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ソロキャンパーの転生先はショタっ子魔族でした  作者: しき
異世界に転生しまして
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第7話 怒られて

ぼくジーク!

ぷにぷにお肌の3歳児(+前世36年)

そりゃもうこっぴどく怒られました


真面目な顔したクリストフからげんこつ一発

説明を聞いたシグルドからもげんこつ一発

延焼を水の魔術で防いだメルポからは抱きしめられて大泣きされた


この年に、まぁならなくても、ぼくの事を思って泣かれるのは心に来る

ずっしり刺さる鋭角なボディーブロー的な意味合いで

自重します、今度は嘘じゃない、みたいな?


今度からは魔術の行使の前に説明するように言われてしまった

頭の中の設計図を口に出して説明するのって結構難しいんだよね

自分の中でも曖昧な部分がかなり多いし


昨日のレーザーだってそうだ

成功といえば大成功だし

想定外といえば…まぁ想定外だ


うん、最初は、そうだね、レーサーポインターくらいを想定してた

まさか庭の植木を切断するほどの威力が出るなんて思ってもみなかった

そんくらい出たら良いな、とは思ったけども


だから説明にはかなり苦労した

実際この世界にはガラスはあっても鏡が無い

銀食器とかあるから、そのうち開発されるとは思う


元居た世界には鏡なんてありふれた普及品だった

だけどこの世界ではそうもいかない

せいぜいが磨き上げた真鍮の板を代用品にするくらいだ


そのうち誰かが銀を使うようになるだろう

そこに反射角を調整するためにガラスを張り付ける

鏡の完成だ


ガラスの板に硝酸銀を流して定着させるにはまだまだかかりそうだ

まぁ透明度の高いガラスその物が開発されてないからしょうがない

どこの家庭にもガラス窓はあるけど、どれも擦りガラスみたいなもんだし


あぁ、無いなら作ればいいのか

ぼくが作って売りさばいてやればいい

よしよし、お金の匂いがしてきたぞぉ


だけど今のぼくは反省中です

めっちゃ反省してます

そのスタイルを崩してはいけない


姿勢正しく椅子に座ってじっと歴史の本を見つめている

見つめているようにみせている

でも右目の奥でライトニングは発動中です


そうです!

新しい魔法です!

昨日のレーザーの副産物です!


光はちょっとしたことで屈折する

陽炎とか蜃気楼がそうだ

温度差で簡単に無いものが見えてしまう


実際の蜃気楼は暖かい空気と冷たい水で再現できる

昔見た教育チャンネルでやっていた

それを魔術で再現するのです


とはいえわざわざ火とか水とか用意する必要はない

ぼくには万能の魔術があるからです!

流石です、ライトニング閣下!


蜘蛛の糸のように細く、薄く、見えない位に引き伸ばしたライトニングなのです

途中に障害物があるとだめですが、簡単に曲げられるので大丈夫

発想の勝利です


ぼくの右目から伸びた糸は部屋を抜け、鍵穴を通り、廊下を突き進みます

目的地は…お風呂場…

今はメルポが入浴しているお風呂場です!


ぼくの右目は、メルポの入浴シーンを余すことなく映し出している

シルクのような金髪も、整った顔つきも、たわわに実ったおっきいおっぱいも!

ここが桃源郷か…


おっぱいさんマジおっぱい

前世も含めて今まで見たおっぱいの中で1番バランスの良いおっぱいだ

ちょこんと乗るピンクの先端もまた素晴らしい


引き締まり、鍛え上げられた腹筋は8つに割れているのが見て取れる

その上からうっすら脂肪を残す事で、見た目は綺麗に縦に分かれている

本性はしっかり隠すという女性らしさがにじみ出ている


無論腰のくびれも素晴らしい

張りのあるおっぱいに隠れた肋骨から腰骨にかかるラインが神がかっている

完全に左右対称のそれはまさに黄金比率


透き通るような透明感のある肌をその指が滑っていく

きめ細やかなその肢体に一切の体毛は無かった

悩ましげなため息、わずかに頬が紅潮し、右手がそっと浴槽へと沈んでいく


あれですか、持て余す人妻ってやつですか

それならぼくが余す事無くそのお体をおぉぉぉぉ!

……しかしてぼくの下腹部に変調は無かった…


おぉぅ…我が息子さまよ…

これはなんというかあまりに惨めでございませんか…

ぶっちゃけへこむ…


そんな葛藤するぼくの目の前に手刀が振り下ろされた

瞬時に右目の映像が切断される

あきれ顔のクリストフの目はジトっとこちらを向いている


「な、なんでごじゃりましょう…?」


「あのな、ジークよ」


あれ?

のぞきがばれた?

そ、そんな馬鹿な!


「魔術師ってのはある程度習熟すると魔力の流れってのが判るんだ

 それが未知の物でもある程度なら効果も推測出来ちまう

 ましてお前の適正は『光』だってんなら、なぁ?」


完全にばれてましたー!

完璧だと思ってたカモフラージュも意味なしってことですねー!

摘んだー!これマジ摘んだー!


あ、結構恥ずかしい


「この約束も守れないエロガキめ

 罰として後でテストすっからちゃんと勉強してやがれ」


クリストフは踵を返すとドアノブに手をかける

ん?

こいつまさか…


「えーっと、クリストフさん、どこ行くんでせぅ?」


「……汗かいたから、風呂に…」


やっぱりだー!

こいつ思った通りだ!

いや思った以上のエロジジイだー!


「バッ…!

 判って言ってますね!

 行かせるわけ無いでしょう!!」


ぼくは思いっきりクリストフに飛び掛かる

子供の力で大人を止められるとは思えない

でもここで止めなきゃ男じゃ…息子じゃない!


「てめぇ今バカって言おうとしたなエロガキ!

 仮にも師匠に向かってバカとはなんだ!」


「うるせぇってんですよ!

 どこの世界に弟子の母親に欲情する師匠がいますか!

 しかも元冒険者仲間の人妻とかありえないでしょうが!」


「声がでけぇぞエロガキ!

 知らないフリして入りゃなんとかなんだろうが!」


「なんとかなられてたまるかー!

 万年女日照りをこんな身近にぶつけんな!」


「言いやがったなエロガキが!

 てめぇだって魔術で風呂場のぞいてる出刃亀じゃねぇか!

 娼館もねぇひなびた村で我慢してる俺に恩を返しやがれ!」


なにこの大人!

汚い!マジ汚い!

ぼくが言えたことじゃないけどしょうがない!


クリストフの右手にしがみついたまま、ぼくは大きく振り回される

こいつ本気で振りほどきにきてないか

子供相手に大人げない!


頭の中に詠唱術式を組み上げる

ぼくが使えて通用する魔術なんて1個しかない

手加減抜きでぶっぱなす!


「待てコラ、本気でやる気かエロガキくそぼうず!」


「100倍の仇で返してあげますよ!」


大暴れしている部屋の扉がバンッと盛大に開かれた

そこには額に青筋立てて、それでも笑顔のメルポが居た

きっちり服も着込んでる…ぼくは間に合ったんだ!


「二人とも、全部聞こえてましたよ」


部屋の中に静寂が訪れた


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