Side - 16 - 57 - れいあさん じゅうさん -(挿絵あり)
今回「〜レイアさんはおかしな魔物に寄生されましたぁ!〜(魔法使いなのに魔物で双剣使い?)」で既出のお話を編集して投稿しています。
〜レイアさんはおかしな魔物に寄生されましたぁ!〜(魔法使いなのに魔物で双剣使い?)(R-18)
https://novel18.syosetu.com/n2479il
Side - 16 - 57 - れいあさん じゅうさん -
〜カリンさんが魔物に覚醒する約60日前〜
「(ユッキィ、お掃除なら任せて、身体を私に使わせてもらえるかな)」
「それはいいが・・・何をするのだ?」
「(私は契約で縛られてた時に毎日お掃除もしてたんだぁ・・・だから得意なの)」
「じゃぁ替わるぞ」
「わぁ!、急に身体が動くようになった・・・変な感じ・・・足がガクガクする・・・」
「運動不足だな、これから鍛えてやるから覚悟しろ」
「えー・・・ま、いいか、ハンターになる為には体力も必要だからね・・・それじゃぁこのお部屋から・・・魔法陣展開」
「ほう、でかい魔法陣だな」
「うん、お部屋いっぱいに広がる四角形の魔法陣、これは私が改良したお掃除の魔法陣だよ、埃や害虫、カビを全部この魔法陣に吸い込んでお外に捨てるだけ、どんな隅っこに隠れた埃も見逃さないよ」
しゅぅぅぅ・・・
「べ・・・便利だな・・・今までシシリィが頑張って掃除してたのは何だったのだ」
「・・・シシリィさん・・・顔も見た事がない人だけど・・・可哀想になってきたな・・・」
しゅこぉぉぉ・・・
「天井から床まで魔法陣が通過したところは綺麗になってるでしょ、はいこのお部屋は終わり・・・っと、消臭もしたからね、次のお部屋に行こうか」
「・・・あぁ」
「お部屋の掃除はこれくらいかな、次は洗濯・・・シーツやお布団・・・クッションも」
「確か石鹸が切れてたと思う、旅に出た時にシシリィが「私この旅が終わったら街に石鹸を買いに行くんだ」って呟いていた記憶がある」
「そっか、私の荷物の中に石鹸があるからそれを使おう」
ごりごり・・・
「何やってるんだ?」
「削ってるの、・・・あ、浴槽借りるね、お水溜めていい?」
「もちろんいいぞ、ここは私の家だがレイアの家でもある、自由に使えばいい」
「よっと・・・魔法陣展開・・・お洗濯!」
ざぱぁ・・・じゃぶ・・・じゃぶ・・・ざぱぁ・・・
「・・・おい、魔法陣の上で水球が回ってるぞ」
「うん、そうだね、削った石鹸とお洗濯物を放り込んでいくよ、ほい、それっ!、よいしょ、てやぁ!・・・」
ざぱぁ・・・じゃぶ・・・じゃぶ・・・ざぱぁ・・・
「もう少しすると、この排水口に汚れた水を流すの、それから自動で浴槽から水を吸い上げて、3回繰り返した後圧縮して水を絞る、後はお水無しでクルクル回して乾かして終わり」
ざぱぁ・・・じゃぶ・・・じゃぶ・・・ざぱぁ・・・
ざぱぁ・・・じゃぶ・・・じゃぶ・・・ざぱぁ・・・
「なぁ、レイア、・・・ハンターじゃなくて家政婦か洗濯屋に転職した方が儲かるんじゃないか?」
「そうかなぁ・・・でも私の身体、魔物になっちゃったから無理でしょ」
「・・・そうだな、レイアが居なくなって、あのクソ野郎どもは困ってるんじゃないか?」
「だといいな、散々こき使われてたからね、みんなの下着まで毎日洗ってたんだよ、遅いと殴られるからできるだけ効率よくお掃除やお洗濯がしたくて吸引系魔法や水魔法陣を頑張って改良したんだぁ」
「本当にレイアはバカなのか賢いのか分からんな」
「酷い!、私、お母様によくレイアはお利口さんねって頭撫でられてたもん!」
「いやそれは・・・まぁいいか」
「洗濯物少なかったからもう終わりそうだね」
くるくる・・・ぱさっ・・・ぱさっ・・・くるくるっ・・・ぱさっ・・・
くるくるっ・・・ふわぁ・・・
「終わったよー、ソファやベッドにつけてこよう」
どさっ
「ふわぁ・・・疲れた、魔力はまだ半分以上あるかな・・・それにしても広いベッドだね、気持ちいい・・・って!、今まで気付かなかったけど何で天井に姿見が埋め込まれてるの!」
「広くて良いだろう、手足を思いっきり伸ばせるぞ、しかも分厚い岩盤の中だからどんなに大声を出しても誰にも聞かれない、その姿見はベッドの上で気持ちいい事をして顔や身体を自分で見る為だ」
「何で?」
