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独華  作者: 雫華
3/7

暗闇

どうしてボクはあんな奴らを

友達だと思っていたんだろう

よくよく考えてみれば

ボクがみんなの輪の中に

ボクがみんなの会話の中に

存在していたことは

本当にただの一度も


…なかったじゃないか


それでもボクは 無我夢中で

しがみついて ぶら下がって

ボクがそこにいる意味をつくって

偽りの笑顔で 自分を繕って…

そうすれば きっと

ボクがいてもいいって ボクが必要だって

いってくれる…ハズ…

ボクはそう信じている

いやそう信じたい

そういって



暗闇の中に 堕ちていった




桜が咲いていた

狂ったように咲き乱れていて

暗闇の中は 寒くて

本当にさむかった あの日の夜


誰かの笑い声が聞こえてきて

ボクの心が たしかに









音を立てて壊れた


















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