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在り来たりな物語  作者: 大の字
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在り来たりな男の初ダンジョン

無事薬草採取依頼をこなして、お金を稼ぎなんとか初心者冒険者御用達のレザーアーマーと片手剣を手に入れた俺はついにダンジョンに挑もうとしていた。


ギルドの情報によればダンジョンは100階層あり10階層ごとにボス部屋が存在するらしい。1階から10階までは主にゴブリン種が出るらしい。薬草採取を卒業したらダンジョンでゴブリン狩りを勤しむのがお決まりのパターンらしい。


「さていよいよダンジョンだなぁ。取り敢えず10階層までの地図も手に入ったし行ってみるかあ。」


街中を歩きながらぼやく俺。


「あの酔っ払いのおっさんが中級冒険者らしいしなんとかなるだろ。ん?あれかな。」


たどり着いたダンジョンそれはまるでアイン◯ラッド城のような姿だった。ダンジョンを見上げていると門番のおっさんに声をかけられる。


「初級冒険者か。決まりだから聞くが…そんな装備で大丈夫か?」


(決まりって…あの神様の趣味だな。間違いない!)

「ああ!大丈夫だ!問題ない。」


(別にどう答えてもフラグが立ったりしないだろう)


そんなことを考えながらダンジョンに入って行く。


(城の中に入ったのに草原が広がっているんだよなぁ)

取り敢えず草原の草を鑑定するといくつかの薬草や毒草を発見する。そんなことをしていると草むらから5匹のゴブリンが飛び出してきた。


ゴブリンは棍棒やナイフで武装しているが動きも大したことなくゴブリンの攻撃を躱しながら片手剣で切り裂いて行く。もちろん所々で厨二なポーズをとることも忘れない!

倒したゴブリンから討伐判定部位の耳を削いで行く。


(ゴブリンを殺したことにも、耳を削ぐことにも何も感じないな。まぁ、切った体の中味がグロくて吐きそうだが…)


そんな感じでサクサクダンジョンを進んで行くと草原の中に似合わない階段を見つける。


二階からは、ゴブリンだけでなくゴブリンナイトやホブゴブリンなどの上位種が出るようだ。ちなみに10階層のボスはゴブリンキングとその取り巻きらしい。


二階層では、ゴブリン達も連携して攻撃して来る。貴史は。魔眼を使い相手の攻撃を先読みし躱す。だか、なかなか攻撃をするチャンスがない。ゴブリンアーチャーの弓を剣で叩き落とし、そこに斬りかかるゴブリンナイトの攻撃を躱しすれ違う様にして剣戟を放つ。ゴブリンナイトを倒した後一気に間合いを詰めゴブリンアーチャーを剣でひと突きにする。その繰り返しに徐々にイラつきを覚えるがなんとか乗り切った。


「ああ、1匹1匹は雑魚なのに数が多くってやってられないな。今日はもう帰るか…」


そうして貴史の初ダンジョン攻略は終わった。




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