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71話 地下神殿の中

遅くなり申し訳ございません


順次修正かけております。

タグに「石ころ」追加しました

「ミラ!どこだ!返事をしてくれ!」


 マサトは急いでミラの声がした辺りに来たが姿が見えない。特に周囲には争った形跡もなくミラだけが忽然と姿を消していた


「クソ!敵が居ないと思って油断してた!こんな怪しい神殿がある所なんだ、なんで俺はミラと離れてしまったんだ!」


 マサトは自分自身を罵倒しつつ何か手がかりはないかと辺りを捜索する。すると石像の足元にミラの杖が落ちていた


「これは...やはりミラは何者かに攫われたと見るのが正解か...」


 俺は急いで神殿の正面へと戻り階段を駆け上がり扉を開ける...が何故か扉が開かない。そこで魔法的なロックがかかっていないかも確認し、身体強化を使い扉を何度も叩きつける


「クソ!開け!開けよ!」


 何度も何度も扉を叩きつけるが壊れる気配も開く気配もない。

 

 そこで俺は扉を火魔法でとことん扉を熱し続けると扉が真っ赤になって行く。そこで次は水魔法を使い、急速に冷やすと熱膨張の原理で扉にひびが入ったので、また身体強化を使い扉を殴りつけるとボロボロと扉は崩れ落ちて行く。


 扉から中をのぞくとその中にまた階段があり上へと続いているようであったので、何が出てきてもいいように武器を構え階段を上り出した。







「一体ここは何なんだ...」


 マサトは階段を延々と上り、その階段の壁に描かれた絵を見つつこの神殿は一体何のために作られたのかと考察しつつ警戒しながら登っていく。すると階段の終わりが見え、そこには中規模ではあるが町と言える規模の建物が点在していた。


 そこは神殿の中にあるのになぜか太陽らしきものまであり、生い茂る木々とキラキラと輝く泉まで兼ね備えており、そして町の中央にはお城の様な教会のような...何とも言えない建物がそびえたっていた。


「人が住んでいる気配はない...?」


 俺は一応警戒したまま町中を歩いていると「ずる...ずる...」と何かを引きずる音が聞こえて来たので建物の陰に隠れながらそちらを覗く。するとそこには巨大なスライムが居て何かを消化しているようであった。


「なんだアイツは...あんなに大きなスライム見たことないぞ?とりあえず鑑定だな」


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名前 ヒュージスライム

年齢 60253歳

状態 食事中

称号 捕食者

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「鑑定lv10で見れる情報がこれだけ!?一体何なんだこいつは!」


 俺は驚きの余りつい声を出して驚いてしまった。するとヒュージスライムは此方に気が付いたのか人が小走りするよりも早い位の速度で近寄ってくる


「やばい...今はミラを探さないといけないし戦闘している場合じゃないのに...」


 俺は急いでその場を離れ、途中足元に落ちていた木の枝を俺がいる方と真逆の方に投げるとスライムはより近い、俺が先ほど投げた木の棒に向かって行く


(*´ω`)

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