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犬 吸血鬼 異世界転移旅  作者: べるしょー
始まりの国
8/25

服と首飾り

「ふぁぁ~」

知らない天井だ


「夢じゃなかったなぁ」

「わふ」


「特典のおかげで今から仕事するほどお金困ってないし、今日どうするかなぁ」


「ん、んん」

目を擦りながらニコラが起きた。


「わるい、起こしたか」


「ううん」


「そうか」


出かけると言ってバイクを国の中で乗り回してると絶対注目浴びるし

今話題の盗賊団に狙われそうだな


「はぁ・」

と思ってるとニコラがつんつん指で背中を押してきた。


「どうした?」


「ち」


「ち?血液?飲むのか?いや吸血鬼だから当然か、いいぞ」


と言って首筋を噛まれるのは恥ずかしいので腕を出す


「いいの?」


そう言われるのなんか緊張してくる

でも無理させる訳にはいかないし

男は度胸だ。


「吸っていいぞ。












いや干からびない程度に頼むぞ?献血程度で」



異世界のお母さんお父さん、俺は度胸ありませんでした。


そう言えばちょっと前、アレルギー調べる血液検査でも・・

と思い出していたら


吸われていた

吸われている部分を見たら痛く感じるので刺されてる所は見なかった。見れなかった。


「ん、おいしかった」


でも血が飲まれたがそんなに体がダルい程度にまでいかなかった。


「そんなに飲まないんだな」


「ていねんぴ」


「そうか」


そんな話をしながら着替えを済ませて、ニコラの服どうしようか

奴隷の時の服もそこまでボロボロという訳でもない


「飯食って服買いに行くか」


そうして部屋を出た。


朝食を探しに歩いていると


「おーい!兄ちゃんたち!」

昨日の屋台の人だ、移動してきたようだ


「移動してきたんですね、焼鳥3本下さい」


「まいど!」

今度はお金を払って買った


「ここら辺の服売ってる場所って何処ですか?」


「兄ちゃん達の宿の向かいのとこにあるだろ?」


指をさした方向を見ると服やアクセサリーが売られている場所があった。


「ありがとうございます。行ってきます」


服屋に入っていくと


「あ〜ん、いらっしゃ〜い」


見るからに男らしき人がスカートを履いて歩いてきた。


「あら〜!!可愛い!服探してくるわ!!」


何も言っていないのに速攻で消えていった。

オネエさんが服を探している間

適当に店をふらついていた。


そして気がつくとニコラが

古い首飾りが入ったショーケースをじっと見つめていた。


「この首飾り欲しいのか?お金もまだ余裕あるから買ってやるぞ」


「でも、」

もじもじしながら言った


「???」


「もらって、ばかり」


そんなこと気にしてたのか


「プレゼントってやつだ、そんなに気になるなら

将来お前が稼げるようになったらお返ししてくれ

っていうか古いヤツでいいのか?」


「えへへ、うん、これが、いい」


そんな話をしていると大量の服の塊が歩いてきた。


「そのレトロな首飾り買うのかしら!似合う服を選んであげるわ!ファッションショーよっ!もちろん貴方もよ!」


あ、俺の服の分もあるんですね。




数時間着せ替え人形にさせられて


「ようやく終わった〜。」

「おつ、かれ」「クゥーン」


全員フラフラしている


アイテムボックスがあるので持てないということにはならないはずなので多めに買っておいた。


店員のオネエさんの前でアイテムボックスを使ったが特に何も言われなかったので

アイテムボックスを使える人はよく居るのか?と聞いてみたところ


「使える子は大抵商人をやってたり、荷物運びの仕事をしてるから珍しいといえば珍しいけど

驚く程ってわけでもないわよ」


微チートだった。女神もそんなに甘くないか


「自分の体重分を別の空間にモテるって便利よね〜」


ん?


「自分の体重分なんですか?」


「そうよ?貴方の方が知ってるんじゃないかしら?

だからって他の商人みたいにブクブク太らないでちょうだい

あなたみたいなのは細マッチョの方が似合うから」


そういう問題か


バイクも入ってしまったので微チートどころじゃなかった

っていうか女神が甘すぎるだろ。


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