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異形戦記  作者: 四次元
3/13

第2話 騎士団のメイド達

ナシェルはふてくされていた。


ファーリーン王国東部に位置する旋風の騎士団の館のドアの前で堂々と腕を組んで胡坐座りを決め込み、一人で座り込みの抗議を行っている。


「あのねぇ、ナシェル君。気持ちは解かるけどー もう今から文句とか言われたところでどうにもならないしさー… いい加減、そこから動いてくれない?」

「いやです! 隊長さんが帰ってくるまでここにいます!」


館に仕えている茶髪の若いメイドの言葉も全く意に介さず、ナシェルは玄関の前から全く動く気配が無い。


「だいたい、ウェルチの奴が抜け駆けしたのがいけないんだ…!」


少年はまだ二次成長期が始まって間もないくらいで、声変わりも半ばと言ったところ。

青銅の鎧を着込み腰にはロングソードを携え、格好は既に戦う者のそれとなっている。

今の時代、この程度の年頃の少年が戦場に出ることは別段珍しいことではないが、

それにしてもこのナシェルはまだ幼すぎる印象があった。

まだ実戦を経験したことが無いので、当然ではあるのだが。


若いメイドが少年の扱いに困り果てていると、後ろから20代後半くらいの落ち着いた雰囲気のある黒髪のメイドが近づいてきた。


「サティ。まだこんなところで油を売っていたの?」

「ノーマさん… この子中々強情で…」

「まったく…!」


ノーマはこの屋敷の使用人のまとめ役、要は言うところのメイド長である。

メイド達の中でも最年長、また旋風の騎士団の隊長よりも年上で、その堂々とした物言いのおかげで彼らも頭が上がらない存在である。

寧ろこの館の中では彼女に逆らえる人物がそもそもいない。


「ナシェル君… だったかしら? いつまでそうしているつもり?」

「…ここの隊長さんが戻ってくるまでって言ってるじゃないですか」

「彼ならあと一週間は戻らないわよ。それまでずぅっとそこに座っているの?」


ナシェルの顔に僅かに動揺が現れたのをノーマは見逃さなかった。


「大体隊長が戻ってきたところでどうするつもりなの? まさか旋風の騎士団に入りたいととか言う」

「そのつもりです」

「…はっきり言わせてもらうけど十年早いわ。出直して来なさい」

「なんだと!?」


ナシェルは怒鳴るようにして言い、ノーマを睨みつける。

そして腰から剣を抜き、彼女の喉元に切っ先を突きつけた。

隣でサティが「キャァッ!」と悲鳴を上げ、怯えたように体を縮こませるが、ノーマは微動だにしなかった。


剣は震えていた。


ノーマは軽く溜息をつく。

そして、素手でゆっくり剣の刃先を押しのけながら、右足を一歩前に踏み出す。

「え」っとナシェルがさらに動揺した瞬間、彼の頭上に拳骨が叩き落とされていた。

ナシェルは頭の鈍い痛みに思わず殴られた部位を押さえてかがみこむ。

彼は涙目になりながらも上目使いにノーマを睨みつけようとしたが、上から見下ろすノーマの鬼気迫る表情を見てしまい、反射的に目を地面に逸らしてしまう。


「そうすれば相手が怯えてくれると思ったのかしら? 剣さえ持てば強くなれると勘違いしているような子供は、戦場の肥やしにもならないわ。もう一度言います。さっさと自分のお家に帰りなさい」

