表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『理外の無才者』〜まるでゲームのような異世界を男の娘が暮らす話〜(現在不定期改稿中)  作者: カオス・アーサー・アリス
1章 出自『異世界・教国の被召喚者』、第一節『religion nation チュートリアル』
25/44

勇者編 第二十三話 エクスシステム

ぶらり異世界教国王都の散歩です。

 

どうなる勇者編第二十三話!

勇者編 第二十三話 エクスシステム

 

 

 

「あ!」

 

 やべえ、忘れてた。

 

「どうしたんだい?」

 

 まったく心配してない顔でブラックカーテンが問いかける。

 

「おれ……魔力がたっぷりある食事は食べることができないんだった。」

 

 ブラックカーテンは少し頭をかしげ……。

 

「あぁ、なるほど、そのステータスなら簡単に『過剰魔力摂取』できてしまうからな。」

 

「スキルなしでステータス覗くとか、もうなんでもありだなおまえ。」

 

 こんなチートやろうと行動してて、大丈夫なのだろうか?

 

「じゃあ、城まで歩いていこうか。」

 

「テレポート使えばよくね?」

 

「あそこは『転移妨害』のマジックアイテムが使われてるからなぁ。」

 

 なるほど、つまり……。

 

「転移はできないってわけか。」

 

「いや、『できる』けど疲れるから、なるべく近づいてるだけ。」

 

「城のセキュリティ破るとかどんだけだよ!」

 

 なんだろう、こいつは別にボケてはないんだろうけど……思わずツッコミが出てしまう……。

 

 商店街らしき場所へ入った。

 

『安いよ〜! 今ならこの鉄の剣、『STR+5』がついてて、二千ゴールド! 安いよ〜!』

 

 どこからか、商品を売る声が聞こえた。

 

 『STR+5』か……。ふむ、あれ?

 

「あれ? 無機物ってステータスはALLじゃなかったっけ?」

 

「『付与』系統のスキルとか使ったんでしょ。だから、ステータスじゃなくて、そういうのは『付与効果』と呼ぶんだ。」

 

「へえ、生き物にはできるの?」

 

「できるけど、生き物にかけても、『一定時間で効果が消える』んだ。」

 

「あ〜、おれのステータスを解決はできないか。」

 

「消費エネルギーを増やすことで効果時間を上げられるね。」

 

「上手くいかないなぁ……。」

 

「装備の付与効果なら、君にも効くんじゃないかい?」

 

 それもできそうだけどなぁ……。今聞いたかぎりじゃなぁ。

 

「実は、それには問題がある!」

 

「なんだい?」

 

「おれは魂を使う!」

 

「つまり?」

 

「魂を武器とかに入れたりすると、武器が傷ついても少し痛いんだ!」

 

「なるほど!」

 

「そう! つまりおれの一部になってるんだよ!」

 

「一時的に生き物になるから、付与効果は消えてしまうのか。」

 

 ブラックカーテンは理解するの早くね?

 

「まあ、相手の装備の付与効果を消すとかならできそうだな……。」

 

 まあ、新しい戦い方を思いついただけましか。

 

「ラインハルト〜! 焼き鳥食べるかい? 魔力は抜いといたから!」

 

「魔力を抜くってなんでもありじゃん! 敵からも魔力取れるんじゃね!?」

 

「よくわかったね! 実は飛んでくる魔法からも魔力を抜けるよ! 普通の魔法は無力だね!」

 

「それくらいならおれにもできそうだな。」

 

「ラインハルトが着実と『人外』っぽくなってきて、私は悲しいよ……。」

 

「一番人外じみたやつが何言ってやがる!?」

 

 はあ、疲れた……。そういや、ふと思いつく。

 

「なあ、付与効果って、ステータス値以外もつけられるの?」

 

「もちろんできるとも、スキルとかジョブとかね!」

 

「じゃあ、お前なら、生き物にも『永続的』に『付与』できるんじゃないか?」

 

「それは確かにできるけど……。」

 

「やっぱりできるんかい!」

 

「それは『譲渡』系統のスキルを使ったほうが楽だね。」

 

「『譲渡』系統、だと?」

 

「文字通り、『譲り渡す』のさ。自分が持ってるステータスやスキル、ジョブや、更には才能までも!」

 

「それって、失う側はデメリットしかなくね?」

 

「そうでもない。いらないものがあるから渡したいって人もいるだろうし。」

 

「なるほど!」

 

「スキルを創れるような人は、失ってもまた創れるだろうし。」

 

「同じものを手に入るなら、譲ってもいいのか。」

 

「他にも、失ったとしても、もともと持っていたんだ!」

 

「それで?」

 

「それなしで使うことができたり、それでスキルとか入手したりできる!」

 

「また、スキルレベルとかは最初からじゃないのか?」

 

「失ったもの以上に手に入るんだよ! 『肉体』を失っても、『強く』なって『再生』するのと同じでね!」

 

「まじか。」

 

「才能などを与えれば、それ以上の才能を手に入れられるから、メリットしかないね!」

 

「それはやばくね?」

 

「ほとんどの人はそのことを知らないからね。あげたくないんだよ。」

 

「もったいないな。でも、それなら……!」

 

「ラインハルト、君はそもそも譲渡するものがないから無理だ! 『譲渡』スキルもないし!」

 

「あぁ……。でも、才能をゼロから1にできるかもしれない。その時を期待するか……。」

 

 やっぱり強くなるのって難しいな! クラスメイトはずるいな!

 

「そういえば、水樹とか風花は元気にやってるだろうか? 最近会ってないな。」

 

「まだ数日だろ? ラインハルトが会ってないの。」

 

「その数日の中身が濃すぎるんだよ!」

 

 あれだ。疲れるわ。

 

 

 

あれだよ、あれ。

 

ブラックカーテンは無自覚系ラスボスタイプなんだよ。

 

ちなみにヴァルキリーは武士系ラスボスタイプ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