチり」

『惑星外生物”バグ”我々はあなたとは別の地球を守るために、創造された機神”エクスマキナ”です』

「め、めちゃくちゃSFじゃねぇか!! す、すげぇ! なんで言ってくれなかったんだよ!? 阿久斗!!」


興奮冷めやらぬ様子の佑樹と、半分放心状態のアンネリーゼ隊長。


「な、なんて私は報告すれば!!」

「で? ここに連れて来たはいいが、どうするんだ? この状況? 隊長さんよぉ?」

「ま、待て。 考えている、考えているんだ。 もう少し私に時間をくれ!」


『ではこうしましょう。 いずれは公になるかもしれませんが、あなた方の会話はバッチリ盗聴済みです。 そもそも私そっくりの機体を作成すれば問題ない? そうですね? 私がここにあればいい、そうですね?』

「あ、あぁ…そ、そうなれば。 怪しい連中の目は搔い潜れるだろうが、どうや―――」


次の瞬間であった。

一瞬で解かれた鎖とそこにあった筈のルシファーは消え、築けばルシファーそっくりの機体がそこには縛られていた。


「な、な、な、な、一体何が!?」

『残骸で、私そっくりの魔人機を作っておきました。 これで、問題は解決ですね―――』

「だ、だが…他の連中に見られ」

『マスター』


声が聞こえると同時に、一体何をやってくれるんだ?と言わんばかりの機体の眼差しを向けてくる約二名の男女。


「はぁ…コアチェンジ!! ルシファー!」

『――システム起動――』

「「は?」」


音声と共に10mはあろう黒い騎士は姿を変えると、俺のブレスレットとして腕に装備された。


「な、な、な、なんだそれは!? あいつは、あいつは何処へいった!?」

「え? もしかして、これか!? これなのか!?」


興奮気味な二人は置いておくとして、ここから嬉しそうな二人には残念なお知らせをしなくてはならない。





――――――――――――――――――――――――――




別室へとやってきた俺達は真剣な表情で二人にこう告げた。


「「動かない?」」

「ど、ど、どういう事だ!?」 

「まだこいつが、以前の”性質”を持ったままなのだとすれば…ルシファー? 起動までの所要時間は?」

『はい。 エネルギーフルチャージまでに有する時間は―――約4300時間です』

「ま、待て! ではカオス…ルシファーは! 最低でも半年は起動できないという事か!?」


言ってしまえばそうなるか。


『では、ここで私が説明を――――ルシファーは残存エネルギーを全て使い果たした状、所謂現在は”休眠状態”となった訳です。 そこで、エネルギー供給者でもあるマスターの搭乗により。 休眠状態を解除する術を得ました―――ですが、一度休眠へ入った場合はエネルギーをフルチャージする必要があります』

「な、なるほど。 では、そのエネルギーとやらを補給する術は?」

『今現在。 マスターの生命力を少しずつ頂く他方法はありません』

「そ、それって大丈夫なのかよ? 阿久斗?」


確かに、それだけ聞けば俺の生命力を吸う機械なんてきいたら物騒にも程があるだろう。


「安心しろ。 ただ、滅茶苦茶腹が減るだけだ」

『です』


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