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Side - 15 - 32 - ゆうえんちにいきましょう -(挿絵あり)

Side - 15 - 32 - ゆうえんちにいきましょう -



こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン15歳です


私は今、弟の龍之介と一緒にお祖父ちゃんのジャズ喫茶でバイトが終わった苺ちゃんと話をしています。


「・・・で、遊園地や動物園に行きたいけど、美幼女と美少女の付き添いがオタク風中年男と柄の悪そうな無精ヒゲの男じゃ職質されそうだから私も一緒について来て・・・って事でいいの?」


「そう、お願い出来ないかな、異世界の王女様、窮屈な生活してたらしくて今回公務じゃない初めての旅行、しかも異世界で!、っていう感じだからいい思い出を作ってあげたいんだよ」


「・・・私からも・・・お願い、犬飼さん・・・彼女・・・親友なの、・・・陛下からやっと許可をとって・・・旅行に来たから・・・楽しい思い出を・・・って思って、・・・報酬は・・・特上鰻重か・・・回らないお寿司で・・・っていうので・・・どう?」


「理世さん、苺って呼んでって言ってるのに礼儀正しいなぁ、遊園地でも動物園でももちろん大丈夫だよ、別に報酬とか気を遣ってくれなくてもいいし、・・・でも特上鰻重は魅力的・・・私食べたことないなぁ・・・どうしてもって言うなら有り難くもらうけど!、でも私だけじゃ見た目的に弱いかなぁ、・・・龍之介さんのビジュアルが強烈過ぎて、私と理世さんと王女様の3人で一緒に行動したら、悪い奴に絡まれてる美女3人組って見た目になっちゃう・・・」


「・・・苺ちゃん、最近毒舌に磨きがかかって来たね、それに自分で美女って・・・、確かに他から見た印象はなぁ、でも虫除けで僕は絶対一緒に居ないとダメでしょ、僕も初めて会って驚いたけど、あの王女様なら歩いてるだけで多分男が大勢群がって来る」


「そんなに凄いの?、・・・じゃぁ敬雄さんにもお願いしたらどうかな?、理世さんあの人は近くに居ても大丈夫なんでしょ、それに見た目は人畜無害そうだからビジュアル的にはインパクトが薄まると思うの」


「うん、敬雄くんは、・・・ちっちゃい頃から・・・知ってるから平気・・・でも心配なの、・・・リィンちゃん・・・超絶美少女だから・・・敬雄くんが惚れちゃっても困るし、・・・ぱっと見た感じ・・・敬雄くん・・・爽やかで優しそうだから、・・・間違って・・・リィンちゃんが惚れると・・・面倒臭いことになるかな・・・って思う」


「じゃぁ・・・王女様や敬雄さんに野暮ったく変装してもらうとか!、それとお姉ちゃんも入れて美女4人組と、お兄ちゃんも誘って敬雄さんと龍之介さん、男女7人で行動するって言うのは?、それなら他人がナンパで声をかけ難いだろうし、お手洗いも私やお姉ちゃんと一緒に行けば安心でしょ」


「・・・うん、いいと思う、・・・苺ちゃんのお兄さん・・・十真斗さんも・・・前に会った印象だと・・・優しそうだから・・・私も大丈夫かな・・・、林檎さんは・・・ちょっと怖いけど・・・」


「あー、初対面の時、お姉ちゃん興奮しちゃって理世さん撫で回しちゃったからなぁ・・・、でもこういう時にお姉ちゃんだけ仲間外れにすると、後でとーっても面倒な事になるからできれば我慢して欲しいな、10年くらい根に持つから・・・あの人・・・」


「・・・うん、我慢する・・・」


「それからお金のことは気にしないでね、お姉ちゃんが異世界から持って来た小金貨、こっちで売ると1枚20万円超えるんだよ、前に買い物した時に余った1枚分のお金と今回も追加で2枚売る予定で軍資金は60万円、まだ売ってないのが1枚残るし、かなり潤沢で余るだろうから飲食費を含む諸経費は全部こっち持ち、もちろん入園料も交通費も宿泊費も全部出すから、それに加えて別の日に全員で特上鰻重か、回らない寿司でお礼って言うの・・・どうかな?」


「乗った!、お兄ちゃんとお姉ちゃんもそれでいいと思う!、私が納得させる!」


「・・・無理言ってごめんね、・・・でも・・・よろしくお願いします・・・」


「いやいやこっちが全然得してるよ、みんなで王女様と遊園地で遊んで諸経費タダなんて!、・・・それに初めてなんだぁ・・・特上の鰻重、・・・あ、回らないお寿司もいいなぁ・・・じゅるり・・・」





ふぅ・・・、龍之介には感謝しないといけないなぁ。


それに龍之介のお友達にも食べ物以外に何かお礼を考えないと・・・、おっとリィンちゃんをお部屋で放置してたんだった、・・・3時間くらい・・・かな?、・・・寂しがってないかなぁ。


