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Side - 15 - 34 - ゆうえんちであそんだよ -

Side - 15 - 34 - ゆうえんちであそんだよ -


「あー、楽しかったぁー」


苺ちゃんがご機嫌です。


「いいお天気で良かったね、今日はそんなに混雑してなかったし」


私が借りていた車椅子を預けてきた龍之介が言いました、リィンちゃんも大はしゃぎで、「これ何ー」「わぁ綺麗!」って向こうの言葉で叫んでます・・・。


遊園地で遊び倒してパレードやイルミネーションを堪能、レストランでお食事をした後、予約していたホテルにチェックインしました、女性陣は洋室4人部屋、男性陣は和室、地元だから普段はやらない豪遊なのです!、近いからおうちに帰れる距離だけど、予算は潤沢なのです、みんなで1泊、温泉!。


こんな事、もうできないかもしれないって思ったからホテルにお泊まりすることにしたのです、お食事は園内のレストランでちょっと美味しいやつ、ホテルでバイキングやカニ食べ放題は魅力的だったけど・・・。


色々と歩き回ったのですが、みんな私の歩く速度に合わせてくれて・・・気を遣わせちゃ悪いって思って早足で歩いたから私は途中で疲れてしまったのです、龍之介がお姫様抱っこしてくれたけど、他から見たら銀髪幼女が誘拐されてる風にしか見えないってみんなに言われて・・・林檎さんの提案で車椅子を借りて園内を散策しました・・・、初めて乗ったけど楽だし快適なのです!、向こうでも作っちゃおうかな・・・でも道が日本みたいに整備されてないから快適じゃないかも・・・。


「理世姉ちゃん、大丈夫?、もう足痛いの治った?」


敬雄君がさりげなく気遣ってくれます、超爽やかな笑顔で、・・・これで彼女無しなんだから世の中分からないのです・・・。


「うん、みんなごめん・・・迷惑かけて・・・もう痛くは無いけど、・・・こんなに歩いたの久しぶりだから・・・膝が笑っちゃって・・・向こうでも・・・引きこもってるからかなぁ・・・」


「@#$=*”+=^¥$%!!」


リィンちゃんが向こうで何か言ってますね、そろそろお部屋に行きましょうか・・・。


「お部屋ー、ベッドにダイブ!」


苺ちゃんが子供みたいな事をしています、それを見たリィンちゃんが真似してベッドにダイブ・・・。


「じゃぁ温泉行こっかー」


苺ちゃんはもう準備してお部屋から出ようとしています。


「・・・あ」


気付いたみたいですね、温泉だと注目を集めるのです、主に私が・・・。


「・・・いいよ、行こっか・・・私も久しぶりに温泉入りたいし、・・・知らない人に注目を浴びるより、・・・みんなに気を遣われる方が嫌なの・・・でも、・・・私の傷、かなり気持ち悪いから、・・・嫌な気分にさせるかも・・・」


