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紅の夜  作者:
1/10

~序章~

この物語の主人公、真田琥珀が見た夢。

その夢に出てきた少女に瓜二つの転入生。

琥珀と臨の出会い。

臨と出会ったことによって、琥珀の運命の歯車は

回りだす......


  ~序章~    -琥珀-


~ そこは、今の人間から見たら、異次元の世界...


荒れ狂う化物。醜い雄叫び。

今、狂っているこの世界は......「妖界」。

様々な妖怪の住家。妖怪の世界。


その中で、私は白い少女と共に白い女の人と男の人に見送られながら

不思議な門をくぐろうとしていた... ~



「起きろ!琥珀ー!!」


一階から弟の準が呼ぶ声がする。

ベットからあくびをしながら飛び降りた私は、先ほど見た夢を思い返した。


私は真田琥珀。平凡に暮らす、なんのとりえのない小学4年生。


そして、夢に出てきた少女...

あの白い少女...誰なの?そして、白い女の人に男の人......。


「琥珀ー?」今度はお母さんが私を呼んだ。


パジャマから、私服に着替えると、私は言った。


「今行くよー!」




 キーンコーンカーンコーン♪


チャイムが鳴り、生徒達は席に着く。

担任の吉岡先生が、教室に入り、いつもより緊張気味に出席を取り始めた。

そして、私達が思っても見なかったことを言った。


今日は新しい転入生が来ています。


生徒はざわめいた。そんなことは、誰も耳にしていなかったから。

そして教室に入って来たのは...


夢に出てきたあの少女だった。

いや、あの少女にそっくりな女の子だった。

吉岡先生は女の子の紹介をした。


「今日から4ー1に転入してくる、白雪臨さんです。

 皆さん仲良くしてあげてね。」


そして、臨という少女は口を開いた。


「白雪臨です。よろしくおねがいします。」


臨は私の視線に気がついて、にっこりと微笑んだ。


これが私、琥珀と臨の出会いでした。


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