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92.よくある罠
バンバンバンッ!
ドカァァン!
「これは、銃声?このゲームでは銃もあるんですか?」
「あるぞ。誰でも使える武器ではなくて、資格とかスキルが必要になる。俺も一部しか使えないし」
強力ではあるが、対策もされやすいからなぁ……当てるのにも技術がいるし、強力な弾はお金かかるし。
「私達以外のプレイヤーが戦っている?」
「いると仮定しておいたほうがいい。さっき隣のビルに入っていった人たちがいただろう?今回の様なタイプのダンジョンは最深部に近づいてくると、他のルートから合流したプレイヤーが遭遇するようになっているんだ。そこで協力してもよし、関わらないのもよし、そして――」
「戦うのもよし、ですか……銃でいきなり攻撃される可能性もあるわけですね。トリックがいれば偵察に行ってもらえたのですが」
「死神をマークしてもらっているからな」
死神はトリックに気づかないみたいなので、傍で見張りをお願いした。こちらに来る時はすぐに知らせてくれるだろう。
「もう少し近づいてみますね。私なら気づかれな――」
プツンッ!
小さな、しかし確実に何かが切れた音がした!しまった、これは――!?
ドカァァァァン!!




