2話 これってやっぱり異世界転移?
2話目です。まったりとどうぞ。
2016/2/15 全体編集
俺の名前は 雲母 雅人30歳独身。スキューバダイビングショップを営む、ごく普通の一般人だ。
売り上げは少ないが好きな事をして生きていることに満足している。
とある時、新しいダイビングポイントを探していたら急に天候が悪くなり、海から船に乗り込もうとしたとき海に雷が落ち、そのまま海に投げ出された。
機材は船に乗せていたが、まだウエイトを付けたままだったのが災いしたのか、本来ならウエットスーツの浮力もあり浮くはずの体が沈んでいく。
このまま死ぬのかなと思いながらも雷に撃たれ、しびれる体をどうにか動かしウエイトをクイックリリースし、浮力に任せ浮上していく。
「ごふぉっごほっごほぅ」
肩を大きく動かしながら全力で呼吸をし生きている事を実感する俺。
体のしびれもだんだんと取れてきたので、そのまま空を見上げつつ呼吸が落ち着くまで待っているとふとした事に気が付いた
「あれ?海で溺れたはずなのに水が塩辛くない?」
そう雅人は海にいたにもかかわらず、水が塩辛くないことに違和感を覚え周りを見渡すために上体を起そうとした。
「ん?なんか装備がやけにぶかぶかだけど雷に撃たれて伸びたのかな?まあいいや、とりあえず状況確認...を?」
そうして辺りを見てみると何と一面の木が生い茂っている泉だった
「は?いやいや、まてまて。俺は海で泳いでいたはずだ。なんで泉にいるんだ?」
と言った所で先ほど気が付かなかった新たな違和感を感じる雅人。
「というか俺今声が異様に高くなっていないか?それどころかどんどんと装備のサイズがぶかぶかになって来ているような...」
そう言っているそばから信じられないものを目撃する雅人は絶叫を上げる
「今手のサイズが小さくなったような...って気のせいじゃねぇ!急いで陸に上がらないと」
そうして俺は持てるすべての力を使い陸へと泳いでいく
「くそっ!普段ならもう陸に上れているのに思うように進まない!」
体が小さくなったことに加え、ウエットスーツなどの装備が水の抵抗をフルに受けているのだ。
装備を脱げば早く陸にたどり着けるのは分かるがその時間すら惜しく感じる。
そう考えているうちにも陸が近づき何とか這い上がる雅人
「はぁはぁ...何とか泳ぎきったが大分体が縮んだな...まあ嘆いてもしかない。とりあえずこの泉の水を吸った物も危ないかもしれないから脱ごう。」
そう言いながら装備を脱ぎながら雅人はこれからの事を考えていた
誤字脱字ありましたら。教えて下さると幸いです。
時間があるときに少しずつ書き溜めていってます。そのうち(連休等仕事のため)それ以外では毎日投稿出来たらなと思いつつ...
当分の間は週2回予定だけどね!