閑話 その頃のセラさんは
短め
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「今日もマサト君とミラちゃん可愛かったなー」
私はギルド内の受付にてテーブルに肘を付き、物思いにふけっていた。それを見た隣の同僚は同意しつつも不満そうだ
「どうしたの?」と聞くと愚痴り出した
「セラさんは良いですよね。あんな可愛らしい、それで礼儀が出来ていて将来有望そうな子の担当なんだから。
私や他の子たちなんて大体は筋肉ゴリモリ系の人か魔法使いの声かけづらいタイプの人がほとんどだし、後はまだ礼儀のなっていない人のおっぱいガン見してくる子供か好色オヤジばっかりだもん。
ギルドには基本、礼儀のなっていない人は少ないけどたまにいるしね。高ランクの人たちばかりならもう少しマシなんだろうけど...」
「あー。それはあるわね。筋肉ゴリモリ系の人や魔法使いの声かけづらいタイプの人はまだましだけど、礼儀のなっていない子供と特に人の体ばかり見てくる好色野郎はいやよね」
そう言うと他の受付嬢たちも「うんうん」と首を振り出す
今現在、朝9時。
冒険者たちは基本夜遅くまで酒を飲んだり朝起きるのが遅いものが多いので、この時間はとても空いているのだ。
だが一部は朝早起きの者もいるし、良い依頼は早くからギルドに来ないと無くなるため、この時間帯からある程度のスタッフ数はギルドで確保している。
ギルド自体は24時間営業なのでスタッフはローテーションで務めているが、基本的には朝、夜でメンツが分かれている中の朝メンバー同士の会話だ。
そのような暇な時間、一応カウンターに座っておけば他には書類仕事などやることはあるのだが、次の引継ぎの人が来るまでにやっておけば良いため、井戸端会議ならぬカウンター会議が始まっていた
セラと同期の子は興奮した感じで話し続ける
「実際マサト君とミラちゃんはこのギルド内では一種の清涼剤よね。二人とも登録してわずか1ヶ月なのにほぼ毎日4~5個の依頼をこなしていて、あっという間にBランクに駆け上がったものね。
各依頼者からは全員また頼みたいってオファーが入っているし、将来有望なのは間違いないわ。私がもっと若かったらアタックするのに...いや...16歳差なら何とか...?」
ショタコンか...でもわかる...等と声が聞こえてきているが私は何も聞こえません...
実際もうSとAランクだしね。まあベルさんの娘さんとベルさんが認めたであろうマサト君の能力は計り知れないから本当にどうなる事やら...
未だ私以外のメンバーはノリノリで話している。早くマサト君たち帰ってこないかなー
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箸休めで新しい小説も書き始めました。
この初投稿である「異世界転移で子供に~」で学んだことや、今まで使っていなかった書き方を駆使して描いています。よろしければそちらもご覧ください。
内容はVRMMORPG系でデスゲームとかではありません。タイトルは「Heart Sun Online」です。
あくまでメインはこちらで書き進めて行く予定です。
「Heart Sun Online」...「ハートさんオンライン」ですってよ!決して作者がゲーム内に入るわけではありません。




