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彼方を見る者たちへ  作者: 二立三析
第二章 学園での出会い
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第十四話 思うこと


「――黄泉示さん」

 ――講義終わり。

 書き込んだノートを仕舞い、裏門に歩き始めたところで、フィアが尋ねてくる。見上げる翡翠色の瞳。

「どうした?」

「その……」

 日本では小父さんとくらいしか並んで歩くことのなかった俺だが、こちらに来てからいつの間にか、この白銀を纏う同居人に歩幅を合わせるのが当たり前になっていた。降りた階段から外へ。道行く学生たちが通り過ぎていく様子に構うことなく。

「どうして、ジェインさんにあんなことを?」

「……なんでだろうな」

 ――先日の一件。

 ジェインにリゲルとの話し合いを申し出た件については、あれ以降、帰宅してからも触れることがなかった。……自分でも不思議に感じているところはある。

 少なくとも、ジェインがリゲルについての忠告を言い出したところでは、俺にあんなことを言うつもりはなかった。いつまでも引き摺っても仕方がない。

 長引けばそれだけ面倒が増えるだけになる。当事者であるリゲルもいない以上、事が済めば早くその場を立ち去るつもりでいて。

「……今のジェインが、少し前の俺に似てる気がしたんだ」

 だが、そうはできなかったのだ。口に出した台詞に、フィアが翡翠色の瞳を瞬きさせる。

「似てる、ですか?」

「リゲルがどういう人間で、どんなことを考えてるのかも知らずに、自分のフィルターで判断してた」

 ――そこまで遠い昔ではない。

 黒服たちと乱闘を繰り広げているリゲルを見たときの感情は、記憶の中にまだ鮮明に残っている。子どもが人質にされ、リゲルが一方的に殴られるのを目にしても。

「あのときの俺ならきっと、ジェインの意見にも頷いてたと思う」

「……!」

「フィアが子どもを助けに出なければ、一生同じことを思ったままだったかもしれない。だから……」 

 関わるべきではないと思っていた。こちらに来たばかりの俺なら、間違いなくあんなことは言い出さなかっただろう。

 自分から面倒事を生み出す必要はない。他人と深く関わり合いにならなければ、何もかも波風なく過ぎていく。

 不幸も事故も招かずにいられる。触れ合わないように距離を置き、関心を持たないようにしていれば。

 だが――。

「――フィアこそ、どうして付き合ってくれたんだ?」

「はい?」

「俺が突然言い出したことで、理由も分からなかったのに」

「……それは」

 今の俺にはもう、単純にそう思えなくなっているのも事実だ。問いかけを受けたフィアが、白銀の髪を揺らす。

「……勿体ない、と思ったので」

「勿体ない?」

「はい。リゲルさんも、そうですけど」

 考えるようにしつつ、確かに台詞を紡ぐ。

「ジェインさんもなんというか、悪い方ではないと思うんです。始めに口論してるのを見たとき」

「……」

「言い分はあれでしたけど、リゲルさん相手に一歩も引いてないのを凄いと思ってしまって。オールド・パルでの仕事も丁寧でした」

「――ッ」

 ――確かに。

 そのことはある。実体はどうあれ、マフィアとの関係性や暴力行為などを連想させるリゲルは、大半の学生から接触を避けられている。……教室内で空席のバリケードが作られるほど。

