魔術学院内でのお仕事2
しばらくの間2~3日に1話か2話程度の更新になると思います。申し訳ございません
「何だかさっき正門のあたりが騒がしかったようだがなんかあったのかねぇ?」
「さあ?なんでしょ?」
聞いてきたおばちゃんの言葉を華麗に流し俺は作業に取り掛かる。内容は剣術学院と全く同じ内容だったのでとっても楽ちんでした。
そしてまたもやお茶に誘われたので今回はカフェではなく社員食堂ならぬ教員専用食堂にてまったりタイムです
「いやー。あんた凄いね。身体強化もそうだけど魔法の制御技術もなかなかのものだね、まだ学院に行ってない歳だろ?今何歳なんだい?」
「はい、今7歳ですね、半年後の入学の時にお世話になった人の娘さんと一緒にこの学院に通う予定ですが...」
「ん?どうしたんだい?」
おばちゃんが聞いてきたので俺は自分が今子供なのを良いことに言いたい事を言う事にした
「さっき正門で騒がしかったのは僕が来た時に絡まれたからなんですよ。何もしていないのに逆恨み的な感じで文句言われたから逃げて来たんです。
なのでここに入学したらあのバカ...失礼、上級生に絡まれるのが心配で」
「そうかい、まったく!他人を見下すのはやめなさいって何度も言っているのに話を聞くのはその時限りだね、まったく。」
何だかブチブチ言い出したおばちゃんをを見ながら、俺は席を立つ
「それじゃ、この辺りで失礼しますね。」
「あ、ああ。すまんね、うちの学生どもが馬鹿な事をしてしまって、中には良い奴もいるからあまり嫌いにならないでやっておくれ。それじゃあまた機会があればよろしく頼むよ。それと帰りは教職員用の通用門を抜けておいき。その方がまた馬鹿な奴に合わなくて済むよ」
おばちゃんが学生の代わりに謝って来たので、俺としては逆に申し訳ない気持ちになったが、素直に受け入れて「ではまた」といい通用門へと足を運ぶ。
職員の人たちにガン見されながらマサトは無事外へと出るのであった
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マサト君が見えなくなると早速私は用務員室に帰り服を着替え、自分自身にかけていた魔法を解除する。すると着替えが終わったタイミングで本物の用務員のおばちゃんがやって来た
「学院長はホント悪戯が好きですね。そうして私の様なおばちゃんに変装して校内を巡回するのですから」
そう、先ほどまでマサトと話していたのは魔術学院の学院長であった、
「そうね、私みたいなエルフは長生きだからある程度以上年を取ると悪戯したくなっちゃうのよね。まあそのおかげで面白い子に出会えるのだから止められないのだけどね」
「ハイハイ、解ってますよ。まあ、お茶でも飲みますか?今日あった事でも聞きますよ」
おばちゃんは机の上にお茶菓子を出し、お茶を入れ学院長に差し出すと学院長は早速マサトの事をしゃべり出すのであった
学院長だとはバレていただろう!
だがエルフだ!
年齢は...




