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『理外の無才者』〜まるでゲームのような異世界を男の娘が暮らす話〜(現在不定期改稿中)  作者: カオス・アーサー・アリス
1章 出自『異世界・教国の被召喚者』、第一節『religion nation チュートリアル』
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勇者編 第十話 アナザーマイン

ここは意外と重要な話です。

 

意外と違和感があると思いますが、まあ、ご自由にご想像してください。

 

昨日更新できなかったのは、重要なこの話を考えていたからです。

 

うっかり、ね、寝てたからじゃないよ?本当だよ?

 

どうなる勇者編第十話!

勇者編 第十話 アナザーマイン

 

 

 

「ここは……」

 

 俺が泊まってる部屋だ。

 

「起きたか! 心配したぞ。」

 

「なんでいるんですかね。騎士団長さん。」

 

「私の名前はヴァルキリーだ。あとその気持ち悪い敬語も使わなくていい。」

 

 き、気持ち悪いだって!ひどいこと言うなぁ。

 

「わかったよ、ヴァルキリーさん。」

 

「さん付けもいらん!」

 

「はぁ、ヴァルキリー、これでいいか?」

 

「うむ、一日起きなかったときはどうしようかと思ったぞ、バトルで本気を出しすぎてしまったからな。」

 

「容赦なさすぎだろ。倒れてる相手にスキルとか!」

 

「奥の手を隠していたら面倒だからな。早めに気絶させなければとその時は思っていたんだよ。では、帰るぞ、安静にしろよ!」

 

 そう言って、さっそうと帰ってしまった。

 

ーーーーーーーーーー

 

「さて、そこに隠れてるやつ、出てこいよ!」

 

 おれは魂を感知できるようになったんだ。なにもいないように見えても、バレバレだぜ?

 

「へえ、バレてたのかい。やるねえ?」

 

 その言葉が聞こえて、なにもいないはずのベットの前に白い、女?が出てきた。

 

「あ、ちなみに言っておくけど、私はこんな美しい大人っぽい女性みたいな外見してるけど、男だから。いわゆる男の娘ってやつだね。」

 

 外見は白い長髪に金の双眼、白い学ランにスカート、黒いパーカーを来ていた。

 

「お前は誰だ?どうして隠れていた?なぜここにいる?てか、その学ランは白いけど、日本のやつだろ。どうして、異世界人が持っている?」

 

「まあまあ、そんなに一気に聞かれても、一つずつ答えていこうじゃないか!」

 

 そう言って、備え付けの机から椅子を引き出して座り、

 

「私はブラックカーテン。変な名前だけど大切な名前さ。勝手に『理外の無才者』の眷属にされた序列一位で、情報屋をやっている記憶喪失さ。記憶を取り戻すために行動している。ほとんど暇つぶしだけどね。」

 

「ふーん。」

 

「この学ランは大切な人が来ていた服を真似しただけさ。文句を言われても答えられないね。」

 

「それで?なんでここにいた?」

 

「偶然と必然が紡ぎ出した運命さ。」

 

「はぁ?」

 

 なにを言ってるんだこいつは?

 

「今君が私を発見したことで、新たなる世界の分岐へと踏み出した。隠れていたのは、ここに私がいたが、君が運ばれてきたから、隠蔽を使っただけさ。」

 

「なんでここにいたかまったくわからなかったんだけど?」

 

「私の記憶力と君の感知力、そして、私の誓いが生み出した、偶然にして、必然なのかもしれないさ。実際見つけられるとは思わなかった。」

 

「それで、何が目的だ?」

 

「その前に君の名前を教えてくれるかい?いや、名前を思い出せないんだったな。」

 

「待て、なんで名前のことを知っている?」

 

「私が知っていたから。」

 

 何言ってんのか全然わからん。それにおれの名前かぁ、そうだなぁ。

 

「おれのことは、ラインハルトと読んでくれよ。ラインハルト・ベルツリーだ。」

 

「なるほど、昔の中二病の君が、考え出したコードネームだね?」

 

「なんで知ってんだ!記憶でものぞき見してんのか?誰にも言ったことないのに……。」

 

 そういや、ベルツリーって自分の名前を英語表記にしたんだっけ。てことは、おれの名字は『鈴木』か。ベルツリーのほうがかっこいいな。そのままにしよ。

 

「それよりも、君はこの国の騎士団長と戦って、まる一日寝ていたんだ。おなかがすいてるだろうから、食べてくればどうだい?私はもう帰るし。」

 

「最後に一つだけ聞いていいか。」

 

「なんだい?」

 

「なんで、おれとお前の『声が同じ』なんだ?」 

 

「それは……君の声を参照し、真似して喋っているからさ。」

 

「そうかい、魂を見る限り、おれに勝ち目はなさそうだ。素直に使用人たちのところで食べてくるよ。じゃあな!」

 

 あいつの魂はびっくりするほど強く、そして、多かった。ぜってえ勝てねえだろ。味方とは限らないし、考えるのを放棄しよ。

 

 そうして、ラインハルトと名前を変えたものは出ていった。

 

 

 

『君がなんど死に、なんど時間が巻き戻り、なんど忘れられても……僕が……絶対に君を救う!そう、誓ったんだ……』

 ブラックカーテンと名乗った男の娘はそう呟き、消えていった。

 

 

 


主人公の暫定の名前が決まり、謎の男の娘ブラックカーテンと出会った話でした。

 

ちなみに、ブラックカーテン=黒い幕です!

 

あと、主人公がなぜラインハルトというあだ名かというと、ドイツ語がかっこいいから、という単純な理由です!

 

てか、タイトルでばっちしわかった人もいると思うw

 

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