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Side - 16 - 52 - れいあさん じゅう -(挿絵あり)

今回「〜レイアさんはおかしな魔物に寄生されましたぁ!〜(魔法使いなのに魔物で双剣使い?)」で既出のお話を編集して投稿しています。


〜レイアさんはおかしな魔物に寄生されましたぁ!〜(魔法使いなのに魔物で双剣使い?)(R-18)

https://novel18.syosetu.com/n2479il

Side - 16 - 52 - れいあさん じゅう -


(注意)少しえっちです。

(注意)汚いです。

(注意)胸糞展開があります。


〜カリンさんが魔物に覚醒する約60日前〜


「まだ気絶してるけどこのおじさんはどうするの?」


「宿の受付に転がしておこう、誰かが見つけるだろ、「私は宿泊客の幼女を襲った最低の人間です」と書き置きをしておくか・・・」


「わぁ・・・」






・・・


「オースター帝国のシーマに行くには東行きの3番線・・・」


「レイアの故郷・・・ルミナス領に行くには南行きの1番線だ、本当に実家に帰らなくてもいいのか?」


「・・・先にオースター帝国に行くの」


「そっか、ありがとうな」





ガタン・・・ゴトン・・・


しゅぉぉぉぉぉ・・・


魔導列車が駅を出発して半日が経ちました、私は乗客のまばらな車両に座って外の景色を眺めています。


「まだこの辺はエスティマの街と変わらないね」


「それほど距離が離れてないからな」


「魔導列車で1日かかるのに?」


「大陸全土の広さに比べたら隣街みたいなもんだろ」


「広いんだね・・・世界って」


ガチャ・・・


「失礼します、本日はレオーネ・オースター国境線にご乗車下さりありがとうございます、もうすぐ国境ですので乗車券の確認と出国審査及び入国審査を行います、席に座ってお待ちください」


「入国審査かぁ・・・私初めて」


「大人しくしてりゃ問題なく通ると思うぞ」






「はい、レイア・ルミナス様、石級ハンターの見習いですか?、そうですか・・・書類に不備はありませんでしたのでこれをシーマ駅の入出国窓口に提出ください、オースター帝国にはどのようなご用件で?」


「・・・あの、ハンターとして見聞を広めたくて・・・それとお友達の家があるからそこを訪ねて」


「お友達?」


「はい、ハンターのお友達の所に遊びに・・・」


「はい、分かりました、それでは首を見せていただけますか?」


「え・・・ど・・・どうして首を・・・」


「あぁ、失礼しました・・・説明しますね、奴隷の国外逃亡防止と、2年前にお隣の大陸にあるデボネア帝国が崩壊したのはご存知ですね?」


「あ、はい」


「そこの貴族は全員皇帝陛下への忠誠を誓う証として奴隷のような首輪を嵌めているのです、その人達が混乱に紛れてこの国に密入国しておりまして、奴隷と間違われて酷い扱いを受けると国際問題になりかねませんから国が保護をしているのです、その確認でございます」


「そう・・・はいどうぞ」


「おや、赤くて可愛い首飾りですね、若い人達の間で流行っているのでしょうか?」


「うん、流行の予感があったから屋台で買ったの」


「そうですか、ではご協力ありがとうございました、良い旅を」


「ありがとう・・・」







「(ふわぁ・・・緊張したぁ・・・)」


「首輪の確認は私が乗った時には無かったな・・・密入国が問題になってるのか」


「(デボネア帝国は野盗がいっぱい居る怖い国だってお父様に教えてもらったよ、亡くなった皇帝も怖い人だったみたい、貴族全員に首輪・・・確か一度嵌めたら絶対に外れないんだよね・・・なんか嫌だな)」