 普通ならば、不満を覚えたとしても害を恐れて言い出すことはしない。誰もが厄介ごとと見て触れ合わない中で――。

 ジェインだけが二度もリゲルと正面から衝突してきたのだ。内容が内容なだけに、失念してしまっていたが。

「バルーンアートも上手で、私たちへの対応も真面目で。あれだけリゲルさんにぶつかってくるのにも」

「……!」

「何か、事情があるのかもしれないなと。互いが互いのことをよく知らないのに、それで喧嘩をしてるのは、凄く勿体ないことのような気がして」

 本来ならそれは、酷く珍しいことに違いない。……リゲルにあれだけの敵意を向けるわけ。

 俺たちに接するときとは余りにも違う。その事情を突き止めることができれば――。

 ――他人の領域に踏み込むのは面倒だ。

 相手の触れられる距離にまで近づけば、それだけ傷つくことや不快に感じることも増えるかもしれない。だとしても。

「それに――」

 事情を分かろうとしなければ結局、自分の想像の範囲を動くしかなくなってしまう。フィアが言い出す。

「リゲルさんは決して、友達にならない方がいいなんて言われる人じゃないと思いますから」

「――」

 ――そうだ。

「……そうだよな」

 二人して共に頷く。遠巻きに見ていた頃ならいざ知らず。

 今の俺たちは、リゲルという人間を知ってしまっている。荒っぽく磊落(らいらく)で。

「話せばきっと、分かり合えるはずです。だから」

「――ああ」

 だがその実、友人関係に悩むような誠実さと、マフィアである父親とは別の道を行くという、確かな志を持っている。つまるところ――。

「――来たな」

 俺たちがそれを知っているということが、今此処にいる事由なのだろう。――ジェイン。

「蔭水に、カタストさん。時間通りだな」

「ああ」

「それで、その」

「――僕の家に来て欲しい」

 いつ見ても変わらない理知的ないで立ち。笑みも浮かべないまま、中指で眼鏡を押し上げた。

「見てもらいたいものがあるんだ。時間はそう掛からないさ」





 ――秋晴れに恵まれた、うららかな午後の陽気。

「……ふぅ~……っ」

 大地に灯る命を優しく撫でていくようなそよ風に、枝葉の影を映す木漏れ日のグラデーションが穏やかに降り注いでいる。(こずえ)を揺らす常緑樹の下。

 サングラスで眩しさを加減しつつ、学園の遊歩道の脇にあるなだらかな丘陵の芝生に、リゲル・G・ガウスは寝転がっている。――美観に注意して整えられたのだろう景観。

 絵画の一部をなすような景色に強面黒づくめの人物が混入している姿は、絵面としてはかなりのことミスマッチな感がある。遊歩道を歩く学生が、注意を引かないよう足早に通り過ぎていくのを気に留めずに、そよぎを受けるオールバックの髭面が、見ていなければ気付かないほど小さく溜め息を吐いた。

 ――やらかした(・・・・・)

「……」

 一言で言ってしまえばそういうことになる。友人二人との夕食の時間に、店内での殴り合いを起こしそうになるという失態。

 怒りの熱が冷めてからは、自己嫌悪が幾度となく昇ってきている。……オールド・パルは、マフィア勢力の中立地帯。

 勢力問わずの憩いが謳われる場で揉め事を起こしたとなれば、例えレイルを始めとする五大ファミリーの人間であっても、そしりを免れることはできない。入店を拒否されることになってもおかしくないほどの失態だったが――。

「……感謝しねえとな」

 馴染みのアレンの機転によって、事なきを得ることができた。……怒りは深く秘めておくもの。

 激しく苛烈な情動に身を任せることは簡単とはいえ、それでは自分の行動の手綱を握ることなどできないことになる。自分の居る場の状況を考えれば……。

〝まだまだだね、リゲル君〟

 どれだけ激烈な怒りを覚えたとしても、あの場では手を出さないのが適切だったのだ。にこやかに手を振る父親のイメージ。

 考えれば他にもやりようはあったこと、酔いの昂ぶりと思考の鈍化もあったことを思い返す。自責の念に目を瞑り――。

「――さてと」

 それは別として。スーツに草の模様をつけたリゲルが、身体を起こした。

「いつまでも腐っててもしょうがねえ。失態を取り返すためには、行動しねえとな」

 外したサングラスを胸ポケットにしまい、背中の草を払って立ち上がる。事態の元凶。

 冷徹陰険な気取り屋眼鏡の面構えを思い返すと、未だに収まり切らない憤懣(ふんまん)がリゲルの胸中に湧き起こってくる。――ジェイン・レトビック。

 黄泉示たちと同じ新入生であり、今年唯一の特待生。見た目は絵に描いたようながり勉の眼鏡であり、言動からして自分と噛み合わない相手であることは間違いない。講義の際に暴言を吐くだけには飽き足らず……。

 古い馴染みの店に出張り、よりにもよって黄泉示とフィアの前で、あの一件について言及してくるとは。――悪質な野郎だぜ。

 心中で悪態を吐き捨てる。自分が最もやられたくなかったこと。

 人の(かん)を逆なでるのに最も効果的なやり方を、即座にその場で選んで実行してきた。……厄介であることは明らか。

 昨日の件は一応あれで済んだはずだが、行動範囲が被っている以上、思わぬ形で鉢合わせるリスクはある。あとのことまで考えておくならば――。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず――ってな」

 打てる手立ては、打っておいた方がいいに違いないのだ。先ほどまで練っていた作戦を反芻(はんすう)しながら、リゲルは校舎への道を歩いて行く。……完璧な人間というのは存在しない。

