ギルドランクUP
2話目
「それでは二人ともカードを出せ。この場で更新をしておく」
俺とミラはギルドカードを出しギルマスに差し出す。すると机の引き出しの中から例の機会が出てきてそこにカードを入れてしばらくすると新しいカードが出て来た。
俺が渡したカードの色が白→金色に、ミラの渡したカードは赤→銀色になっていた。
セラさんに聞いたところカードの色は
H カードの色 白
G カードの色 赤
F カードの色 黄
E カードの色 緑
D カードの色 紫
C カードの色 水色
B カードの色 銅
A カードの色 銀
S カードの色 金
SS カードの色 白金
SSS カードの色 虹
となっているらしく、セラさんもチラリと胸の谷間から金色に光るカードを見せて来た。
色っぽいですセラさん。そしてSランクだったのですね。
そんな事を思いながらセラさんを見ていると、ミラが俺の脇腹を殴って来た。決して胸を見ていた訳では無いですよ!?カードの色を見ていただけだよ!?ホントだよ!?
ゴホン!と咳ばらいをしたギルマスが話を続ける
「そう言う事だから、基本的にカードは他者に見せないように。どうしても見せる必要もあるだろうがその場合の判断はマサト、お前さんに任せる。
もし何か問題があった時はセラに言え。それで対応するからな...っともうだいぶ暗くなってきたな。今日はもう疲れただろうまた明日以降、好きな時に依頼を受けに来てくれ。もちろんセラの所にだぞ」
釘をさしてくるギルマスに了解と告げ、ミラと一緒にお別れの挨拶を言い部屋を出ていく時にチラリと部屋の一角を見て扉を閉めるマサト。
今日は色々あって疲れたため早く宿に帰ろうとミラと話しながら帰って行った。
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「それじゃあおじいちゃん、私も受付に戻るね。」
「ああ」と言う返事をしギルマスはセラを送り出すが途中で気が付いたのか「ギルドマスター呼べ」とドア越しに聞こえて来た
セラはフフフと笑いながら受付へと戻っていった
二人が帰っていくのを部屋から覗く2つの影ががあった...
「あの二人が今回ランクUPさせた者か?」
「はい陛下。一人はあのベル・フローレンスの娘、もう一人は確定ではありませんがあのベルが娘のPTに知らない男を一緒に入れる訳は在りませんので身内か何かでしょう」
そう答えるギルドマスター。
そう、今ギルドマスターがいる部屋の中には何故かこの国の王、国王陛下であるフェルナンデス・ガルシア・フォン・コッメトがおり、マサトとミラの帰っていく姿を窓から覗いていたのだ。
「所で毎回城から抜け出してワシの所に来るのそろそろやめないのか?家臣が心配するぞ?フェル。
ワシとしても使い分けるがなんせ面倒だし、後、お前のそのしゃべり方気持ち悪いから俺と二人っきりの時はやめろって言ったろ」
「お前までそんな冷たい事言うなよ。学生時代からの付き合いだろ!
そもそもお前だってさっき丁寧な言い方してたろ!そっちこそ気持ち悪いわ!それに遊びに来るのは仕方ないじゃん!なんせ国の王なんだからストレスマッハなんだよ!
ついこないだベルをおちょくったら、ドSのメイド長にボロクソ言われてへこんでるんだからな!」
そう、この二人は幼いころからの同期であり、同じPTにいたこともあり未だに付き合いがある間柄なのだ。
王様であるフェルナンデスは事あるごとに城を抜け出しこの部屋でダラダラしている。
余計な混乱を招かないよう、誰か人の気配がすると光魔法の「ミラージュ」と「隠密」を使い、部屋の隅でおとなしく過ごしているので、ギルマスとしても余り強く言えない所もあった
「そういえばエル、気が付いたか?」
「ん?何をだ?」
急に話を振られ、疑問を返すギルマス
「あのマサトとか言う奴、俺の事気が付いていたぞ。帰り際俺の方をチラ見していた」
そう、マサトがミラを連れて部屋から出るときにチラ見したのは王様であった
しかしマサトはこの世界の事について知らないことが多く、王様の事をただの護衛程度に捉えていたのだった。
「まさか...ありえん!フェルの能力を知っていて、更に索敵や鑑定があって初めて気が付ける程度の違和感しかないんだぞ!?それを気が付いたなんて...」
ぶつぶつ言いだすギルマスを見て、「あ、これもう話聞かないパターン入ったわ」と小声で言い城に帰ることを伝える
「まあ、たまたま目が合っただけという可能性もあるがそれじゃあ帰るわ、またねーん」
ひらひらと手を振りながら転移で城に帰っていく王。そして一人でぶつぶつ言い続けるギルマスが一人取り残されるのであった
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