冒険者スタート 雑用でも冒険者には変わりないよね1
1/20 「草抜きクエスト」なのに表現ミスにより「草刈り」になっていたため訂正しました
ご指摘ありがとうございます
「いえ、マサト君がしっかりとした受け答えをしているからちゃんと考えてこれらの依頼を受けたのだろうとは思ったけど、まだ一度もクエストしていないから時間配分とか厳しいんじゃないかな~ってね...ハハハ」
ミラや周りの人は特に気にしている感じはなかったがどう見ても怪しい...がどうせそのうち俺の力はばれてしまうんだ。気にしすぎるのも無駄だろう。
バレル時はバレル。その時までに自分や周りの環境を整えておくべきだと改めて考えながらとりあえず受注してもらう
「はい、では登録できました。マサト君、あまり無理しないようにね」
「ありがとうございます。では早速クエストに行ってきます、ミラはどうする?」
「私はこのままギルド2階にある書庫で新しい魔法やマサトの役に立てれるものでも探しているね」
「ああ、じゃあ行ってくるよ」
「いってらっしゃい~」
ミラが腕をブンブン振りながら送り出してくれた。よし!頑張るぞー!
「すみませーん。ギルドでクエスト受けて来たのですけど...」
俺はまず『庭の草抜き』クエストにやってきた。軒先から腰の曲がったおじいさんが出てきたのでどこを抜くか聞き、準備に入る
「すまんのう、最近腰を痛めてしまったから草抜きが出来なかったんじゃ。
終わったら呼んでくださいな。確認した後、報酬を渡すからのぅ」
「はい、ズパッとやっちゃいますよ!あ、すぐ終わると思うのでそのまま見ていてください」
言うが早いか俺は魔力を練り地面ギリギリの約1ミリ程度の高さで、風の刃を草の生い茂る庭全体に放った。
すると気持ちが良い位にスパスパと草が刈り取られ倒れて行く。
ふと気が付いたがこれでは『草刈り』になってしまうな根っこも処理しなくては...
俺は地魔法を使い根っこを地上へと持ち上げる。余計な土はついて来ない所がポイントです。
その草と根っこを風魔法を使い一か所に集める。それを空中に留めたまま燃やし尽くした。
これなら初めから根っこごとやった方が早かったな。次からはそうしよう。もしかすると薬草系のクエストを受ける時にも応用できそうだしな。
「終わりました。終了の確認をお願いします」
そう言い振り返るとおじいさんが曲がっていた背筋を見事なまでにまっすぐと伸ばしプルプル震えていた
あれ?やりすぎたのかな?魔法の使える世界ならこれくらい普通だと思ったけど...
「素晴らしい!わしも若いころは魔法でブイブイ言わせたもんじゃが最近の若ものは軟弱でいかんと思とったのじゃ!だがこの魔法の使い方!もはや芸術じゃ!
おお!すまん、依頼の終了確認じゃな。文句なしのOKじゃ!報酬も上乗せしてもらうよう書いておくの!」
「ありがとうございます。また何かあったら手が空いていれば来ますのでよろしくお願いします」
「おう!たっしゃでの!」
急におじいさんが元気になったから驚いたよ...さて次の依頼だ
「すみませーん。ギルドクエストのゴミ掃除受けて来たのですけど...」
「よく来てくれた!待っていたよ!早速だが現場に行こう!」
筋骨隆々なナイスガイのおじさんが出て来た。おじさんはごみ収集業を営んでいるみたいなのだがなんでもゴミ捨て場近くにある近所の家がゴミを持ち帰りゴミ屋敷となっているらしく、近隣の人たちからクレームが出ていたらしい。
そこに住んでいた人は迷惑防止条例違反で兵士に捕まったとの事で鉱山での強制労働1年間だそうな...厳しくないか?まあ迷惑防止条例違反が異世界にもあるのがびっくりしたが迷惑をかけたらダメ!絶対!
「ここが現場さ」
「ほう...これは中々のゴミ屋敷ですな」
家の壁が崩れ落ちており、辺りには衣類や生ごみ、木材などが散らばっている
ぐるっと家の外周をみて回り思ったことを口にする
「あの、これ依頼では1日以内と書いていましたが普通にやっても終わりませんよね?」
「ああ、だから定期的に出して少しずつ片付けているのさ。この今の状況でも半分は奇麗になっているんだぞ?」
これで半分とはまた...まあ重機の無い世界だ、時間もかかるだろう
「分かりました俺が一気にやっちゃいます!」
サクサクすすむ




