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第5話 Another編最終話
深夜、ギルドの面々は接続を開始していた。
ケイオスは、ただたまり場に座っているだけ。
そしてギルマスからウィスパー機能でコメントが飛んできた。
「ラティナは引退するそうだよ」というコメントだった。
「ラティナは現実多忙で引退、君の事を気にかけていると話ていたよ」
ケイオスはギルマスと色々会話した。願いは叶わなかったのだ。
自暴自棄になっていたケイオス、果てには現実で自傷行為もする始末。
これを期にケイオスも引退。
そして、高校3年のある日、ケイオスは授業中に倒れて病院へ。
意識も飛んでいたらしく、気づいたら病院のベッドの上。
医者に「狭心症」と告げられた。
ストレスや疲労から来る病気と告げられ、現時点では治す術は無いと告げられる。
精神安定剤を処方され、ケイオスは日々発作に耐える日常となっていた。
高校を卒業後も、精神安定剤を服用する日常。
こうして、ケイオスは心の闇を抱えたまま生活を送るのだった。