「その触手も二度と外れないけどな」


「(わーん!、なんでそんな酷い事言うのー)」


「もうしばらくしたらオースター帝国側の国境の街、シーマだ、そこでまた1泊するんだろ」


「(そうだね、夜間運行の魔導列車は王都や帝都の周辺にしか走ってないからね、こんな国境の田舎には走ってないんだって)」


「さて、明日にはマキシマの街に着くだろ、そしたら明後日には懐かしい我が家だ、溜まっていた食事を頂くから覚悟しておけ」


「・・・」







ガチャ・・・バタン・・・


「今回はまともな宿だな」


「うん、昨日の宿は改めて考えると危なかったの・・・」


「改めて考えなくとも宿の外観を見ればすぐに分かるだろう」


「・・・」


「・・・」


「それにしてもシーマの街って赤茶色の建物が多いね、エスティマの街並みとは少し違う」


「シーマの街は歴史が古いから建物も古い、帝都はもっと雰囲気が違うぞ」


「そっか、ユッキィのお家の事が片付いたら遊びに行こう、楽しみだね」


「そういえば今日は私の食事が出来そうか」


「やだっ!・・・いや・・・ごめんなさい、慣れない長旅ですごく疲れてるの、それにこの間から怖い夢を見るし、本当にごめん、今日は寝かせて」


「・・・仕方ないな、だが家に帰ったら覚えてろよ」


「多分忘れると思うよ、私バカだから」


「ちょっと待て!、こんな時だけバカになるなよ・・・」


「ふふっ・・・おやすみ、ユッキィ」








・・・


・・・


「・・・ほれ、もっと鳴け、声を出すのだ」


・・・


「・・・おい、口輪を寄越せ・・・これで顎が閉じられぬ、歯も立てられぬだろう・・・」


・・・


「ふむ、そうしているとお前達姉妹はよく似ておるな、口を開けた泣き顔がそっくりじゃ」


「へ・・・ほひゃる・・・いやぁ・・・ほひゃるになにを・・・」


「上手く男装させて隠したつもりだろうが、儂の一族を甘く見るな、すぐに見つけたわ、この屋敷におるぞ」


「ひやぁ・・・にゃにを・・・」


「何を言っておるのだ、分からぬわ、口輪を外してやろう」


「ぷは・・・げほっ・・・妹に・・・蛍に何をした・・・」


「あれはお前と同じように儂が初物を喰ったが、まだ子を産める身体では無かったのでな、息子達にくれてやった、特に3番目の息子が気に入ってのぅ、毎日可愛がっておるぞ」


「・・・嘘・・・いやぁ・・・」


「あぁ・・・それからあまりに激しく抵抗しておったのでな、両目を潰してやったら大人しくなったぞ、姉さま、姉さまと毎日血の涙を流して泣き叫んでおるわ」


「あぁぁぁ!・・・殺してやる!・・・許さない!」


「許さない・・・か、儂にされるがままのお前に何が出来るのだ?」


「・・・」


「腹の腫れは引いたな・・・どうだ、我が一族の家紋は美しいだろう、永久に消えぬ墨を腹に刻んでやったのだ、これはお前が我が家の所有物になった証だ、もっと喜ぶがいい」


「・・・」


「妹にも明日彫ってやるからの、暴れるなら腹だけではなく両腕にも、顔にも彫ってやろう、姉妹揃いだ、嬉しかろう」


・・・







「あぅ・・・いやぁぁ!」


「・・・また怖い夢を見たのか?、ほとんど毎日だぞ、心配だな」


「ユッキィ・・・蛍って・・・誰?」


「私が人として生きていた頃の・・・妹だが」


「そう」


「私の記憶の・・・夢か・・・」


「怖い男の人4人にいやらしい事をされてた・・・私、絶対嫌だ、男の人にあんな事をされるなんて、気持ち悪い!」


「すまん、レイアには刺激が強かっただろう、私と精神を共有した影響だろうな、だが今までの宿主はそんな夢は見なかったと思うが・・・」