 本人がぼかしたために具体的な内容までは知らないが、リゲルからしてみれば超人のようなあのレイルでさえ、弱みがゼロというわけではないらしい。特待生などという立場であるからには、日頃の素行について知っている学生も多いはず。

 クラスメイト辺りに話を聞き。泣き所の一つでも握っておけたなら――。

「――あの暴言製造機を、一発で黙らせられるってもんだ」

 未来に拓けた明るい展望が、リゲルの足取りを軽くする。――リゲルとて。

 自分が未だ他の学生から避けられていることは承知している。父であるレイルの影響により、生まれてより大概の時間はそうだったのだし。

 ジェインが言及した例の事件以後、輪を掛けてその傾向は顕著になっている。入学から留年までの一年間、挫折を繰り返してきた苦い記憶を掘り起こしたなら、それには最早疑いようがない。一度はひざを折るほどの失意があり――。

「――」

 だとしても。今のリゲルには、期待に足る希望的な見込みがあった。……最近の自分は。

 ――随分と、柔らかくなって(・・・・・・・)きた気がする。講義では積極的な姿勢を見せ。

 一般の学生である黄泉示やフィアとつるみ、昼食や学園の随所で和気藹々と歓談している。ちょっかいを掛けてくる輩も少なくなり。

 学園外で乱闘を起こすこともほとんどない。そうした変化を遠巻きとはいえ、多くの学生が目にしているに違いない。――学生たちの間の噂話。

 自分のような目立つ人間の情報は、善かれあしかれすぐ他人の間で広まることになる。近づいて即座に害があるような相手ではないという、そのくらいの認識は流れているはずで――。

「――よう!」

 だからこそ必要なのは、相手の警戒と怯えを解く心構えなのだ。たむろしている集団。

「ちょっといいか? ちょいとだけ話が聞きたくてよ」

 自分と雰囲気の近い、ややガラの悪そうな四人組に、できる限りの柔らかさをもってリゲルは話しかける。……まずは第一印象から。

 黄泉示やフィアとのやり取りで加減は掴めている。明るく気さくに、それでいて押しつけがましくならぬよう――。

「俺らの学年で唯一の特待生やってる、レトビックって奴についてなんだが――」

「――に」

 零れた言葉。

「逃げろッ‼」

「――⁉」

 弾丸のような叫びが放たれた瞬間、目の前にいた集団が散開する。日頃から訓練を積んでいるのかと思うような退避行動。

「……」

「――ッ!」

 物陰に隠れ、裏道に入り、即座に全員がいなくなったのに瞬きして、改めて周りに目を向ける。リゲルと視線が合った瞬間、物腰の柔らかそうな女学生が、小さく息を呑んで木の陰に退避していく。……。

 ……まあ。

 今のは、何かの間違いだったのかもしれない。……最近の噂を聞いていない学生もいる。

 運悪くそういう相手に当たってしまったのだろう。自身を納得させてリゲルは前を向く。気持ちを新たにした――。

「――よう!」

「ひぃっ‼」

 ――二回目。明るい笑顔で声を掛けられた瞬間、脱兎の如く男子学生が駆けていく。遠ざかる後ろ姿――。

「――ちょっ」

「ご、ゴメンなさいッ‼」

「まっ」

「――さぁて早く帰らないとなぁ~‼」

 伸ばした手の先で即座に一階の窓から脱出する大人しそうな女学生。誰にでも人当たりのよさそうないかした風体の学生が、明らかに聞こえているだろう素振りで鞄に筆記具を詰め込みながら去っていく。……誰もいなくなった廊下。

「――」

「! いこっ!」

 階段を上がってきた相手と目が合った瞬間、表情を変えた二人組が回れ右して階段を駆け下りていく。目の前の空間はがらんどうで、誰一人として姿を見せることはない。……。

 ――ッ何が悪かった?

