第2章 ゲス部長の破滅 政界編 9話 踊る道化とマリオネット エピローグ
「ニュースです。・・・」
ニシジマたちが、いつものメンバーで昼食を取っていると
「昨日未明、〜の河川敷で身元不明の女性の遺体が発見されました。所持品はありませんが、写真のキーホルダーを所持しており・・・」
ガシャン!
と、フィフスが青ざめた顔をしてカップを落としていた。
「あのキーホルダー!私がジョン・ドゥさんにあげたの!」
慌てふためくフィフス。
「・・・たまたま同じのを持ってただけじゃないの?」
少し、心配そうに聞くセカンド。
「絶対あり得ない!だって私の手作りなんだから!」
叫ぶように答えながら、必死に電話をかけるフィフス。しかし、電話が繋がる事は無かった。
「フィフス・・・。」
犬猿の仲のようなセカンドも、ジョン・ドゥの結末にショックを隠せないようだった。
「リーダー。ごめんなさい、今日は一人にさせて下さい・・・。」
「分かった。よく休め。」
「はい・・・。」
フィフスは力なく自室に帰って行った。
「ダーリン。ホントにジョン・ドゥは死んだの?」
「俺も連絡は取れていない。恐らく、あの死体はジョン・ドゥだろう。」
「そうなのね・・・。」
「起こってしまった事は、変えようが無い。切り替えるしかないさ。」
「分かっているのだけれど・・・。」
ニシジマセブンでもショックは大きかったようだった。
ーーー???ーーー
「一時はどうなる事かと思いましたが。」
「あぁ、報告を聞いた時は冷や汗が出たな。」
「しかし、これで予定通りに。」
「そうだな。ヤツが、どれだけの力を持っていようとも、死者は再び殺せない。」
「死ぬ程痛かったんだから、少しは労ってもらうわよ。って言うか死んだけど。」
「もちろんだ。」
???
の真相は、裏エピソードで分かるかと思います。