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第4話 告白

2005年、9月。ケイオスはゲームの中で、ラティナに告白をした。

相手は了承してくれて、晴れてケイオスとラティナの結婚を果たす。

この時のケイオスは、もう一つ抱いている事があった。

本当の"告白"

オンラインゲームの中でケイオスとラティナはイチャラブ。

ギルドメンバーの方々も手を焼くほどに。


ケイオスはアルヴと狩りをしてる時、足元に魔法陣が展開された。

アルヴは驚き「おい、ここプリで一人は無理があるぞ!」とコメントした

ケイオスは気づいたらラティナの前に居た。

試しにエンゲージスキルを発動したらしく、ケイオスはラティナによって召喚されたのだった。

友人と狩りをしていた事を説明し、再びアルヴのいる場所へと向かった。

今度はギルド総勢連れて。


アイテム集めを主としていたため、計38人によってアイテムが集められた。

数の暴力ってやばいって事にケイオスは気づく。


後日、ラティナは現実多忙によりIN率が低下

ケイオスは毎日繋いで、ラティナが繋いだ時に対応できるようにしていた。

ラティナがゆったり出来る日が着て、接続した時

真っ先にケイオスはラティナに会いに行った。


そして勢いに任せてケイオスは遂に言った

「現実でも結婚して下さい!」近くにいた他のプレイヤー達は驚きのエモーション。

『おいおい』と突っ込む人もいた。

何故なら、この時

ケイオスはオープンチャットで呟いたため、周りのプレイヤー達も注目をしだした。

「考えさせて下さい…」とコメントしたラティナ。

そのコメント直後、ラティナはログアウト。

ケイオスは、まずったと思い、一人隅っこに移動して座る。

この時はまだ、ギルドメンバー達はログインしてない時間のため、相談する相手も居ない。

現実のケイオスは、一人で泣いていた。

過去に友人に言われていた。オンラインゲームで恋愛は都市伝説級。

ギルマスにも言われていた、ネットで夫婦になれる人は稀だと。


あの告白から3ヶ月経過していた。

ケイオスは自信を共々失くし、ゲームの月額料金の支払いが止まっていてログインできない状態。

更に1ヶ月経過、アルヴが1ヶ月分だけ奢ってくれて接続を果たしたケイオス。

あの頃のたまり場は、前なら同じ時刻で人がいっぱい居た所、誰一人いない。

4ヶ月も経てば、もう居ないだろうとケイオスは思った。

「ラティナに、もう一度会いたい…」そう、ケイオスは現実で呟いたのだった。

ケイオスの心にポカーンと穴が空いた瞬間だった。

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