「あの・・・ユッキィ・・・」


「なんだ、朝からそわそわして、えっちな事して欲しいのか」


「違う・・・限界なの」


「何がだ」


「・・・うん・・・じゃなくて排泄、大きい方・・・」


「すればいいだろ、前にも言ったが限界まで我慢するのは身体に悪いぞ、本当にレイアは学習しないなぁ」


「・・・ユッキィ・・・ぐすっ・・・ひっく・・・ふぇぇ・・・」


「泣くなよ、私にどうしろと・・・あぁ、腹を押して欲しいのか、なんだそれなら早く言えばいいのに、私は察しが悪いのだ言ってくれなきゃ分からんぞ、ほれほれ」


「うにゃぁぁ!、ちがーう、違うのユッキィ!・・・押さないでぇ!、いやぁぁ!・・・らめぇ・・・あぅ・・・」


ぷっ・・・


ぷりっ・・・ぶりゅぶりゅ・・・ぷっ・・・ぷりゅりゅ・・・むりっ・・・ぶぼっ・・・ぷりっ・・・


「もうちょっとか、ほれ!」


「ふぐぅ!」


ぷりぷりっ・・・ぷりゅっ・・・むりっ・・・みちみちっ・・・


「あぁぁ・・・恥ずかしい!・・・恥ずかしいよぉ・・・うわーん!・・・ひゃぁ!、お・・・お尻の穴舐めないでぇ!、いやぁぁ・・・」


「した後は普通拭くだろう、それともレイアは拭かない人なのか、それは汚いな、流石の私もドン引きだ」


「あぁぁぁ、もう!ユッキィ!、私とユッキィは同じ身体とはいえ他人だよね!、他人に自分のうん・・・排泄を見られてしかも食べられるのがすっごく恥ずかしいの、恥ずかしくて死にそうなの!、もうちょっと私に気を遣ってよ!」


「そんな事を言われても・・・おしっこは毎日何度も飲んでるのに?」


「・・・」


「矛盾してないかレイア」


「してないもん・・・」


「泣くなよ、私の歴代の宿主も最初は恥ずかしがってたな、レイアの前のシシリィも両手で顔を隠してイヤイヤって首を振ってたが、そのうち歩きながら無表情でするようになったぞ、要は慣れだな、レイアも早く慣れろ」


「・・・」


「そうだ、レイアにお願いがあったのだ、この宿の部屋は広いから朝の運動がしたい、身体を共有できるようになったのだ、思いっきり動かしたいのだ、少し借りるぞ」


「(あぅ・・・体が勝手に・・・)」


「こうやって腕を回して関節をほぐすと気持ちいいのだ、肩や首も凝ってるな、昨日から列車移動でずっと座っていたからか・・・」


「(本当だ、動かすと気持ちいい・・・)」


「足を開いて・・・」


「(ぎゃぁぁ痛い!、痛いよユッキィ!、それ以上開かない!、やーめーてー、・・・痛い痛い!・・・あぁぁぁ!)」


「レイアは本当に身体が硬いなぁ、シシリィは両足を開いて胸が床にあたってたぞ、あ、ちなみにシシリィも貧乳だった」


「(・・・)」


「ほれ、突き!、蹴り、回し蹴り!」


しゅっ・・・ぶんっ・・・しゃっ・・・


「宙返りのあとで下、真ん中、上に蹴り!」


しゅっ・・・しゃっ・・・しゅっ・・・


「(す・・・凄い、私の身体でこんな事ができるんだぁ・・・拳闘士みたいに素手で戦えるよ・・・)」


「うむ、よく動くいい身体だ、だが慣れない動きをしたから明日は筋肉痛で悶えるんじゃないかな、私は痛覚を遮断するから平気だが」


「(え・・・嘘・・・)」


「関節や腕の筋肉をいきなり動かすと翌日とても痛むのだ、まぁ、毎日やってるとそんな事もなくなるのだが、レイアはもっと鍛えないとダメだぞ」


「(酷い・・・酷いよユッキィ!、わぁぁん!)」


「今日はマキシマの街まで行くのだったな、私がこのまま身体を使うからレイアは中で眠ってていいぞ、毎日怖い夢を見ているのだろう、身体が疲労してるし寝不足のようだ、少し休んだ方がいい」


