ノーブル・ガーデン ~追放令嬢が箱庭をしていたら聖女として崇められたそうです~
作者:AOI〆T様
ジャンル:異世界〔恋愛〕
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男が産まれることを期待されていたのに女だったため父親からは失望され、名前もろくに呼んでもらえなかったレティシアはある日父親に呼び出され、対抗派閥の長子との婚約が決まったと告げられます。
婚約者として対抗派閥の家に行った彼女を待ち受けていたのは厳しい勉強に業務の押し付け、それでいて扱いは最低と酷い環境でレティシアは疲弊していきます。
そんな中で開かれたパーティでレティシアは婚約者から婚約の破棄を告げられ、辺境へ追いやられる途中で馬車ごと崖から落ちて川に流されてしまいます。
流れ着いた先で助けられたレティシアは助けてくれたのがかつて王国に滅ぼされた賢者の末裔でここが賢者の結界の中であることを知らされます。
賢者の結界の中は賢者以外に人はおらず獣や妖精達がくるくるもふもふ働いていて、レティシアがその中に混じって生活していくというのが大まかな流れになります。
個人的な感想としては初めに読んだときの婚約破棄の場面のやり取りは違和感があり、細かい設定も通しで読むと気になるところがそれなりにあって読みにくさをすこし感じた作品でした。12日の時点では現在の一話が投稿されておらず二話から始まっていたのも大きかったかもしれません。
主人公の行動もそれまでろくに話題になっていなかった行動をいきなり始めたりして「ん?なんでこんなことになったんだ?」と読み返すこともあったりしました。
反面スローライフの舞台である結界の中の小動物たちは可愛いだけでなくそれぞれに癖があり、いきいきと動いているのでその部分は結構魅力的に感じられました。
話の構成からはこちらに重点がおかれているようなのでもふもふかわいい作品を読んでみたい、という方は一度見に行ってみてはいかがでしょうか?