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『理外の無才者』〜まるでゲームのような異世界を男の娘が暮らす話〜(現在不定期改稿中)  作者: カオス・アーサー・アリス
1章 出自『異世界・教国の被召喚者』、第一節『religion nation チュートリアル』
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勇者編 第十一話 ナットレベルアップ

はいはい、今回は、ラインハルトがどんだけ不利なのかを把握できます!

 

あと、勇者編の一話から三話改稿したから、読みやすくなってると思うよ?ぜひ読んでね!

 

どうなる勇者編第十一話!

勇者編 第十一話 ナットレベルアップ

 

 

 

 食事から戻ると、すでに部屋には、ブラックカーテンはいなかった。

 

「ブラックカーテンって変な名前だよな。名前っぽくないし。地球出身のだれかがふざけてつけたのかな?」

 

 考えてもわかんないからいいや。

 

 こんこん、と扉を叩く音がなる。

 

「は〜い。扉は開いてるから入ってきていいですよ?」

 

 すると、メイドさんが入ってきた。

 

「お、さっきは料理ありがとうございました。」

 

「いえいえ、私たち使用人のでいいのなら、いくらでも振る舞います。」

 

「それで、用件はなんですか?」

 

「それは、今日は、城の外の北に出てください。そこで、騎士団の方々と勇者様がたで技術を磨くための訓練をするそうですので。」

 

「わかりました。すぐ行きます。」

 

「伝えました。では失礼いたします。」

 

「…………おれ、一日中寝てて、さっき気絶から起きたばっかなんだけど、大丈夫かなあ?」

 

 まあ、とりあえずは外へ行きますか!

 

ーーーーーーーーーー

 

「遅いぞ!」

 

 着いたら、すでにクラスメイトも騎士たちもみんな揃って準備万端で、おれ一人遅れてきたようだ。ヴァルキリーがそうそう怒鳴りつけてきた。

 

「みんなのステータスが高いからですよ。おれは才能ないんで、遅れても仕方ないですよ?」

 

「遅れてきたことには変わりないぞ、君。」

 

「ラインハルトです。」

 

「は?」

 

「おれの名前は暫定的にラインハルトにしました。なので、ラインハルトと呼んでください。」

 

「わかった、ラインハルト、お前は端っこで私と訓練だ!ついてこい!」

 

 その言葉に騎士たちがつぶやいていく。

 

「うっわ、騎士団長の訓練ってやばそうじゃないっすか?」

 

「きつそうだなぁ、あいつにはドンマイとども思っておこう。」

 

「ご愁傷さま、あとで地獄の筋肉痛が来ますからね、あれ。」

 

「ひいい、思い出したくもない……騎士団長の訓練。」

 

 なんかすげえ不安なこと言ってるけど大丈夫かな?ものすごく逃げだしたくなってきたんだけど。

 

「よし、着いたぞ。ここで訓練だ!」

 

「はぁ、なにをするつもりだ?ヴァルキリー。」

 

「その前に、お前はどんな武器をこれから使っていく?」

 

「え?まあ、剣の二刀流とかですけど。」

 

「お前は剣術や剣技などのスキルを持ってなさそうだから、スキルを覚えるまで、ひたすら素振りだ!」

 

「おれは全ての才能値ゼロなんでスキルを覚えることはできないぞ。」

 

「なに!全ての才能値がゼロなど、ありうるのか?」

 

「ありえたんだから仕方ないだろ。」

 

「なるほど、なら、技術を磨けないなら、レベルを上げよう!それでステータス値を上げればもっと強くーー」

 

「それもだめだね。呪いのギフトでレベルはゼロ固定になってるからレベルは上がらないね。」

 

 これは、おれが強くなる道はないのでは?

 

「く、なら、肉体を鍛えよう!男らしく筋肉をつければ、一応強くなるぞ!そんな女っぽい肉体から抜け出そう!」

 

 くくく、これは訓練をサボれそうだな?

 

「残念ながら、おれの呪いのギフトの一つに『男性機能喪失』というのがあるんですよ。」

 

「なんだそれは?」

 

「おそらく、男性器が機能しなくなり、体も女性的になってくるんよ。なにせ、最近体がどんどんくびれていって、髪の毛がさらさらになってきてるし。」

 

「なんだその女性が羨ましがるようなギフトは……!」

 

「でも、筋肉もどんどん落ちてきて、最低限しか動かせなくなってるので、筋肉はつかないと思うよ?」

 

 女性には男性の機能なんていらないだろうから、羨ましいだろうけど、肉体の変わりようにおれでもびっくりしたからな。

 

「ほ、他にはどんな効果があるんだ?」

 

「まあ、女性っぽくなるくらいだと思う。あとは長期間じゃないとわからないな。」

 

「それは……お前をどう鍛えたらいいんだ?」

 

「鍛えれるとしたら、魂だけ。これは肉体を動かさなくてもいいから、楽だ。」

 

「魂にもギフトが働いている可能性は?」

 

「さすがにそれは把握できないから、わからないな?でも、他の人を見る限り、性別で魂に違いなんてなさそうだから。」

 

「つまり、ラインハルト、お前はここでやることはないのか?」

 

「そのとおりだ。部屋に戻っていい?」

 

「だめだ。せめて技術は磨けなくても、体の経験はレベルに関係なく覚えてくるだろ。素振りしてろ。私は他のところを見てくる。しっかりやれよ!」

 

 まじかよ、サボれると思ったのに。

 

 仕方なく、この日はずっと素振りを続け、ることはできず、すぐバテたのであった。

 

 

 

はっはっは!ギフトのおかげでどんどん女っぽくなり、男の娘と化していきます!

 

ラインハルトは結構不利すぎるよね。

どう頑張っていくのでしょうか?

 

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