「ぐぅっ…!」


毅然とした態度を取り続けるノーマであるが、その横ではサティが「あわわわ」と文字通り指を銜えて震えていた。

だがナシェルはまだ自分が屈服したと認めておらず負けじと声を張り上げる。


「ウェルチは… あいつは違うって言うんですか!?」

「…いいえ。あの子も帰ってきたらお仕置きです。それもとびきりこたえるのを、ね」


ノーマの眉間が僅かに緩む。

口元は笑ってはいるが、既にどす黒い印象しか相手に与えていない。

それを見て流石の少年も恐怖というものを理解したようで、


「わかった… 今日のとこは帰る…」

「それがいいわ」

「でも… 一週間後だな!? その時は隊長さんと直接話しに来るからな!」

「…好きになさい」


ナシェルは捨て台詞の様に再来を告げると、髪型がオールバックになるくらいの速度でその場を逃げ出すように去っていった。

姿が見えなくなるのを確認すると、ノーマとサティは同時に溜息をつく。

その意味は異なっていたが。


「ノーマさん、素手で剣押しのけるとか見てる方はたまったもんじゃないですよ」

「あの子に人を斬る度胸があるように見えた?」

「…はぁ~ それにしても『剣さえ持てば強くなれると勘違いしているような子供は、戦場の肥やしにもならない』だなんて。…いつものあれですか?」

「ええ。死んだ…」

「旦那の口癖よ! 来た! これで57個目!」


サティは喜々としてペンとメモ帳を取りだして書きこむ。

そしてノーマがその様子を見て呆れるのは46回目。


「ふっふっふー 100個溜まったら本にするんですよ~」

「そんなことしている暇があったら早く仕事に戻りなさい! ただでさえ建国記念日前に二人も抜けて忙しいっていうのに。…さっきの子も適当な事を言って馬車馬の様に働かせた方がよかったかしら」


物騒なことを述べながらも二人は屋敷の中に入り、それぞれの持ち場へと戻る。


「ま、あの子が帰ってきたら、いつもの2倍… 3倍コースね」

「はは、ウェルチー ご愁傷さまー」


その途中でポツリと出たノーマの言葉に反応して、サティはまるで他人事のように冗談めかせて手を合わせて祈るポーズをして、けらけらと笑う。

するとノーマもそんな様子の彼女を見て黒い笑みを浮かべる。


「何を言ってるの? その間あなたが彼女の分も含めて働くのよ」

「うぇぇぇーっ!? 勘弁してくださいよノーマさ~ん」

「文句は彼女が帰って来てから言いなさい。さ、仕事が終わらない限りご飯は出ないわよ」


再び無表情でその場を去っていくノーマの後ろ姿を眺めつつ、サティはがっくりと肩を落とす。

そしてその後通常の倍の仕事をこなしつつ、任務から帰ってきたウェルチをどんな風にいじめ抜いてやろうか、その算段を立てるのであった。





◇ ◇ ◇





鬱蒼とした森の中でくしゅん! とくしゃみの音が響き渡る。


「うう、なんか寒気が…」

「おいおい大丈夫か? ウェルチ。こいつも着ときな」


針葉樹が立ち並ぶ森の中に、かろうじて馬車一台分が通れそうな細い道が整備されてある。

その小道をウマに乗ってゆったりと進む二つの姿があった。


一人は大人、もう一人は子供。

二人とも寒さ対策のこともあってかフード付きマントを羽織っており、頭をすっぽりと覆うフードによって顔は前以外からは見えない。

この地方では別段珍しくも無い服装だが、同時に余計に顔を見られなくて済むので潜入には非常に都合が良かった。おかげで国境からすでに100km以上も入りこんでいても、すれ違う人々の中で彼女達を怪しむ素振りを見せる者は見受けられなかった。


「エドナさんは寒くないんですか?」

「アタシは昔、この辺にもちょくちょく来ていたからね。もう慣れっこだよ」


ここ3時間程通りで出会う人はいなかった。

まだ日の出が開けたばっかりの午前中である。

この凍えるような寒させいで、動物たちも既に冬眠を始めているのか森の中に生命の気配がほとんど感じられない。

冬の到来を告げる、というか、普段は暖かいファーリーンで暮らしているウェルチにとっては冬真っ盛りの乾燥した風が吹きすさびいており、樹木の葉がこすれ合い不気味な音を奏でている。いつ森の中から怖い魔物が飛び出してくるかもわからない。

