6話 自己紹介
朝起きてPC立ち上げてみたら、何と!6名もの読者様がブックマークして下さっていました!
朝からテンションがかなり上がりました!ありがとうございます。
では本日分をどうぞ。
2016/2/15全体編集 2016/4/22 一部編集
「あの...大丈夫?」
おずおずと此方を確認する子供よく見てみると髪がショートカットで気が付かなかったがわずかながら胸のふくらみが見て取れる。女の子だったのか
「ええ。大丈夫ですよ。それよりケガとかしていませんか?後、ここは何処ですか?それと...」
「ちょっ待って。待ってって!一度に言われても分からないよ!あ、それより助けてくれてありがとう!」
(大丈夫と言ったもののまだ心の整理がついていなかったようだ。初めての命の取り合いを経験したばかりだしな。こんな小さな子供に対して焦って言い過ぎたか)
「ごめんね。俺の名前は雲母雅人。こちらで言うとマサト・キララになるのかな?7歳だよ。(本当は30歳だけどね)君の名前は?」
「私の名前はミラー・フローレンスだよ!ミラって呼んでね。私も7歳だよ!同い年だね!
改めて助けてくれてありがとうマサト!それよりマサトも私と同じ7歳なのにシルバーウルフを倒すなんてすごいね!」
そういうとキラキラとした目でこちらを見てくるミラ。
(やめて!見ないで!そんな純粋な目で見ないで!勢いで戦ったとはいえ魔物だったなんて知らなかったし、運よく勝てただけなのだから)
「そうか。じゃあミラって呼ばせてもらうね。ミラはなぜこんな森の中に?」
「それはね、冒険者ギルドのクエストで薬草採取をしていたのだけど、いつの間にか森の奥に入り込んでしまっていたの。
気が付いた時にはもう奥のほうまで入りずぎていて、戻ろうとしたときに魔物が襲ってきて必死になって籠を盾にして助けを呼んでいたら、マサトが助けに来てくれたの!」
(冒険者ギルドだと!あのよくある伝説のギルドか!って伝説ってなんだよ!まてまてまだ興奮するのは早いぞ)
「そっそうなんだ籠を盾にするなんてナイスな判断だね!所でギルドってやっぱり...」
「うん!この先にあるコメット城下町の冒険者ギルドだよ!私はこの間、冒険者ランクGになった所なの!
それでうれしくなって薬草採取をして夢中になって...ママ...ぐすん...」
「あわわ。大丈夫!俺も一緒についていくからさ!元気出して!帰る方向は分かっているんだろ?なら大丈夫だよ!」
「本当...?」
「ああ!俺は嘘なんてつかないよ!むしろ一人で困っていたんだから!」
「ふふっマサトは面白いね!じゃあいこう!」
そう言って籠を背負い直しマサトの前を元気よく歩いていくミラ。マサトはシルバーウルフからナイフを抜きつつ、ミラの後姿を見ながらまだ見ぬ町の事を考えていた。
(*´ω`)
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