こんにちは、骸骨ちゃん!
嫁が嬉々として2体の骸骨の写メを送ってきた。お腹の中の双子の超音波画像である。
「下で寝そべってる子さぁ~、顎から頬にかけての輪郭が私に似てない?上の子は、お父さん似かな~。」
いや、この写真で、そんな判断無理だろ。骸骨マイスターでもあるいまいし。
妊娠何カ月かのときに、自治体が主催するパパママ教室へ行った。
職員さんが言った。
「ママさん達は、10カ月で10キロ増えて大変なんです。ここに10キロのジャケットがあるので、パパさん達、どうぞ、着てみてください」
しかし、そんなジャケットは不要だった。結婚してからの1年間で10キロ太ったのだから。嫁の料理が上手だったからとかではなく、結婚したら、贅肉がつかないようにするモチベーション(女性に好意的に見てもらいたい!)が維持できなくなったからだ。そういう男女は多いのではないか。
なお、このパパママ教室では、嫁が、双子姉妹を妊娠しているママさんと友達になれたことが大きな収穫だった。この双子姉妹のご家族には大変お世話になった。
双子だったこと、自然分娩の場合の予定日よりも2カ月半前に破水して緊急入院していたことから、母子の安全のために、帝王切開は既定路線だった。入院している病院から、手術の日程はいつがよいか問われた。2012年だから、語呂が良くなるように、12月12日にしてもらえと嫁に指示した。
しかし、その日は既に予定が埋まっているとのことであり、それよりも早い別の日に決まった。他の夫婦が「何事も早い者勝ちですよ」とドヤ顔するという妄想をして、悔しくなってしまった。だから、12月12日に起きた過去の不幸な出来事を検索して留飲を下げた。
手術の予定日よりも前の、ある日、急遽、これから帝王切開することになったと、嫁から職場に電話があった。母子の容態が急変したのかと、冷や汗が流れた。しかし、手術室が空いたから前倒ししたい、という病院の都合だった。こんなんで誕生日が決まっちゃって、ごめん、と、まだ見ぬ骸骨達に申し訳なく思った。
早退して、病院に駆け付けた。ちょうど、嫁が手術室に入って行くところだった。嫁は、笑顔ではあったが、少し目に力が無く、どことなく心配そうにも見えた。ついていってあげられなくて、ごめん。そんな感じがした。
待合室にいるとき、昔プレイしたコンピュータRPGのオープニングで主人公の誕生を父親が待っているシーンを思い出した。そしたら、そのシーンで流れていたBGMが頭の中で繰り返し流れ、止まらなくなってしまった。嫁が不安な気持ちで手術を受けているときに、こんな状態で、ごめん、と思った。
手術は、無事終わり、双子男児の父親及び母親になった。