聖編 第一話 バトルアフター
はい、新しい章?です!
少し休ませてもらいました!
どうぞ、お読みください!
なお、更新頻度は保証しません!
聖編 第一話 バトルアフター
「いやあ、すごかったっすね」
「あ? なぜ係員がここにいる?」
決闘に勝ったあと、楽屋モドキに戻ってきたら、なぜか係員がいた。
あの舌打ちをしてきた白髪イケメン係員だ。
「いやあ、ちょっとお知らせしないといけないことがあってっすね〜」
「だからここにいたと?」
「なんでそんな喧嘩腰なんすか……」
「いやいや、舌打ちしてきたの忘れてないからな」
「それはあなたの気のせいっすよ〜」
「まあいい、要件を言え、速く、おれは決闘してきたばかりだぞ? 休ませてくれ」
「じゃあ、要件なんですけど、決闘の商品だったエルフちゃんがっすね、ちょっとすぐには返さないかな〜ってことなんすよ〜」
「ほう、理由は聞いてやる」
「いや、なにぶん、急遽決闘の予約を入れられたんすよ? いろいろと手続きがあるんすよ〜」
「手続きのために返せないと?
先にアルヴだけ返してもらうことはできないのか?」
「それは無理っす!
意外と冒険者ギルドってきっちりしてるんで、前列を作りたくないそうっす!
国の権力も入り込めない手続きっす!」
「はぁ、まあいいや、わかったから帰れ」
「ひどいっすね〜、ま、帰らせてもらうっす〜」
そうして、イケメン係員は出ていった。
ーーーーーーーーーー
「とりあえずこの身体をなんとかしないとな、『ライトヒール』」
『発動『イメージ式魔法『ライトヒール』』』
光が発生して、回復していく。
といっても、大した傷はないので内側が治っていく。
「はぁ、ペインパラライズを解除したくないなぁ……」
「おや、どうしてだい?」
「……いつの間に来た? ブラックカーテン、てか、ブラックカーテンて名前長くて呼びづらいな」
「転移術で来たのさ。だから、アナウンスはないのさ。
それと、この『偽名』は失われた未来の過去で『君』からもらった大切な名前だ。
しっかりと呼んでくれたまえ」
「ちょっと待て、なにか重要なことを言ったな」
「術はスキルアナウンスがないことかい?
それとも、私の名前が偽名ってことかい?
それとも、君からもらったってことかい?」
「説明ありがと……術はアナウンスないのか、前もそうだったのか。
なんでたまに長い名前のスキル使ってるんだ?」
「かっこいいから!」
「あっそ」
「意外とひどいね、それとなんでペインパラライズを解除したくないんだい?」
「問題はそれね、その魔法は痛みを麻痺させる魔法だ。
完全に回復しないで解除したら、ものすごい痛みが来る。
かといって、いずれは魔力が切れるから解除されてしまう」
「どうするんだい?」
「『周りから自動で魔力を集める魔法』を発動して、ずっと魔法を継続させたままにするのさ」
「へえ、今までの『ループ』ではそんなこと思いついてなかったのに」
「おまえがハショったせいだからだよ」
「は?」
「今までは、この決闘が起こるのはかなり『先』なんだろ?
だから、この世界の知識を『自力』で集めてたんだと思う。
だけど、今回は、おまえがハショッたんだ。
だから、この世界の知識を入れる『暇』がなかった。
だから、こんな発想ができたんだよ」
「なるほど、一理あるね」
「まあいいや、始めるか、『自動魔力収集』、『魔法自動継続』」
『発動『イメージ式魔法『自動魔力収集』』』
『発動『イメージ式魔法『魔法自動継続』』』
見た目にはなんの変化もない。
「これはすごいね」
「なにがだ」
「これってつまり、魔法でパッシブスキルと同じ『効果』を得られるってことだよ!
それに、私はこの目で魔力を見れる。
魔力が集まる君はかっこよく見える!」
「あっそう、じゃあ、もう寝るわ、ここで、おやすみ、『スリープ結界』」
『発動『イメージ式魔法『スリープ結界』』』
ソファで横になったラインハルトを透明な青いガラスのような直方体が囲んだ。
「え、ちょっと私の扱いひどくない?」
ブラックカーテンだけがそうつぶやいた。




