プロローグ2
こちらもミスってたので編集
「じゃあ、俺、失踪したことになってるってこと?」
「わん?」
『はい!』
元気よく言うな。
両親と俺を心配するだろうか
とりあえず
「家族とかはどうすれば」
女神に丸投げした。
『はい!元からいなかったことにするか代理の死体作って死んだことにするか、とか代理のクローン直也さん用意するか~』
え、なにそれこわい。
「じゃあ失踪じゃなくて死んだことにしておいて下さい」
死んだことにした方が余計に心配をかける必要がない
存在を忘れられたくはないというエゴで家族を悲しませるが
最後の親不孝として許して欲しい
『えへへ、じゃあ転移特典でバイクごと送りますね!これは壊れないし無限に動きますよ~
お金と
あと食料と水とナイフとテントとマッチと』
サバイバルか
「異世界ですけど言葉とかは大丈夫なんですか?」
『日本語が公用語なんで!えへへ、あと転移物のやつでよくある剣と魔法の世界ですよ!
そして、少しばかりの女神からの祝福をプレゼントしますね
異世界に着いてからのお楽しみです!』
この女神オタク文化慣れをしていらっしゃる、
でも最強の力とか魔法とか異世界チートは貰えなかった。
もしかして祝福とやらがそうなのか?
『では行ってらっしゃい!』
「わんわんワン!」
目覚めたらバイクに乗りながら平原にいた。さっきまでの空間が夢だったように
「ニコラ~大丈夫か?」
横を見たらサイドカーに乗っているニコラが
「ワンっ!」
あっ、ニコラと喋れるようにしてもらえれば良かった。
でも喋れたら喋れたで違和感あるしいいや
まぁ
「楽しみますか、異世界」
「ワン!!」
プロローグ終わりです。