「大丈夫だぞ、私、実習で内臓もいっぱい見たし、解剖でも動物や人を切り刻んだし、慣れてるぞ」


林檎さんが猟奇的な事を言います。


「@$’&#+*`|¥!?」


「リィンちゃんが、「みんなどこ行くの?」って」


「温泉だよ、リィンちゃん、露天風呂、お外でお風呂!」


「わぁ・・・お外!、やばい!」


リィンちゃん、遊園地が嬉し過ぎて、お昼頃から幼児化してるっぽいなぁ、語彙力が・・・なんか残念な感じになってる・・・。







「・・・おぉー、なかなか・・・」


「私、ここの温泉は入ったことあるんだぁ、お姉ちゃんと!」


「#”%&、”!*+`@<=!!」


「うんうん、そうだねー」


・・・なんか、通訳なくてもみんなリィンちゃんと会話になってるのです・・・。


「明日は乗り物系を中心に遊ぼうか」


「・・・うん、リィンちゃん、・・・どうしても乗りたいって言ってたやつ、・・・あるの、・・・お船の・・・パイレーツ?」


「おぉ、いきなりアレか、大丈夫?」


「リィンちゃん、お昼見たお船のやつ、乗っても平気そう?」


「うん!、あれ楽しそうだから絶対乗りたいんだぁ・・・、あとね、椅子に乗って高っかいとこ回るやつも!」


どうやら絶叫系の乗り物がリィンちゃんの心に刺さったみたいなのです・・・。


「理世さん、この背中の傷って・・日本の外科手術でも消せないのかな?」


「・・・うん、この腕輪ね、・・私に対して・・・刃物で刺したり、火で焼かれても・・・平気な結界張ってるの、腕輪付ける前なら・・・手術できたかもだけど・・・今は注射針も皮膚に刺さらないの」


「おぉ、異世界の謎技術だ・・・、材質は・・・鉄じゃないな・・・チタンっぽいか・・・、触った感じは・・・なるほど・・・分からん」


すりすり・・・


「お姉ちゃん!どさくさに紛れて、理世さんの腕撫で回さないの!」


「おっとすまん、ついうっかり」


「#$%!、&+*@!!」


「あー、こらこらリィンちゃん、お風呂で泳いじゃダメなのです!」






「わぁ!リィンちゃん浴衣似合ってるー」


「うんうん、・・・リィンちゃんは・・・美少女だから・・・何を着ても似合うのです・・・」


「あ、スマホ使いこなしてるんだね、・・・何してるの?」


「あー、・・・リィンちゃんは・・・原⚪︎にハマっちゃって・・・多分・・・デイリー任務こなしてると・・・思う」


「わ!、⚪︎神やってるんだ!、私もやってるよ!、ねぇどこまで行ったの、バイト忙しくてあんまりできないんだけど、コツコツやってるんだぁ、私はね、今将軍倒してるとこ」


「リィンちゃんは・・・昨日旅館見て感動してたね、・・・もうすぐ港に着くんじゃないかな、この前トワリン倒せなくて泣いてたけど・・・」


「ねぇフレンド申請したい!」


「そうだね・・・「リィンちゃん、苺ちゃんがね・・・」」


・・・お友達と・・・ゲームするのって楽しいのです・・・。






リィンちゃんが和室も見たいって言うから、今私たちは男性陣のお部屋にお邪魔してるのです、そこで腕輪の話になって・・・。


「・・・ほら、・・・見ててね・・・」


どす


「わぁー、ほんとに大丈夫?」


「・・・うん、・・・全然痛くないよ・・・それに無傷」


「どうなってんだこれ?、物理法則完全に無視ってか」


「ホテルのボールペンじゃアレだね、・・・次はこれで」


プシュッ!


「わー、何それ!、仕込み杖!」


「うん、叔父様が・・・森で狩ってきた・・・ドラゴンの骨の杖に・・・執事長が・・・仕込んでくれたの」


「ドラゴン!、いるの?」


「うん・・・」


「すごい!、ファンタジーの世界だぁ!」


「・・・今度・・・私の周りの・・・騒がしい案件が片付いたら、・・・連れてって・・・あげよっか・・・月が2つあるよ、小説の中世風異世界に・・・スチームパンクが混ざった感じかな、・・・機械文明が発達してるから・・・魔導列車も走ってるよ、・・・遊園地に付き合ってくれたお礼・・・鰻やお寿司の他にも何かしたかったの」


「うん!、いく!、やったぁ!、異世界旅行!」


「「リィンちゃん、ちょっとスマホ返してね」・・・ほら、これが王城で、・・・街の雰囲気はこんな感じ・・・海辺の街は・・・これ、・・・」


「写真もあるんだー、すごい!、きれー!、絵本の世界みたい!」


「リィンちゃんは・・・王女様だから・・・王様にも会えるよ・・・超大国の最高権力者、・・・お友達って事にしたら・・・王城も入り放題・・・、「はいリィンちゃん、返すよ、原⚪︎の邪魔してごめんね」」


