Side - 95 - 2 - ぎゃらんろーぜりあ -
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「・・・・美しいな、王都が真昼のようだ」
「いくらリィンフェルド女王陛下の追悼にしても、・・・我が娘とはいえ無茶苦茶だな、お前は聞いていたのか」
「・・・いや、孫からは「リゼお姉様がド派手に魔法ブチかますから楽しみにしてて!」としか・・・・ここまで狂った魔法だとは聞いてない」
「なぁ・・・これに組み込まれているのは治癒魔法陣のようだが、もし・・・攻撃魔法陣だったらどうなると思う?」
「・・・向こうのローゼリアとギャラン・ローゼリアが一瞬で更地になるだろうな」
「・・・やばくね?」
「・・・やばいな」
「・・・」
「死ぬかと思ったが・・・、俺達、寿命伸ばしてて良かったよな」
「あぁ、めっちゃキツかったがな・・・、俺たち以外リゼちゃんを止められる人間いないだろ」
「・・・さて、特等席からいいもの見せてもらったし、俺は領地の田舎に帰るよ、明日からはまた木こりのアーノルドおじさんだ」
「俺、超忙しいんだけど、ちょっと手伝ってくれない?」
「ダメだ、建国からもうすぐ80年・・・生活水準も向こうのローゼリアと変わらなくなってきてる、お前と、亡くなったマナサマー前陛下が頑張ってくれたおかげだ、俺は早く帰らないと妻に怒られるんだ、・・・そんな顔するなよ、また来てやるから」
「今日はわざわざすまなかった、一人でこれを見るのは寂しくてな・・・俺はもう少しここで娘の魂を見送ってるよ・・・」
読んでいただきありがとうございます。
初小説です。
諸事情により恋愛要素全くありません、女性は平たい胸の人しか出てきません、男性は筋肉モリモリマッチョマン多いです、パロディ要素あり、苦手な人は注意してくださいね。
趣味で空いた時間に書いている小説につき不定期投稿です、ストックがあるうちは頻繁に更新しますが、無くなれば週1〜月1投稿になる予定です。