ウェルチは妙に心細くなり、先程から先輩のエドナに話しかけることによって気を紛らわせていた。


「さっきから何びびってんのよ。自分で付いてきたくせに」

「い、いや! 別に怖くなんか!」

「でも、いい『勘』してるよ」


ウェルチが「え?」と戸惑った時には、既に眼前がエドナの腕で遮られていた。

慌ててウマを止めようとするが、そのままエドナの腕に額をぶつけてしまう。


「え、エドナさん…?」

「しっ! 顔下げときな。あんたの目は目立つから」


エドナが小声で制する。ウェルチは訳も解からず顔を下げ、上目づかいで前方を見る。

人だ。それも4人。

この道はしばらく先の方まで直線だし、ずっと前の方を向いていたにもかかわわらず、人の姿なんて見えなかった。

と、いうことは…


「へへ、お嬢さん方。こんな朝早くからどこへ行くつもりだい?」


若い男がいかにも下種めいた声で話しかける。

良く見るとそれぞれの手には短刀が握られていた。


「ここ一週間ロクな物を食ってなかったからな。酒も女も。くへへへ」


全体的に痩せ形の男達は、薄気味悪い笑顔を浮かべながらウェルチ達を威嚇する。


「私達はこの先の町に行きたいのです。食料は少しくらいなら分けてあげますから… どうかお見逃しを…」


(え、エドナさん!?)


エドナはウマから降り、一緒に積んでいた積荷を男達に見せるようにして開ける。

中には水とビスケット、干し肉にドライフルーツ… 基本的に保存食ばかりだが、女性二人、しかも片方が子供にしては妙に量が多い。

しかし男達は別段気にすることも無く、中身を見ると顔を合わせて満足そうに微笑む。


「へへ、世渡りが上手だな。姉さんよ」

「だが、俺達もこのあたりじゃ名の知れた山賊だ。これで見逃すわけにはいかんなぁ」


バンダナを巻いた男がエドナの顎を掴み、フードを外す。

中から褐色の肌と、栗色のショートヘアの女性の顔が露わになる。


「いいねえ、中々の上玉だ。肉付きも良さそうだし、今夜は楽しめそうだ」

「ど、どうか、お見逃しを…」

「いやいや、あんたの顔を見て俄然やる気になってきたぜ」


男はすきっ歯を覗かせながら、鼻息を荒くする。


「おお! こっちはもっとすごいぜ! 特上物だ! 俺はこの子もーらい!」

「おいおい、まだガキだろそっちは」

「べックの奴は10歳くらいまでイケるからなぁ」

「へへ、このくらいの子は下の締まり具合がたまんねーんだよ。怯えた顔も… くー! たまらん!」


エドナの言葉を完全に無視してすっかり品定めモードに入る男達。

ウェルチは横目でエドナの顔を見る。そして彼女と視線が合う。

何か目くばせしてきたような感じを覚えたが、すぐにエドナは視線を戻した。


「ど、どうか… 命だけは…!」

「へへ、命までは取らないよ、姉さん。ちょっと可愛がってやるだけだ」

「お、お見逃しを…」

「へへ、いーやーだー」

「…人が折角見逃してやろうって言ってんのにねぇ」


急にエドナの声のトーンが低くなる。

あん? と彼女を掴んでいた男の眉間に皺が寄った瞬間、彼の腕の関節は逆方向に曲がっていた。


「あぎゃぁぁーっ!?」


人間が発する声とは思えないような叫び声を撒き散らしながら、バンダナを巻いた男はその場に転げまわる。


「な、何すんだ! このアマァっ!」

「ただで済むと思ってんのか! コぶっ!?」


言葉を言い終える前に、二人目のおそらくリーダー格かと思われる男の顔面にハイキックが入る。鼻血を噴出させながらその場に倒れる仲間を見て、隣にいた男は我に返ったかのように短剣を両手で構える。