「・・・あー、王様はいいかな、なんか怖いし」


「じゃぁ・・・海辺の街に行く?・・・、お料理美味しいの、・・・向こうでは・・・私お金持ちだから・・・豪遊できるし」


「異世界かぁ、私の友達がそういうの好きでな、この前、理世ちゃんが持ってきた動物、大はしゃぎで研究してる、宇宙や超常現象が好き過ぎて国立の宇宙生物科学研究所に就職してるんだ、この前のアレの時も宇宙船だぁ!って夜中に電話してきてな」


「・・・あ、あれは悪い事したの・・・、宇宙生物だって・・・信じて沢山の人が研究してるのに・・・実は・・・異世界生物だった・・・なんて、・・・アレはやり方が・・・まずかったの、・・・早いうちに・・・なんとか理由を説明して・・・宇宙生物じゃないよって・・・謝らないと、宇宙の研究が変な方向に・・・行くかも・・・」


「でも大騒ぎになるんじゃない?」


「・・・うん、家族やみんなに迷惑がかかって・・・どうしようもなくなったら・・・すぐにでも公表するし、・・・そのうち・・・私が魔法を使って、・・・実は私は・・・転生者の異世界人で、・・・私の悪戯でした、ごめんなさいって・・・謝るつもり、・・・それくらいの・・・責任は取らなきゃ・・・世界中に迷惑かけたから・・・でも、・・・まだ心の準備が出来てないの、・・・みんなの注目を集めるの・・・怖いから・・・でも、・・・絶対しなきゃいけない事なの・・・」


「宇宙研究が違った方向に行くっていうのは考えてなかったよなぁ・・・」


「・・・いきなり公表するより、お姉ちゃんの友達?、確か川崎さんだっけ、その人にまず相談するのもありなんじゃないかなぁ」


「うん、・・・私が異世界人だって・・・証明するのは簡単、・・・偉い人を・・・向こうの王都にでも連れて行けば・・・済む筈、・・・トラックに跳ねられても・・・無傷でしたっていうのでも・・・いいかな・・・それにここでも簡単な魔法なら使えるし、「・・・シャイニングレイ!」」


「わっ、眩しっ!、すっごーい、魔法だぁ、この手の上に浮かんでるのって魔法陣?」


「そうなの、・・・私、・・・正式な国の免許を持ってる・・・魔法使いさんだよ」


「$%&!、+*`<?!」


「あー、はいはい、リィンちゃん放置してたね、原⚪︎に夢中だったから邪魔したら悪いかなーって思ったの」


「リゼちゃん!、私、みんなに正式にお礼が言いたい!、今日すっごい楽しかったから」


「いいよー、みんなに通訳するね」




「すごい・・・立ち居振る舞いが綺麗、・・・浴衣なのに・・・さすが王女様・・・」


「えと、・・・「今日は・・・私のために・・・貴重な時間を割いてくださり、ありがとうございました、・・・私の世界と全く違うところで・・・夢のような楽しい時間を過ごせて感謝しています・・・まだ明日もありますが、・・・どうかよろしくお願いします、・・・私とお友達になってもらえると嬉しいです、・・・今度は私の世界にも来てくださいね・・・歓迎します」・・・ってリィンちゃんが言ってるのです」


「おー」


ぱちぱち


「ほんとにすごいよなー、今日だってリィンちゃん歩いてたらカップルの男の方がみんな振り返って見てたよ、あれは後で彼女と揉めるだろうなぁ、それに理世姉ちゃんもみんな「かわいー」って」


「おっと・・・もうこんな時間だし、また明日ね、リィンちゃんの希望で絶叫マシンのフルコース!行きます!、あ、お姉ちゃんそれ系のやつダメだっけ?・・・」


読んでいただきありがとうございます。


初小説です。


諸事情により恋愛要素全くありません、女性は平たい胸の人しか出てきません、男性は筋肉モリモリマッチョマン多いです、パロディ要素あり、苦手な人は注意してくださいね。


趣味で空いた時間に書いている小説につき不定期投稿です、ストックがあるうちは頻繁に更新しますが、無くなれば週1〜月1投稿になる予定です。


面白いなって思ったら下のお星さまやいいねをポチリと押してもらえると作者が喜びます・・・。

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