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紅の夜  作者:
3/10

第二章 クラスメート

クラスメートに囲まれた白雪臨は、

何も答えずただ微笑んでいる。

けれど、悠にだけは、警戒心を抱く。

何故か。それは、この後の話に繋がっていく...


-琥珀-


一人取り残された私は、とぼとぼと教室に戻った。


「琥珀!どこに行ってたの?」


クラスメートの金井芽衣が私に飛びついてきた。


「えっ、何!何!?」


私がヒステリックに言うと、


「何って...今日の休み時間、一緒にお絵かきする約束でしょ!?」


芽衣はキーキー声で私に言った。


「あっ、そうだった!!ごめんね、芽衣~。」


両手を合わせて許してのポーズをとる私を、芽衣はあきれた顔で見た。

『すっかり忘れてた!本当にごめんね~。』




「金井芽衣」- 私のクラスメートの女の子。


        明るくて、ムードメーカーだけど、


        転入生、白雪臨には、少し警戒心を抱いている。




私はじっと臨を観察していた。

どうにも気になる臨は、まだ給食に一切口をつけていなかった。

芽衣に話しかけられて少し目を離した。

またすぐ臨の方に目を向けたら...


「えっ!?」


臨は、もう給食をかたずけていた。

『なんで?三分も喋ってないのに!!』

まわりもざわめいている。

全く不思議な少女だ...私は更に少女に興味をそそられた。


いったいなんなの?あの子!!

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