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第十二話、成功

バンッ!

了悟に向かって放たれた弾丸だが・・・

「えっ?」

「くっ!」

真が了悟を突き飛ばした。そして弾丸を真が受けた。

「ちっ!邪魔が入ったか」

川島は銃を逆手にトンファーのように持ち、真を殴り飛ばす。

「真!」

アスカはライフルを投げ捨て、真の許へ向かう。真は左肩から血を流していた。

「大丈夫だよ、アスカちゃん」

「そんな事ない」

アスカの瞳から雫がこぼれ落ちる。

「二人仲良く逝っちまいな」

二人に銃を向ける川島

「させるかぁぁぁっ!」

了悟は剣を持って斬りかかる。

「やっと本気なったか」

満足気に呟く川島

「さぁ、決着をつけようぜ了悟」

「ああ」

体勢を立て直し、剣を構える。川島も銃を構える

「死んじまえ!」

「お前は俺が倒す」

間合いを詰め、斬りかかる。川島も銃をトンファーのように持ち白兵戦に以降する。

「はぁぁぁっ!」

剣を横薙ぎに振り、そして川島の手を一蹴し片方の銃を蹴り飛ばす。

「うぉぉぉっ!」

蹴り飛ばした銃を掴み、川島に向けて連射

「ぐっ!」

了悟が撃った弾丸は左足に命中、すぐさま接近して川島の右腕を貫いた。

だが川島は余裕の笑みを浮かべている。

「甘いんだよ、ばーか」

バンッ!

一発の弾丸が了悟を貫いた。

「がっ!」

バタン!

その場に倒れる了悟、それをあざ笑う川島

(くそっ、今の弾丸はどこから)

川島の白衣の左腕から煙が上がっている。

「言ったろ?俺は人間じゃないって」

そう言って白衣を投げ捨てる。左腕が銃に改造されていた。

了悟の意識が途絶えそうになった時だった。

「了悟!しっかりしろ!かぐやを救うんだろ?」

アインが怒鳴った。了悟は剣を支えに立ち上がる

「こっちに来て日が浅い癖に生意気言ってんじゃねーよ」

そして川島に向かって剣を構える。川島も左の銃を構える

「「勝負」」

川島と了悟が同時に叫んだ。その言葉を合図に了悟は一歩を踏み出した。

「てやぁぁぁぁっ!」

川島は銃を了悟目掛けて連射するが了悟の勢いは止まらない、それどころか加速していく

どんなに銃弾を浴びてもいい、こいつだけは俺が倒す。そしてかぐやを助ける。

執念の強さとも言うべきか、銃弾を浴びても倒れずに川島の目の前に立ち剣を突き刺した。

「がはっ!」

川島は心臓を容赦なく貫かれた。そしてそのまま倒れる了悟、川島はそれを支えた。

「俺を倒しても騎士は姫の所に行かないと駄目だろ?」

「あぁ」

そして一歩づつ歩み、ついにかぐやの許へたどり着いた。

「かぐや助けに来たよ」

ドサッ!

そこで完全に了悟の意識が途絶えた。

「それでこそ、天才だよ。じゃーな」

続けて川島が消えた。

「アスカちゃん、早く救急車を」

「はい」

こうして了悟はかぐやを救い出す事に成功した。

次で第二部はクライマックスです。


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