5話 第一村人発見と初戦闘
アクセス解析という機能を発見!(全然使いこなせていない(´・ω・`))
皆さま御覧下さり、ありがとうございます。
2016/2/15 全体編集 2016/4/22一部編集
「移動するのは良いとして、どっちに行くか...」
そう、今雅人の目の前には泉を中心として右を見ても森、左を見ても森。もちろん泉の奥、前方も森であり背面も森なのだ。
「仕方ない、とりあえず右に進むか。そのうちどこかに出るだろう」
そう独り言を言うとナイフの感触を確かめつつ森に入り、枝をかき分け進むこと幾ばくか。その時ふとした違和感を感じ取る雅人。
(ん?なんだろう?今の感覚は?なんかこうヌメッとした嫌な感覚が...空気が変わったというか真夏のクーラーの効いた部屋から急に出た時に感じるあの感じというか。
まあ気にしても仕方ないし。それよりも食料と水だ。今はまだ大丈夫だがこの状況がいつまで続くか分からないし、早めに食料と水を確保しておかないと)
そのようなことを考えつつ更に奥へと進むと道らしきものを発見した
「おっこれは道かな?やけに草が倒れているし...でも土が出ているほどではないからあまり使われていないのかな?
緩やかにだけど傾斜しているしこの道に沿って下っていけばきっと主要道にも出るだろう」
「キャー!!」
「ん?悲鳴?テンプレだけど第一村人発見か!?とにかく駆けつけて様子を伺おう。盗賊とかなら確実に返り討ち食らうだろうしね」
現場に駆け付けてみるとそこには子供が一人、大きな籠を盾にしながら2メートルは在るであろう巨大な狼らしきものに襲われている所だった。
「いや、でかすぎるだろあの狼!?って言ってる場合じゃない!早く助けないと!
しかしどうやって助けるんだ?手持ちにあるのはナイフ1本だし。
そういえば動物は基本的に鼻が弱点って聞いたことあるな。上手く何かで鼻を強打出来たら隙が生まれるかもしれない...」
何かないか!?と辺りを見回すとちょうどお手頃サイズの石がありそれを手にする雅人。
「誰かー!!助けてー!!」
「やばい!早く行かないと!...こっちだ!くそ犬!かかって来いよ!」
「ガルルルルル」
馬鹿にしたのが伝わったのか子供を無視してこちらに向かってくる狼。
大きな口を全開にして今にも噛み切ろうとしてくる。だが雅人も自分の命が掛かっているのだ。ひるんではいられない。
「くそぉぉ!これでも食ってろ!」
「ギャルン!!」
そう言って先ほど手にした石を狼の口の中にねじ込んだ雅人は、ナイフ片手に狼の鼻にナイフを突き立て勢いのままナイフを滑らせて狼の目に突き刺した。
ゴリュッ!!とした感覚がしたと同時にナイフの根元まで刺さり狼が痙攣をおこしドサリと倒れた
「やっば!...心臓が!...痛い!...様子を見ようと思っていたのに!なんで俺戦っているんだ!」
はぁはぁと大きく息を吸いつつ自分の行いを振り返る雅人。いくら上手く倒せたからと言ってこれは偶然の産物でしかない、そう言いつつも子供が無事だったのかを確認しなくてはならないと思い出し視線を向ける。
(*´ω`)
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