表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『Re:rights』  作者: 藤崎透
Re:vival
20/139

『Re:rights』VS『Universal Soldier』

一発の銃声が葉が揺れる音に混じって響き渡る。

同時にマップには銃声がした場所に赤いマークが表示され敵から丸分かりの状態

体力はゲージは残り少なく相手に不意打ちをされ銃弾が急所を外れたとしても致命的になる可能性は高い。

誰しもがその場所から離れようとするだろう、しかしそこに立っていた人物は手に持ったハンドガンで敵を迎え撃とうと微動だにしなかった。

その絶好のチャンスを敵はもちろん逃さない、突っ立っている姿を見ると物音を立てないように背後に回り込み動かないその人物に向かってアサルトライフルの銃口を向けた。

「もらった」

自分自身でも気づかないうちに独り言を呟くと同時に指先で引き金を引いた。それと同時に破裂音を伴って放たれた銃弾は正確に急所である頭に向かって発射された。

至近距離からのヘッドショット、敵はこちらを見ていないということで相手からは完全な死角。つまり避けるのは不可能

「内海後ろだ!」

銃声と共に目の前に立つ人物が叫ぶ、と同時に体を捻りアサルトライフルの銃弾を華麗に避ける。

その動きはまるで自身の動きを全部見ていたかのように放たれた銃弾を全て避けた。

「…」

そんな、ありえない。この至近距離、完全なる死角。銃口さえ見ないで弾を避けるなんてそんな事、出来るわけがなかった。

しかし目の前で自身の銃弾を避けたのは事実だ、自分の目は確かにそれを見た。それじゃあ今目の前で起こったのは、偶然、いや偶然でもそんな芸当出来るわけ。しかしそこで一つの考えが脳裏によぎった。

相手はあの『Re:rights』なのだと

その時には考えに耽っていて頭上から降り注ぐ刺客に気づいたときにはもう遅かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