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冒険者スタート 雑用でも冒険者には変わりないよね8

やっと8個の依頼終わり。後残すは2個だ!

うほ、なんかめっちゃ注目されているな。

いやいや、そこの奥様。私は奴隷じゃないですよ?そこのお兄さん、イジメにあっている訳でもありませんて。

お、そこの冒険者さん中々鋭いね。そう、ステータスが高いから出来ているのですよ。...あ?実は軽いだと!?じゃあ引っ張ってみろや!腰やっちゃうぞ!?

いかんいかん、ついつい心が荒ぶってしまったな。あまり周りを気にしないようにサクサク運びますかな


ふー。とりあえずギルドに到着したのは良いけどこんな大荷物をそのまま受付に持っていくわけにもいかないよな。とりあえずここに置いといてセラさんに聞いてみよう


「セラさーん商人ギルドからの荷物ですけど何処に置いたらいいですか?」


丁度カウンターに座ろうとしていたセラさんを見つけて声をかけると裏手に回ってと言われたため了解と言っておく


「裏手ねー。そういえばギルドの裏手側とか今まで気にしたことなかったなー」


俺は独り言を言いながら荷物を引き進んでいく。すると受付嬢さんたちが休憩なのかシフト上がりなのか、出てきている所を見つけたのでそこへと歩いていくと受付のお姉さんたちがギョッとした目で此方を見、手伝おうか?と聞いてくるがやんわりと断りを入れギルドの敷地内へと進んでいった。

どこか遠くで「アレがセラの...」とか聞こえてきたが何の事だろう?


「セラさん荷物持ってきましたー」

「ありがとうマサト君、これまた大量の荷物ね。重たかったでしょ。そこに置いといてくれたらいいわよ。後は職員が片付けるから」

「分かりました。では...」


俺は荷車から荷物をドンドンと降ろしていくと荷車を空間魔法にて収納した


「お疲れさま、マサト君。...うん。荷物の数は間違いないみたいね。それじゃあ受付に行きましょうか」


俺はセラさんに返事をし後ろを付いて行く。おお、こんな感じになっていたのね


「セラさん。あそこに見える広場みたいな所は何ですか?」


セラさんは俺が指さしたところを見て「ああ!」と言い説明してくれる


「あそこはねギルドランクが一定以上になった時に、さっきマサト君が持ってきてくれた刃のつぶした武器とかで模擬戦をして実力を確認するところよ。まあ、ランクUP試験ね。マサト君があそこを利用する時で一番近いのはGランクになった時にある初心者講習かな。後はもしこの王都が攻め入られた時の民間人の避難場所とかに使われているわ。


さ!受付についたわよ。一応表に回ってね、そこでこの依頼の完了手続きと報酬支払をするからね」

「あ、すみません。他にも完了した依頼があるのですけど一緒に完了手続きをお願いいたします」

「はい分かりました。では書類をお預かりしますね...は?」


俺は今日完了した依頼の書類をドサドサと置いていくとセラさんが変な声をだした。あれ?そこまでやりすぎたつもりは無かったけどやりすぎたのかな?


「マサト君...君一体何をしたの!今日1日...いいえ!約半日でこんなに依頼を終わらせるなんて!」


いやん。セラさん。そんなに大きな声で言わないで。周りの人の目が気になるわ


「ほら、あれですよ。受注より1日以内の依頼が多かったでしょ?だからこれくらい普通じゃないの...ですね。すみません」


じろりと睨まられ少しずつ尻つぼみな声を出してしまう


「いえ、確かにこれだけの依頼をクリア出来た事はとても有り難いですし評価にもつながります。優秀なものがやれば出来ないこともない程度ですが半日って所が...。

まあいいです。とりあえず依頼達成お疲れ様でした。これが各詳細です」


そうセラさんが言うと各依頼ごとの報酬一覧を出してきた


=====================

草抜き 銅貨10枚→20枚

ゴミ掃除 銀貨1枚→銀貨10枚

猫さがし 鉄貨18枚→金貨5枚

荷物の運搬 鉄貨2枚

宿の手伝い 鉄貨2枚

ドブさらい 鉄貨2枚

祖父母の話し相手 銅貨10枚とお菓子

各ギルド間のお使い 鉄貨20枚


以上。合計報酬 金貨6、銀貨2、鉄貨9 枚(10枚単位で1貨幣ランクUP)

=====================


おお、意外と1日で稼げるものだな。特に依頼料UPが大きいな。


「ありがとうございます。所でミラは今どこにいるか分かりますか?今日はもう終わりにして宿に戻ろうと思っているのですが」


セラさんにミラが2階の書庫にまだいると伝えられたのでお礼を言い2階の書庫へと行く。するとそこには本に挟まれ、机に腕枕をし。スヤスヤと寝ているミラを発見した。

俺のために色々と調べてくれていたミラだが、やはり7歳児。長時間の集中力はなかったようで調べ物をして書き出していたであろう紙に書かれた文字は段々とミミズの様な字になって最後はただの横線になっていた

うーん。このまま寝かせてあげるのも良いけど途中で起きたら夜中絶対寝れないよな...可愛らしいからこのまま見ていておきたい気もするが起こすことにしよう


「ミラ、ミラ。起きて、もう夕方だよ?.......大好きだよミラ」


名前を呼んでも起きなかったミラは俺が「大好きだよ」と言った辺りでガバッ!!っと飛び起きた


「はにゅ?今マサトが告白してくれた気がすりゅ?」

「おはようミラ。お疲れさま。今日の依頼は終了したから宿に戻ろうか?」


俺が言うとミラが段々と目が覚めて来たのか俺をしっかりと見て返事をする


「ん?おはようマサト。私寝てたの?ごめんね、あまり調べ物出来なかった」

「いいよ。俺のために頑張ってくれてありがとう。それじゃ宿で晩御飯食べて寝ようか」


俺はミラの頭をなでながら起き上がったミラと一緒に宿屋へと戻るのであった。

あ、積み上っていた本たちはすべて戻しておきましたよ?


(; ・`д・´)

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