「ち、近づく、なっ!?」


すぐさまその両手首を掴まれ女性とは思えない力で捻り返される。

刃先は男の首元まで向かって行き、間一髪で首元をかすめた。

男はこの刹那の時に「助かった!」と思ったのかもしれない。

そして次の瞬間、エドナは男の後頭部を押さえて前のめりに倒す。

男の眼前には彼女の膝が迫っていた。

「あ、だめだこりゃ」と思った瞬間、男の意識は飛んでいた、駄目押しといわんばかりに倒れこむ男の首元に当て身を喰らわせる。


残るは少女趣味(ペド野郎)のべックとかいう男のみ。

流石に今のわずか1分にも満たない間で、目の前の女の強さをよーく理解したらしく、

彼なりに頭脳戦に持ち込もうとしていた。


「く、来るなぁ! この可愛い子ちゃんがどうなっても…!」


べックはウェルチを人質にしようとする… がその前に馬上から彼女に髪を引っ張られ首元に彼女の短剣が突きつけられていた。


「私が、何?」


ウェルチはにこやかに、まさしく天使の微笑みのごとき表情で、刃先をちくちくと男の首元に突き刺す。

まさにその時、べックの脳裏では天使との邂逅の喜びと、死への恐怖がこんにちはと挨拶をした後、仲良く二人で下手糞なフォークダンスを踊っていた。


「うべふっ!?」


そんなことをしている合間にエドナの正拳突きがべックの鳩尾に入る。

ほどなくべックも涎を垂らしながら気絶した。


「ひ、ひぃいぃっ!?」


鼻の骨は確実に折れたであろうリーダーと思わしき男は、腰を抜かしながら怯え出す。

そのみじめな姿をエドナは半笑いで覗きこみながら手骨を鳴らす。


「その程度の腕で山賊名乗るとか、笑わせてくれるじゃないの」

「ひっ! ぉ、お助けぇ!」


ついに男は耐えられられなくなったのか、道から飛び出し森の中に逃げ込んでいく。

エドナに腕を折られたバンダナの男も、泣きながらその後を追うようにして逃げる。


「二人残ってますけど…」

「ほっとけ、後で拾いに来るさ。ちょっと時間食っちゃったし、少し急ごう」


二人はウマを急がせ、その場を足早に立ち去る。

40分くらいウマを走らせると、森の切れ目が見えてきた。

エドナは再びウェルチを制し、森の切れ目の30mほど手前の地点でウマを道の両脇に隠すように指示する。

手綱を丈夫そうな木に繋ぎウマを落ち着かせた後、エドナは太陽の位置を確認する。


「エドナさん、下見てもいいですか?」

「ん、ああ、人目につかないようにな」


ウェルチは森のわき道に更に入り込み、ちょうど森の切れ目が崖になっているところから下の景色を覗いた。

広がっていたのは、黒い煙がもくもくと立ち並ぶ炭鉱の町。

お世辞にも空気がいいとは言えないが、町には活気があり人々がせっせと働いている姿が見える。

その中にはあまり子供の姿は見えず、逞しい体つきをした成人男性がほとんどである。


「ここは今、出稼ぎの労働者が増え始める時期だからな。これから厳しい冬が来るから、作物が育たない。そこで休耕期に沢山石炭を掘って、売って、がっぽり儲けようってことなのさ。ここの人たちにとっては今が稼ぎ時なんだ」


