初心者講習と言う名のバトル2
少し長めです
マサトは瞬間的に身を縮ませ、地魔法で自分の正面に分厚い障壁を用意したが、それでもその障壁の端がぼろぼろと衝撃で崩れ落ちて行った
その巨大な爆発が収まった後ギルマスの方を見ると爆発の中央地点でくたばって...倒れていた
俺はやりすぎた!と思い、すぐさまステータスの確認をする
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ステータス
名前 エルネスト・ケニーLv98
年齢 50歳
冒険者ランクSSS (ギルドマスター)
状態 気絶
HP 5,687,505/5,515,603,584
MP 230,500/305,658,698
攻撃力 523,685,042
守備力 452,665,231
魔法攻撃力 253,842,498
魔法防御力 354,868,214
敏捷 352,456,821
幸運 999 (MAX)
称号 限界を超えしもの
悪魔と言われしもの
世界の命運を握るもの
ギルドマスター
孫娘LOVE
スキル 刀剣 lv10
槍 lv10
弓 lv10
盾 lv10
体力回復上昇 lv10
攻撃力上昇 lv10
防御力上昇 lv10
手加減 lv10
隠蔽 lv7
限界突破 lv10
全属性耐性 lv10
威圧 lv10
索敵lv10
鑑定 lv10
火魔法 lv8
地魔法 lv10
無属性魔法 lv10
空間魔法 lv10
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良かった...死んでない!しかし水素爆発予想以上だったな...今後は使い所は気を付けないとな
そう俺は魔力操作をフルに使って、水魔法を中から水素だけを抜き取り、風魔法からは酸素だけを抜き取ったものを一つの塊として合成し、手に握りこんでいたもう一つの石に入れておいたのだ。
水素は空気より軽いため空へ上って行ってしまう特性がある。そのため石に込めたら要はスプレー缶の様に留めておくことが出来るのではないかと考えたのだ。
そうして空気と混ぜ合わせて投擲、そこに火魔法を当てることにより急激に温度が上昇し、化学反応を引き起こし水素爆発が起きたのだ。
まあなぜ石に気体を込める事が出来るのかわからないが、魔法の能力と合成の能力はファンタジー産物なのだから出来たのだろう
そのうちちゃんと調べておこうとマサトは心に誓っていると、ギルド内から職員と冒険者たちがわらわらと中庭に出て来た
「マサト君。さっきすごい爆発音がしたけど大丈...ぶ...っておじいちゃん!?どうしたの!?大丈夫!!!?」
青い顔してギルマス...エルネストさんをゆするセラさん。と言うか孫娘ってセラさんの事だったのね
「誰か!回復魔法を!早く!」
セラさんは周りの職員や冒険者の中で回復魔法を使えるものがいないか声をかける。すると数人がバラバラとギルマスの前に集まり回復魔法を唱えだす。その中にはミラもいた。
しばらくすると気絶から回復したのか、ギルマスがムクリと起き上がり、周りを見渡し俺と目が合うと急に大声で笑い出した。
先ほどまで心配していた職員や冒険者たちは何事かと思いオロオロしている
「おじいちゃん!?大丈夫!?頭打った!?」
「いや、大丈夫だ。久々に命の危険を感じたのが可笑しくてな!ククク...」
ギルマスは笑いながら立ち上がり周りの職員や冒険者たちに告げる
「ワシは大丈夫だ!皆持ち場に戻れ!セラとマサトはこの場に残ってくれ。さあ!散った散った!」
手をパンパンと叩きながら解散しろと言うギルマスに皆従いバラバラと帰っていく。ギルマスは爆発による中庭の地面を地魔法で慣らし、戦闘を始める前の状況に戻した。
そうして直した後、ギルマスはミラを見つけ声をかける
「ん?お前さんも戻っていいぞ?」
「私はマサトのパートナーなの!だから一緒に残ったの!」
ミラは俺の腕をつかみ抱いてくる。そこで俺は先ほどの戦闘でケガを負っていたのか痛みを感じたのでミラに回復してもらった
ギルマスはその光景を見ながら、本当にパートナーか?と聞かれたため、その通りですと答える。するとセラさんがベル・フローレンスの娘であることを告げていた
「おお、お前さんがベルの娘か...確かに若いころのベルにそっくりだな。よし、お前さんもここで一緒に話を聞くと良い」
「ありがとう!おじさん!」




