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エリーゼ様とのお見合いも無事に終わり、ホッとしたのもつかの間、俺には新たな問題が待っていた。
「領地を用意する、て言っていたけど……、ここって未開の地じゃねぇか……」
国から手領地の場所が書かれている地図が送られてきて赤丸が付いている場所が領地という事らしいがそこは未開発の地だった。
「要は開拓せよ、て事じゃないかな?」
「そうだよなぁ……」
兄上の一言で俺はなんとなく思っていた事がハッキリと理解した。
未開も未開、殆どが森に囲まれていて国が一回も手出ししていない場所で魔獣はいないけど野獣はいる。
なんで知っているかといえば、魔穴へ向かう道中の場所だ。
多分、魔穴が再び現れないかどうかの監視も兼ねているんだろうなぁ。
王都に帰って来た、と思ったらとんぼ返りする事になるとは……。
俺はため息を吐いた。
「まぁまぁ、開拓がメインとなると社交の場を断る理由にもなるよ」
「まぁ、確かにそれは良いけど、でも将来的にエリーゼ様をお迎えしなければいけないんだぞ」
「そこら辺もエリーゼ様と話しておいた方が良いかもしれないな」
確かにそうだ、次にエリーゼ様とお会いする時に話しておこうか。
しかし、開拓かぁ……。
人手は必要になってくるよな。
しかし、場所は未開の地だし果たして一緒に来てくれる人達はいるだろうか。