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紅の夜  作者:
7/10

第五章 血滴る教室

先ほど起きたあの事件。

死者 計十二人とかなりの人が死んだ。

今までになかったことに日本どころか

世界中が騒ぎ出す...



-琥珀-


気付いた時には、学校の広い保健室に居た。


『生徒 11人

 教師 1人 死亡』 保険の先生は青い顔をして警察に通報していた。


担任の吉岡先生と、その他生徒11人死んだ...

私のクラスは34人居る。11人死んだということは、23人しか残っていないということだ。

それに、吉岡先生も死んでしまった。

本当に?何故、どうして!

私は信じられなかった。どうして、皆死んでしまったの!?

幸い、芽衣と春戸と海斗、そして、臨と悠...は無事だった。

「死」をまだ理解しきれなかった私にとって、私はこの状況を

パニックになって逃げるしかない。

 

「とりあえず、生徒達を皆家へ帰しましょう。」


校長先生が震える声で言った。

私達は家に帰された。

一週間学校閉鎖になった。

もう、日本どころではなく、世界中にこの事件のことが

知れ渡り、大きな衝撃を与えた。

テレビのニュースはこの話題でたくさん。

「不審者による大量虐殺か!?」

など、テレビではやっているが、実際そんなことではない。


 『化物に襲われたのだ。』


その化物がなんなのか、それは解らない。

でも、皆は化物に殺されたのだ。

そしてなにより...


 悠と臨のことだ。


あの後何が起きた?

何故いきなり化物現れた?

それで何故突然消えた?

何故?私の頭の中にはその言葉でいっぱいだった。

校長先生達に外へは出るなと言われていたが、

私は気分転換に外へ出た。

しばらく歩いていると、後ろから声がした。


「あら、琥珀さんも散歩? 奇遇ね。」


振り返るとそこに臨居た。

私は思い切って聞いてみた。


「昨日のあれはなんなの?」


思い切って聞いてみた。

臨の顔は真けんそのもので、私の視線から逃れるように話し出した。

普通では考えられない、信じがたい話を...。

















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