悪役腐令嬢様とお呼び!
作者:節トキ様
ジャンル:異世界〔恋愛〕
URL:https://ncode.syosetu.com/n5829fj/
3桁の話数に4桁いかないポイントとそこそこのブクマ。そうそうなろう20連ガチャってこうだよね、と思っているとあらすじの最後に書籍化の文字が。賞に応募したとはいえ低ポイントでも書籍化出来るというなろうの希望はここにもありました。
話の流れはこちらもよくある流れでBL好きの腐女子である主人公が信号待ちしていると車が突っ込んできて異世界転生という流れで、事故に遭う前に妹から勧められてプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公は目の前で起こった尊い光景を見て覚醒し、社会にBLを浸透させていくのが大まかな展開です。
読んだ感じではBLのこととなるとテンションが非常に上がる主人公が、悪役令嬢だからすぐ死ぬかもしれないし腐リーダムに生きる!と、その勢いでガンガン進んでいくのが見どころで、例えば序盤で男性が苦手な女の子をその道に引き込むために苦手を克服させようとする場面では、女の子をマッチョな男性の集団で囲むというギャグ漫画でありそうな荒療治をやってくれます。
しかしそこで囲まれたから克服出来たというような安直な解決ではなく、非常に綺麗に纏めているのは流石書籍化するだけのことはある、と感じさせてくれます。
個人的にポイント高いのは序盤に何度か「ゲームをするにあたって中世の文化や政治など細かいことを気にしなくても楽しめるように作られた世界」で支離滅裂で滅茶苦茶な世界と出てくることですね。
この説明により主人公がゲームの世界に転生した、と示唆すると共に多少違和感があってもそういう世界だから、で読者が自己処理して読み進むことが出来るようになります。
違和感で引っ掛かるのは読んでいく上で結構なストレスとなりうるのでそういうところを前もって軽減できるこの表現はよいと思いました。
BLに理解があって腐リーダムな作品を読んでみたい方は一度読んでみてはいかがでしょうか?尚書籍は2020/2/29の販売とのことです。
この作品何度か「BLの世界に転生したい」というフレーズが出てくるのですが、ここだけものすごく気になっています。
というのもBLの世界に逝くのはいいとして、“男性として転生したい“のか“女性として転生したい“のかどちらなんだろうと。
男性として転生したいなら見ていたいのか混ざりたいのか、女性として転生したいならそれは男性として見ることとどう違うのか。
業の深い話(多分)なので人によっていろいろな答えが返ってきそうですがもう少し気になる度合いが深まったら聞いてみようと思います。