初心者講習終わり
最近2日に1回程の更新が内容的にも、文章量的にもちょうどいいなと思い出しました
ははは、おじさんか!と笑いながらミラの頭をポンポンするギルマス。すると先ほど散ったはずの冒険者たちが木陰から覗いているのを見かけ、俺の部屋へ来いと皆を促し、ぞろぞろと後をついて移動する
「さて、マサト、お前さんだがあの魔法は何なんだ?確かに準備時間は与えたがあの短時間でこの俺を気絶させるだけの威力を出すなんて到底考えられん。
1回目の炎の渦、あれは魔法同士を合成し石の破壊で発動したのは分かったし、剣にも魔法を込めたのも理解できる。
しかし2回目のあの爆発はいくら考えても分からん!手の内を見せろとは言わないが一応聞くだけは聞いておかんとな」
机に座り腕を組みながら聞いてくるギルマス、俺は別に効かれて困るものでもないため、素直に水素爆発であることを伝えるが、案の定、水素って何だ?的な顔をミラも含め3人とも首をかしげる
まあ、この世界、ギルドカードとか訳の分からないシステムがあるくせに中途半端な技術発展しているから知らないでも無理はないだろう
俺は水素爆発の原理について細かく説明していくとミラを除く2人の顔色が悪くなっていった。
ミラは途中までは「うんうん」と言っていたが、話に飽きたのか椅子の上でゴロゴロし始めた
「おいおい、そいつはやばいだろう。お前さんの合成を使えばそのあたり中に罠を仕掛ける事だって出来るじゃないか。
それこそ水素と酸素?を込めるだけなら爆発しないのだろう?それを大量にストックして置けばたとえエンシェントドラゴンだろうが一撃じゃねえのか!?」
どうやらこの水素爆発のやばさが伝わったみたいだ。だけどこれには弱点もある
「そうですね。ただ、弱点は石の温度を527℃以上に熱さないと水素爆発は起こりません。そのため氷系の魔法をほぼ制限なしで使用されたり...
とにかく何らかの方法で527℃以下にされると使用できませんね。
合成以外では石に込めずに例えば、密閉された容器に入れるなどしたら可能かもしれませんけど、その場合は割られてしまえば空気中に拡散してしまい、すぐに霧散するため爆発させるのは困難でしょう」
ふむ...とつぶやき黙り込むギルマス、セラさんもギルマスの出方を伺っているようであった
「よし!マサト、お前はギルマス権限でSランクにランクUPとする!なお拒否権はない!本来ならもっと上げたいがワシの権限ではSまでしか上げられん!後はそのPTであるミラなのだがちょっとこっちに来てくれんか?」
ミラは「ほえ?」と言ってギルマスの横に並ぶ。するとギルマスが「ちょっと鑑定させてもらうよ」と言って鑑定をした
「うむ。まだ低レベルだがお前さんの加護もついているしこの様子だとすぐに頭角を現してくるだろう。なに、ベルの娘だ、才能は保証されている様なものだ。
受け答えや、過去の依頼達成率についても問題はないようだしお前さんはランクAとしておこう。
ただし、二人ともちゃんとした手順で上がった訳では無い。ランクが高くとも護衛依頼や討伐依頼を積み、経験をためることだ。
後はマサト、お前さんがちゃんとミラを見ておけ。お前のステータスは今見えているステータス通りではないだろう?なんせ手加減していたとはいえまともに戦えていたのだからな」
ギルマスはニヤリと笑いながら言ってくるので俺は素直に「分かりました」と答える
「ああ、それとセラ、もう解っているとは思うが二人はまだ子供だ、いくら何でも先ほどの騒ぎで他の冒険者たちもマサトがただ物じゃないことは知れ渡ってしまっているだろう。
だからお前が二人専門の受付となれ。
馬鹿な輩は弾いているから問題はないと思うが、こんな子供が自分たちより高ランクだと分かれば要らぬ摩擦を生んでしまうからな」
マサトは話を聞いている中で不安に思っていた点をギルマスがちゃんと解決してくれたので、特に異論もなく受け入れる。
セラさんもギルマスの命令だからとかではなく、摩擦が生まれたときの事を考えていたのか、ホッとした表情で了承していた。
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