82.救助成功?
「キュー!キュー!」
「えっ!?兄さん、どうやらこの先でNPCがモンスターに襲われているそうです。助けに行きます!」
「プレイヤーじゃないならイベントの可能性が高いからな、助けた方がいいだろう。何か貰えるぞ」
「身ぐるみをはぐぞ!?何て恐ろしいことを……兄さんらしいですけど」
「無理やり奪うつもりはねえよ!いや俺らしいってどういう意味!?」
「ひいい、来るな~!」
現場に到着すると、男のNPCがモンスターに囲まれていた。あれは、蝙蝠型のモンスターか。一体では弱そうだけど、数が多いな……二十以上いるか?
「今助けます!ハァァァァ!!」
ボンボンボンボンッ!
「「「ギィィィィィ!!」」」
妹が気弾を連発する。不意打ち成功!何体か倒したぞ。残った奴等がこっちに……お、全部こっちに来たか!これならあのNPCは安全だ。
後は、こいつらを全滅させれば――!?気弾がほとんど当たっていない!回避能力はかなり高そうだ。さっきはこっちを認識していなかったから当たったのか!
あ、囲まれた!そして一斉に飛び掛かってきた――しかし!
「デヤァァ!!」
「「「ギィ!?」」」
ボボボボボンッ!!
覚えたばかりの無敵回転、片足立ちでの回転蹴りだ!タイミングは完璧、これで全滅できたか!
「ぐはぁ!?」
あれ?NPCが何故か苦しんでいる……まさか!?