「シシリィがしたいと言ったから付けた」
「ん・・・ベッドの隙間に何かあるよ・・・何これ、木の棒?、先が丸くなって少し膨らんでる、同じのが2本?、ねぇユッキィ、これ何?」
「シシリィの私物だな、捨ててもいいしレイアが使ってもいいぞ」
「使う?、これで何をするの?」
「股や尻の穴に根元まで挿入して持ち手を握って激しく掻き回すんだ」
「わぁぁぁ!、もしかしてえっちな事する道具?」
「そうだな、シシリィはそれを股と尻に挿して泣き叫んでた、関係が悪化して私があまりしてやらなくなったからな、お互い意地を張っていたのもあるが・・・、股と尻の穴の部分の表皮を解放して・・・あとは好きにしろって放置してたら我慢できなかったのだろう、それを使って自分で毎日していたのだ」
「ひぃっ!、お股の穴に・・・こ・・・これが根元まで入るの?、嫌だ!、こんなおっきいの挿れたら死んじゃうよぉ・・・ぐすっ・・・怖いよぅ・・・痛いのいやぁ・・・」
「安心しろ、私の舌はそれよりもっと太くて長い」
「いやぁぁ!」
シーツを綺麗に洗って石鹸の香りのするベッドの上で私は天井の姿見を眺めています。
巨大な岩盤をくり抜いて作った空洞の中にあるお部屋、入り口の扉は暗号で厳重に閉じられてる、ここなら安全だし誰も入って来ない・・・。
お家の中は安全だからとユッキィに頼んでお股と両手足の触手を引っ込めてもらったけど、そのかわりにお洋服を脱げって言われたから今の私は全裸・・・。
とは言ってもユッキィの皮膚が張り付いてるから服は着てるように見えるかな、身体にピッタリとした白くてサラサラな服、肘まである黒い手袋も、太ももまでの黒いブーツも、お胸を隠す赤い布も・・・全部繋がってるユッキィの皮膚。
継ぎ目が無いし、私の元々の皮膚を溶かして植え付けられてるから絶対に脱げないの。
首には赤い触手、これも皮膚にピッタリと張り付いていて首の後ろから背骨の中にまで入ってるらしい・・・。
胸とお腹には大きな魔石・・・魔物の証だ・・・。
「ねぇユッキィ・・・」
「何だ?」
「この服?の色って変えられるんだよね」
「あぁ、できるぞ、前に見せただろう」
「それってユッキィには負担がかかるの?」
「全く無いとは言わないが色だけならほとんど無いに等しいぞ」
「じゃぁね、これからは触手や魔石の赤の所は私の髪の色・・・薄い青にして欲しい、私の持ってるお洋服、みんな青系統なんだぁ・・・この青い髪の色が好き、お母様と同じ色、だから似合うようにお洋服も青が多いの」
「そうなのか、早く言ってくれればいいのに・・・ほれ、変えてやったぞ、どうだ?」
「うん、ありがと、それからお洋服を着る時には両手の色・・・今は右手が黒で左手・・・義手が薄い青だけど、両方とも白がいい、白い手袋を履いてるように見えるから・・・その方が可愛いかなって」
「分かったぞ、ほれ」
「・・・ありがとう」
「レイアはもう少し遠慮せずに私を頼れ、これからずっと一緒に生きていく相棒なんだから」
「・・・」
スヤァ・・・
「寝たのか?、それなら主導権を入れ替えないとな、また怖い夢を見たら可哀想だ・・・」
・・・
「・・・レイアの身体は気持ちいいなぁ、まだ幼いが脚も腕もスラリと長い、綺麗だ・・・だから私はレイアから左手を奪ったあのクソ野郎どもが許せないのだ・・・ここでの生活が落ち着いたら必ず殺しに行くから待っていろ・・・」
「(・・・んぅ・・・ユッキィ・・・怒るよ・・・)」
「おっと、起こしたか・・・いや寝てるのか・・・」
「・・・」
「それにしてもあのカリンっていう女・・・何であんな奴に従ってるんだろうな、剣で首を斬ればすぐ殺せるのに・・・何か訳がありそうだ・・・掃除も今日で終わったし明日は丸ごと暇になった、少し話をしてみるか」
マキシマの街(地図)
ユッキィのお家
読んでいただきありがとうございます。
初小説です。
諸事情により恋愛要素はほとんどありません、女性は平たい胸の人しか出てきません、男性は筋肉モリモリマッチョマン多いです、パロディ要素あり、苦手な人は注意してくださいね。
趣味で空いた時間に書いている小説につき不定期投稿です、ストックがあるうちは頻繁に更新しますが、無くなれば週1投稿になる予定です。
面白いなって思ったら下のお星さまやいいねをポチリと押してもらえると作者が喜びます・・・。