後ろで干し肉を齧ながら、エドナが話しかけてくる。


「じゃあ、炭鉱を爆発させたら…」

「たぁ~もう。相手は敵国の人間だ。いちいち気遣っている必要はねーんだよ。この作戦で大した死人が出るわけでもなし、そんなこと気にしてたら騎士になんかなれねーぞ?」

「…はい」

「ま、さっきのお前は中々肝が据わってたとは思うけどな」


一応相手は子供だからと思いエドナはフォローを入れておく。

話し方こそガサツだが、旋風の騎士団のメイド達の中で一番感情が素直で器用なのが彼女なのだ。

ウェルチは視線は町の方に向けたまま神妙な顔つきで尋ねた。


「エドナさんはどうして兵士にならないんですか? あれだけ強いのに…」

「あれは相手が素人だったからさ。まともに武装した兵士4人だったら尻尾巻いて逃げてるよ。だいたいちょっと人より強いからと下手に意気込んで前線に出た奴から死んでいくんだ、戦争って奴は。あたしゃそう言うのはごめんだね」


ウェルチは難しい顔をしたまま何も答えることが出来ない。


「騎士になりたいっていうんならさ… 剣の腕もそりゃ大切だが、なにより心だ。人様の腸抉りだしてぶっ殺した後でも、仲間と笑いながら飯を食うような図太さが無いとな」


ウェルチは何も答えない。

エドナの方からはウェルチの表情が見えないので、返事がこないと見るとそれが急に彼女を不安にさせた。


(ちょっと言いすぎたか?)


相手は十数年ちょっとしか生きていない子供だ。

そんな子供をいたずらに戦場に出したくないと言うのは、エドナ…というか寧ろノーマの方が強く思っていることだが、いくらなんでも現実を見せすぎて精神的に打ちのめすのも果たしてよいやり方だと言えるのだろうか。


「みんな… 大丈夫かな…」

「ん!? ああ、そうだね…」


葛藤の真っ最中だったの尻目に、ウェルチが話題を変えてきたので、エドナは適当に答えてしまう。


「エディオ様…」


ウェルチがポツリとつぶやく。

彼女の最も大切な人の名前を。


「隊長さんならまず心配ないよ。『魔剣』もあるんだしさ。それよりもガラムとツォンの方を心配してやってくれないかい? あいつら武器も持ってないんだし」

「いや、もちろんあの二人も心配ですよ!?」


だめだこりゃ、とエドナは内心つぶやいた。

先日ガラムの愚痴に耐えきれなくなったツォンから、メイド達の方から部下の待遇を良くしてくれと懇願されたのはいいが、一体自分にどうしろというのだ、というのが正直なところ。

彼らの良さを屋敷や城のメイドや近所の温泉街の女の子達に宣伝してほしいとのことだが、なぜ自分がそんなことをせにゃならんのだ。

特にこのウェルチをどうにかしようとしてももう無理。手遅れ。

完全に彼女の脳内の優先事項は


エディオ>>自分>ノーマ(怖いから)>>>>(越えられない壁)>>>>その他


なのだから。

恋は盲目とはかの如し。

こんなか弱い女の子を戦場に駆り立てようとするとは、つくづくあの隊長も罪な男である。

いやウェルチには一応もっと深い事情がある事にはあるのだが。


「ウェルチ… ちょっと前に出過ぎだ。見つかるぞ。」

「エディオ様いないかなぁ…」

「いや、文字通り潜入してるんだから見えるわけないって」


完全に恋する乙女モードに入ったウェルチを何とか現実世界に戻してやろうと、あの手この手を張り巡らそうとエドナが思索していると、



ォォオオオオーーーーン!



鈍く重々しい地響きの音が聞こえ、周囲の地面が軽く揺れる。

町の人たちも一体何が起こったと一時パニック状態と化す。

やがて炭鉱の方で爆発があったと町中が騒ぎ出す。


「始まったか… よし、ウェルチ! とっとと準備するわよ!」

「は、はい!」


二人は急いで持ち場につく。

ウェルチにとってはこれが初めての騎士団の任務への参加であった。


字数が安定しない…


あと一応R-15ということにしてますが、残虐シーンや性的描写の直接的な表現はなるべく避けるようにします。


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