99.開けてよ~!
「テーブルにイス、食券の自販機……食堂ですね。食券買えますか?」
「どうだろう……ダメか。おい、落ち込むなよ!?そんなに食べたかったのか?」
敵を倒して次のエリアに進むと、そこは食堂だった。丸テーブルとイスが均等に置かれて、調理場もある。それにしても広い。このエリア全てが食堂か。
金庫を両手で抱えている妹の代わりに自販機に触れてみたが、反応はなかった。休息エリアではないのか?敵がいないようだから少し期待したんだが……。
ガンッ!ガンッ!ドガンッ!
「!?何の音だ?」
「何かを強く叩いているような……調理場の方から聞こえますね。近づいてみます」
「トラップには注意しろよ」
トラップに注意しつつ、俺達は音のする場所へと向かった。
「ここですね。大型の入れ物……冷蔵庫か冷凍庫でしょうか?」
「たぶん……しかし、何がいるんだ?」
音の発生源は大きな冷蔵庫のような入れ物だった。人間も何人か入れそうなほどでかい。
業務用というものだろうか?昔テレビで見たような……。
「では開けますか!」
「やっぱりか、気をつ――」
「シュコォォー、シュコォォー」
「「!!」」
あれ、この声は……妹と顔を見合わせる。
「……開ける前に気づいて良かった。まさかこんな所に閉じ込められているとは」
「本当に。しかしどうやって――」
ドォォォン!




