解
君を殺し
僕を殺し
ひとつになったらいいのになっ
と思う時もあった
ひとつに溶け合えないのはなぜだろうと
答えのでない空想にふける時もあった
バラバラでばらばらに
なりたい時もあった
苦しさから逃げたくて
全てを壊したい日さえ
愛おしいくらい、白かった
今あの空想はなんだったんだろうと
無重力を知った時
悩みとは好んで選んでいたと知る
どうせうまくいなかないと知っていた
どうせうまくいくと知っていた
溶け合う以前に
知っていたから
融け合いたいと望んでいたと声がする
やっぱり君に出会えてよかった
という解答を
結局僕は選ぶんだろう