「(ユッキィは恥じらいがなさそうだからこのままお洋服もローブも着ないで街を歩きそうで心配なの、ユッキィはいいけど恥をかくのは私なんだからね、私の知らないところでやらかして、何年か後まで「あのえっちな格好で歩いてた子だ」なんて言われたら私恥ずかしくて死ぬよ!)」


「何度も言うが人間恥ずかしくて死んだりはしない、まぁ、今日一日私を信じて任せろ、味覚も共有しているから今日は私の好物を食べるのだ!、楽しみだなぁ!」


「(好物?)」


「あぁ、マキシマの街の名物料理、魔物の内蔵とキノコの激辛煮込み汁だ」


「(ダメ!、私、内蔵系のお料理も辛いのも嫌いなの!、嫌だユッキィ!、そんなの食べないで!」


「いや食べるぞ、これ以上文句を言うなら私がレイアのうんこを食ってる時の味覚を共有するぞ、内蔵かうんこ、どちらか選ぶのだ」


「(いやぁぁぁぁ!)」







「それから・・・人間の身体を共有してると・・・ムラムラしてきたな、少しえっちな事をしていいか?」


「(え、嫌だけど)」


「・・・即答だなおい!」


「(だって嫌だもん)」


「気持ちいいのは好きじゃないのか?、好きだろ、好きって言え」


「(・・・あ・・・朝からするのは良くないと思います!)」


「大丈夫だ、ここには私とレイアしかいない、誰にも怒られない」


「(いやぁぁぁ!)」


・・・


・・・


・・・


「ふぅ・・・どうだ気持ちよかっただろう?」


「(はぁ・・・はぁ・・・酷いよユッキィ・・・嫌だって言ってるのに・・・)」


・・・






「おっと・・・足がまだふらつく・・・、久しぶりにしたからかな・・・」


「(大丈夫?)」


「寝てていいぞ、ここからは土地勘もある、駅まで行ってマキシマの街まで列車で1日だ、うむ、今日はロングスカートにしたぞ、似合ってるじゃないか、美人だなレイアは」


「(お母様がね、家を出る時に持って行きなさいって、新しくこのお洋服を買ってくれたの、白いサラサラの手袋とブーツもあるから着けてみて)」


「うむ、サラサラだ、ブーツも動きやすい・・・では出発しようか!」








「(ユッキィ、凄い凄い!、楽だぁ)」


「そりゃそうだろう、私が身体を動かしているのだからな」


「(あー、もうずっとこのままでいいや、ハンターのお仕事も全部ユッキィに任せるよー、私を養って!)」


「いやダメだろ!、堕落し過ぎだ!、働け!、あぁ・・・予想以上にダメだ・・・レイアの性格を舐めてた・・・このままだと働かないダメ人間になる、どっちが寄生してるのか分からなくなりそうだな」




挿絵(By みてみん)

毛利蛍もうりほたるさん


挿絵(By みてみん)

毛利蛍もうりほたるさん(男装)


挿絵(By みてみん)

レイア・ルミナスさん(お母様に買ってもらった服)

読んでいただきありがとうございます。


初小説です。


諸事情により恋愛要素はほとんどありません、女性は平たい胸の人しか出てきません、男性は筋肉モリモリマッチョマン多いです、パロディ要素あり、苦手な人は注意してくださいね。


趣味で空いた時間に書いている小説につき不定期投稿です、ストックがあるうちは頻繁に更新しますが、無くなれば週1投稿になる予定です。


面白いなって思ったら下のお星さまやいいねをポチリと押してもらえると作者が喜びます・・・。

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