「ただいまぁ、ごめんねリィンちゃん!、一人にしちゃって、大丈夫だった?」


「わーん、リゼちゃん!、助けて!、何度やってもトワリンが倒せないの!」


「あー、まだ原⚪︎やってるんだ・・・、トワリンはマルチできないんだよなぁ・・・はいはい、私が代わりにやってあげるよ、トワリンなんて余裕で殺ってあげるから」


「ダメ!、自分でぶっ殺すの!、恨み溜まってるから人にやって貰ったら意味ないの、コツを教えて!」


「わかったよー、これはね・・・」





「殺った!、・・・やったぁ!、ざまぁ!、トワリンぶっ殺してやったよリゼちゃん!」


「王女様なんだからぶっ殺すなんて言っちゃダメでしょ、・・・トワリンを倒したご褒美に・・・、リィンちゃんに嬉しいお知らせがあります!」


「何?、嬉しいお知らせって」


「・・・弟やそのお友達と一緒に遊園地に遊びに行きましょう!」


その後、リィンちゃんがはしゃいで大変だったのです、地元の遊園地、地元最大級のテーマパーク、ニュー⚪︎オマワールドのサイトや動画を見せたのですが・・・。


「なにこれすごい!、ここに行けるの!、お花畑!、建物光ってる!、何で?、魔法?、お馬さんが回ってる!、これ!、これ乗りたい!」


「うんうん、リィンちゃん予想通り喜んでくれましたね、1日お泊まりするからパレードやイルミネーションも一緒に観ようね」


「お泊まり!、この!、綺麗なお部屋に泊まるの!、リゼちゃんと!、わーい!」


小さな子供のように喜んでくれました、その日は夜遅くまで一緒に動画を見ていたのです、・・・私も本当に楽しみなのです!、夢にまで見たお友達と一緒に遊園地・・・・。





そして遊園地に遊びに行く当日、私のお家の前にみんなが集まりました、みんなお仕事あるのに予定を合わせてくれて感謝なのです!。


十真斗さんはバイク、苺ちゃんは十真斗さんの後ろに乗って現地に行くそうです。


私と龍之介とリィンちゃん、そして林檎さんは私達のお家の車、私の保険金で買った新車のホンダ・シビックType Rを借りて龍之介が運転します、林檎さんの乗って来た軽自動車は我が家の車庫へ・・・田舎だからみんな車を持っているのです。


全員集まった所で玄関からリィンちゃんが登場して少しトラブルが発生したのです。





「なんなのそのクソダサい服は!」


林檎さんが呆れています。


「いや・・・お母さんの、・・・若い頃の服を借りて・・・偽装、・・・男が・・・群がって来ないように」


私が答えます。


「姐さん、・・・何でこんなダサい服持ってんだ・・・」


敬雄くん、君が惚れてしまわない為の偽装でもあるのですよ・・・。


「なんでだよ!、私、超絶美少女だって聞いたから!、楽しみにしてたのに!、これは酷すぎる!、同じ女性として許せない!」


林檎さんが喚いています。


「これじゃぁ王女様が可哀想だ、俺達が寄って来る男どもから守るから普通の格好で行ってもらおうよ」


十真斗さんが正論を言います、リィンちゃんは朝早くから、「これ可愛いー」ってノリノリだったのですが・・・。


「確かに、・・・一緒に歩くの恥ずかしいかも」


苺ちゃんがしれっと酷い事を言います。


「リィンちゃん、ごめん、せっかくノリノリで準備して貰ったんだけど、普通の格好で行こ!」


「何でー、可愛いのにー」


文句を言うリィンちゃんを連れて家の中に連れ戻します。


「ごめん、・・・すぐに・・・着替えさせて来るね・・・」






「・・・美少女だ・・・美少女が居る・・・」


林檎さんが呆然としています、こらこらお持ち帰りしようとしないで!、王女様だよ、何かあったら責任取らされるんだよ・・・私が!。


「・・・」


敬雄くん、何か言ってよ・・・。


「わぁー、アイドルより可愛い」


苺ちゃんがスマホで連写しています。


「ここまで凄いとは・・・」


十真斗さんも見惚れています、だから偽装してたのに・・・みんな責任持って守るのですよ、一応メガネはかけて貰った方がいいかなぁ・・・。


「さぁ、リィンちゃん!、1泊2日!、遊園地に遊びに行こう!」


挿絵(By みてみん)


リィンフェルドさん(偽装クソダサVer)

読んでいただきありがとうございます。


初小説です。


諸事情により恋愛要素全くありません、女性は平たい胸の人しか出てきません、男性は筋肉モリモリマッチョマン多いです、パロディ要素あり、苦手な人は注意してくださいね。


趣味で空いた時間に書いている小説につき不定期投稿です、ストックがあるうちは頻繁に更新しますが、無くなれば週1〜月1投稿になる予定です。


面白いなって思ったら下のお星さまやいいねをポチリと押してもらえると作者が喜びます・・・。

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