第38話 「女の子たちとハーレムお風呂回!!!!!!?!!!!」
「アル様って髪は奇麗だねーーー! サラサラで羨ましいなぁ~」
「髪も! 綺麗なんだよ。心の美しさが髪にもでてる」
「あはははは!!! おっかしぃーーー!!!」
「笑ってんじゃねーよカス」
サルビアが俺の髪を丁寧に洗い、反対側からステラも裸で洗っている。
裸の女を侍らせる男の快楽よ。
サルビアはメイド服の裾をまくっているだけだが。
ステラはドジだからすぐ服を濡らすので。
サルビアも諦めて、俺が入った後にそのまま風呂に入れさせている。
洗い方も雑だ。
たまに髪が抜けて痛い。
こいつの顔中泡だらけだ。
ステラがもっと小さい頃は大変だった。
主人の俺がこいつを風呂に入れていたようなものだ。
俺の体を洗うどころじゃなく、風呂場を遊び場と勘違いして走り回るわ。
すぐに足を滑らせて怪我をするわ。
俺のチンコをいじり回そうとするわ。
最近になって、ようやく落ち着きを見せ始めた。
馬鹿で空気読めないし、俺への敬意も欠片もないし。
何より全然仕事ができないが、とりあえず熱意だけはあるようだ。
はぁ……それよりも……
「髪洗うのめんどくせーし、邪魔だし。切らね?」
「今まで伸ばしたのにもったいないです。それに旦那様が悲しみます」
「絶対切っちゃだめだよー? わたしがいつも結ってあげるからさ?」
俺の髪は腰まで届く長さだ。
洗うのが死ぬほどめんどくさい。
生活するにも邪魔。
髪を縛っていても、走ると顔にビタンビタンあたって痛い。
洗うのはメイドたちだが、それでもじっと洗われる時間が長くて退屈で嫌だ。
髪のケアとかも面倒くさ過ぎる。
心を無にするか、サルビアのデカデカ胸部、魔法の事を考えて気を紛らわせている。
それにしても自分で鏡を見ても、本当に母上に生き写しだなって思う今日この頃である。
水と共に流れるような、サラサラの薄い色の金髪。
西洋人形のような、均整の取れたフェイスライン。
プルプルの透明感のある、シミ一つない白い肌。
垂れ目がちな大きな、薄青の目。
細く整った鼻梁。
瑞々しく薄く形の整った唇。
まさしく美少女の黄金律だ。
上品で可憐で優雅で高貴で淑やかで端麗で奥ゆかしい俺。
美しいという言葉がピッタリだと、しみじみ思う。
清楚女子筆頭を確信をもって張れるな。
清楚オブ清楚だ。
ステラみたいな見た目だけのアホとは大違いの、本物のエレガントな深窓の令嬢だ。
自分でもうっとりするほど、信じられないほどの美形なのだ。
ぶっちゃけ俺の顔が俺の一番好みだ。
ナルキッソスの苦悩が今ではよくわかる。
将来はスーパーイケメン確定。
俺の予想だが父上みたいなラスボス面じゃなくて。
巷で流行ってる中性的な(笑)、なよっちいイケメンになるだろう。
女どもが好きなお顔だぞ?
おらおらアルタイル様に股開けやっっっ!!!!!
父上ほど身長は伸びないとは思うが……
まぁ親子だし伸びるほうやろ。
いや伸びる。伸びるはず。
年下のアルデバランどころかカレンデュラと同じくらいだが、成長期はこれからだ。
大食いではないが、肉も乳製品も好きだからしっかり食べている。
エビは人一倍食べてる。完璧だ。
大丈夫だ……大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫。
「――――――」
カチャリ。浴室のドアを開ける音がする。
その音の主は、無言で近づいてくるようだ。
俺の後ろから、ひたひたと歩く音が聞こえる。
誰だろうか?
俺の専属メイドはサルビアとステラのみだが……
何かあったのか?
背後へと振り向く。
「――――――え」
その足音の主は困惑の声を出すと、足元にはらりと白いタオルが落ちた。
あまりにも驚いたのだろう。
「あ! エーデルさまーーー!!! 来てくれたんですねーーー!!!約束通りわたしがお背中洗いますよ!!!」
馬鹿ステラが暢気な声で、素っ裸で走る。
こいつさては俺がいること告げなかったな? 褒めてやる。
サルビアが隣で息を呑む声がする。
だが俺はそちらに目線を少しも向けることはない。
今この時、視線は男として一点に固定しなければならない。
ぅひょひょ………………
うひょひょひょひょひょーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!!!!!!
エーデルワイスは裸のまま固まっている。
俺はその体を上から下まで、ねっとりと嘗め回すように凝視する。
「みんなでお風呂たーのしみーーー!!!」
ステラよ。今まで馬鹿だと言っていたが撤回しよう。
お前は使えるバカだ。
「…………や……ぁ……!」
そうしているとエーデルワイスは我に返ったのか、顔を真っ赤に染めて蹲る。
ふるふると体を震わせて羞恥に目を瞑る姿は、俺の劣情を刺激する。
彼女は顔を手で覆うが、時折指の隙間から俺を覗き見て、すぐに顔を伏せる。
美しい黒髪が水分を含んで真っ白な肌に張り付いて、いやに艶めかしい。
自分のエッチなところ隠せてないよ♡
気が付かないのかな♡
未来の妻の体を舐めるように見る。
前から言及していたように、上もそうだが……
下も結構……!
ふぃーーーーーひひひひひ!!!!!
「どうしたんですかぁ~~~? こっち来てください! 洗いますからね!」
「…………! ……だ……だめ……ぇ……!」
ステラが頓狂な声を出して、エーデルワイスの傍に寄る。
婚約者はふるふると首を振るが、ロリメイドの馬鹿力には勝てないようだ。
ステラに引きずられるように俺のすぐ隣に座らされた。
黒髪の少女の裸身を、血走った目で穴が開くほど見つめる。
「………フーーーッッッ……!!! …………フーーーッッッ……!!!」
俺は鼻息荒くエーデルワイスの体を粘着質に見つめていると、それに気づいた彼女は涙目になる。
そして興味を隠せないのか、チラチラと俺の体を見ると。
俺のある一点を見つめ、顔を茹蛸のように真っ赤にする。
将来のお嫁さんは硬直しながら、それを見つめ固まる。
俺はますます興奮する。
いいねぇその顔……ゾックゾクするよぉ……………♡
「……お……お兄ちゃんの……ぇっち……!」
「エーデルたん……メッ!!!だよ……? ……タオルぬぎぬぎしよぉぉぉねぇぇぇ……!」
エーデルワイスは今更自分の体を隠そうとする。
しかしプチンと大事な理性が引きちぎれた俺は、もう止まらない。
俺は立ち上がると(意味深)彼女にフラフラとにじり寄る。
「――――――あれぇ……? ……アル様の体に変なのついてるよ~~~? …………
ステラがとってあげるね!!!!!!!!!!」
ステラはゴミと判断したものをぐしゃりと握りつぶす。
サルビアとエーデルワイスの悲鳴が浴室に鳴り響く。
俺は一瞬何が起きたのがわからなかった。
激痛と共に脳みそがグチャグチャになるような嘔吐感に襲われ。
世界が消滅するかのような眩暈がした。
そして意識は遠のき、そして消えていった。
俺は死んだ。
スーパーペイン(笑)
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