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74話 封印されしもの2

復活宣言出しておいたにもかかわらず、大変遅くなりました。


GW期間前~期間中、仕事に追われ続け、次は各スタッフへの休み回しと機材の修繕等で時間がとれておりません。


この様な作者と小説で申し訳ございません。


週に1回更新できるかどうかがしばらくの間続くかと思われます。どうかよろしくお願いいたします。

「君たちが落ちて来た地震によってこの地に封印されていた古よりの存在であるヒュージスライムが解き放たれてしまってな。俺たちはこのスライムを悪の手から蘇らせないように守護する名を王より承っていたんだが残念ながら復活してしまったわけだ。


 これは巻き込んでしまったお詫びと言えばおかしな話だが、この王都以外5か所の王都にも古よりの存在である何かが封印させているとの事だ。この国を含め6か所がちょうど魔法陣のような役割を果たしていて、言い伝えによると何か邪悪なる存在を封印しているとの事だ。」


「それって確かに巻き込まれはしましたけど人に俺たち...ミラは寝ているから良いとして俺に話しても良かったのですか?」


 フルプレートのお兄さん...面倒だから隊長さんでいいか。隊長さんは「ああ、その事か」と言うとネタをバラしてくれた。


「ああ。それなら問題ないさ!きみはランクSSSベル・フローレンスの認めた、そこで寝ている娘であるミラ君の旦那様なんだろう?各SSSランカーたちにはこの事を各王族から聞かされているハズだし、未来のSSSランカー候補でミラ君の旦那様である君には教えたところで問題ないよ。そもそもすでにヒュージスライムを目撃しているようだったしね」


 ふむ。確かSSSランカーになるには2か国以上の国からの指名でなるとか条件があったのは裏にそんな事が在った為なのか...


「いやちょっと待て!未来の旦那さまってなんぞそれ。」


「ん?違ったのか?ミラ君から話を聞いていたんだが...」


「確かにベルさんからミラの事お願いはされましたけど違いますからね!」


「ニヤニヤ」


「声に出してニヤニヤいうなー!!」


「まあ冗談はさておき、地上に出るためにはヒュージスライムが行きかう街中を移動し、地上につながる転移装置を起動させないといけないんだ。普通は城の中にもあるべきものなんだが一般市民も地上と行き来できるように配慮した結果このような事態になってしまった。今後は改良が必要だな」


 腕を組みウンウンと頷いている隊長さん。周りの部下の人達もウンウンと頷いている。


「所でそれって地上からの増員は見込めないのですか?地下から地上に行けるなら逆もまたしかりでしょう」


「ああ、それなんだが残念な事に転移装置が現在ヒュージスライムが暴れまわった影響で使えなくなっていてな。復旧作業に丸一日必要なんだ。なのでヒュージスライムをどうにかしない限り脱出も増援も無理と言う事だな」


「マジか...」




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