結局
ボク以外のみんなが遠い どこか知らない国の人
あるいは 別の世界の人達みたいで
すごく近くて隣にいるのに 透明な壁があって
見えてはいるけど見向きもしないで
喋っているけど聴こえてなくて
さわれるんだけど感じれなくて
そんな中で必死に何かに縋り付くように
独りで たった独りでずっと
全部分かってる癖に ありもしない
友情や 信頼や 仲間
そんな妄想に浸って
ボクは私を演じ続けてきた
部の中でボクはいないものだった
普通はみんな一緒になって喋っているけど
ボクのまわりに人はいなかった
誰も来てはくれないからボクも行かなかった
すごく仲がいいように見えるけど全然違う
すくなくともボクだけは違った
独りだった
ずっと ずっと寂しかった
苦しくて 苦しくて
誰かに助けてほしくて
でもそんなこと言えなくて 言いたくなくて
泣いてるとこなんか見られたくなくて
絶対にみんなの前では涙は見せずに
笑って とにかく笑って
自分をつくって ごまかして
大丈夫って自分に言い聞かせて
必死に頑張ってきた
でも
結果はどうだった?
結局みんなに嫌われて
誰も気づいてはくれなくて
楽しいことなんてひとつも無くて
もう いないものみたいで
ただボクは
『独りじゃないよ』 『此処にいてもいいんだよ』 って
そういって側にいてくれるだけでよかったのに…
そんなこと叶うわけなんて無くて
気づけばボクには
赤い 紅い線が
刻み込まれていた
(…どうせボクなんて要らないんだったら)
…キエチャオウカ
えぇっと
前置きがものすごく長かったけど
簡単に言うと
もう 全部終わりにしちゃおうかな
こんな世界いたって意味なんてないでしょ?
だから もう…
こんな世界バイバイだ
そしてボクは吸い込まれるように
遠い地面へとむかって…