表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

1話

「俺も連れていってほしい。」


呼びかけに振り向くと同時に銃を向けた。

287 少年の首にそう彫られているのが見えた。


少年はまっすぐ俺を見ながら再び言った。

「俺も連れていってほしい。」

「何回言われても無理なの、見てわかるだろ。」


そう答えた瞬間、銃を向けられた。弾丸に魔力が込められていくのを感じた。魔力保持者となんかとり合いたくない。


「わかったからその殺気どうにかしろよ。」



迎えに来てくれた同僚に説明するのが本当に苦労した。


少年の名前は 瀬那セナ






瀬那を連れてアジトに帰った。


ボスに報告に行かなきゃ。


自分の心臓の音がうるさい。この瞬間は何度きても慣れない。緊張しながらノックする。


「入れ。」


「失礼します。第3班 レイ戻りました。遺体2体が外傷あり、1名少年保護外傷なし。以上です。」


体に魔力が移動してくるのを感じる。痛い,,,痛い,,,痛い,,,!


「何度言ったらわかる、どんな奴を連れてこようとも保護なんてできるわけないだろ。足手まといなんだよ。魔力に順応できずに死んでいく様子どんだけ見た。よく飽きないな。」


「零,,,!」


運転してくれていた同僚が駆け込んできた。こっちにくるな、いっつもすぐ帰るのに。

慕っている人が暴力をふるっている様子なんて見せたくなかった。咲斗さんのためにも。



気づいたらベッドの上にいた。

体がうまく動かない。


咲斗サキトさんに服とか買ってもらった。準備できたから今日からお前の家住むから。」


「は?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