 人気のない校舎の裏。静寂の中で、リゲルは自問自答している。……以前と同じ。

 いや、見方によっては、前以上に恐れが増しているかのようだ。最近の自分の態度を見ていれば……。

 話をする程度で危険はないのだと分かるはず。ただでさえ自分の行動は噂の的になる中で、声をかけた誰一人も知らないなどということがあるはずもない。……分からない。

 完全に予想外だ。理解の及ばない事態に、やり場のない苛立ちだけが募り始め――。

「――っか、勘弁してくださいよ‼」

 臨んだ十回目。あらゆる逃走経路を綿密にシミュレートした執念の手順によって、一人の学生を廊下の端に追い込むことに成功する。眼鏡を掛けた気弱そうな相手。

「か、金ならないですっ。交友関係も広くないですし、腕力だって――」

「……いや、そう怯えんなって」

 小心翼々(しょうしんよくよく)。生まれたての小鹿のように震えている両脚を目に、上がっていたボルテージを下げつつリゲルは言う。なるべく相手を刺激しないよう。

「ちょこっと訊きたいことがあるだけだよ。特待生取ってる眼鏡について――」

「れ、レトビックのことなら知りませんよ! あいつ、付き合い悪いし!」

 ――悲鳴にも似た叫び。

「いつも一人でいて、本ばっかり読んでて。遊びに誘ってもバイトバイトで」

「いや、そういうんじゃなくてな?」

「この間リゲルさんに絡んだのだって、皆迷惑だって思ってますよ! 揉め事なんて起こさなきゃいいのに‼」

「――っ」

 恐怖が臨界点を超えたのか、刺すような非難が耳を刺す。一刻も早く解放して欲しいと願っているように、捕らえられた学生が瞬きして忙しなく周囲に視線を走らせる。

「も、もういいでしょ⁉」

「――」

「リゲルさんと一緒にいると、こっちも一味にされたってことになるんです! 言うことを聞く人間が(・・・・・・・・・・)、二人も手に入ったんだからいいじゃないですか‼」

 ――なに?

「リゲルさんの怖さは皆知ってますから! 前のチームのときみたいに、誰も逆らったりする奴なんて――‼」

「――」

 ――前の(・・)

「……」

 浮かび上がるイメージ。その言葉を皮切りに……。

「ッひ……‼」

 リゲルの胸中に、自分でも分からない感覚が(おこ)ってくる。焼ける炎のような。

 肺腑まで焼き尽くすようでいて、同時に己の真芯から全てを凍てつかせていくような。……顔面から蒼白になっている相手。

「……っと、悪い」

「……ッ‼」

「世話かけたな。助かった」

 知らず知らずのうちに顔つきが変わっていたらしいことに気付いて、リゲルはなるべく朗らかな笑顔を見せる。纏わりついてくる記憶を払い。

「一つ訂正しとくが、黄泉示たちは〝言うことを聞く人間〟じゃねえ」

「……!」

「――ダチだ。話してくれて、ありがとよ」

「ひ、ひぃ――ッ」

 握り締めていた拳を解く。道を空けた瞬間、壁伝いに瀕死の驢馬(ろば)のようなあとずさりをしていた学生は、わき目も振るうことなく全速力で廊下の向こうへと逃げていった。……。

「……ふぅ」

 再び人気が無くなり。息を零したリゲルは小さく首を振る。……そうだ。

 黄泉示たちと絡むことで、このところ自覚が薄れてしまっていた部分があった。――あの事件以来。

 自分に対する周囲の反応は、恐怖と拒絶で固められた。素朴な夢の潰えたあの日。

 血と痛みの中で、何もかもを失った日の感触を、久々に手のうちに思い返す。未だにぶり返す腕の痛み。

 いずれ……。

「……帰るか」

 自分を気兼ねなく友人としてくれているあの二人にも、話さなければならないときが来るのかもしれない。見通すことのできない未来の暗澹(あんたん)を予想して、リゲルは出口側の通路へと振り返る。これ以上粘っても成果はない。

 幸か不幸か、今日は黄泉示たちと帰り時間が合わさる日ではない。……次の講義まではまだ時間がある。

 途中で眠りに逃げないためにも、ぶらついて気分を入れ替えておくのが無難だろう。久々に物侘しさを感じる気分のまま、学園の外に移動しようとした――。

「――⁉」

 リゲルの眼に、信じられない光景が映り込む。低木に挟まれた目立たない裏門。

 鉄製の柵を、特徴的なマロンカラーの鋭い髪を持つ人物が潜り抜けようとしている。――忘れもしない相手。

 ジェイン・レトビック。事態の元凶である憎き眼鏡。光を受けて輝く銀縁のフレームの、後ろに続いているのは――!

「――」

 ――黄泉示、フィア⁉

 唯一無二の友である二人。直接的な接点はないはずの二人がなぜか、不倶戴天の敵である眼鏡に着いて行っている。……どういうことなのか。

 誘拐? 脅し? 暫しの呆然がリゲルの脚を止める。裏門から出て行く三人。

 疑問と混乱がないまぜになった脳内で、見つめるうちに黄泉示の背とフィアの銀髪が、流れるようにして消えていく。刹那――。

「――ッ!」

 本能的な決意が固まる。全ての思考と疑問を置き去りにして、リゲルは三人の抜けた裏門へと足を進めた。



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