表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹をVRMMOに誘ったら、目が離せなくなりました!  作者: 興静


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/188

81.祈らずにはいられない!

 「ハアァァァ」


 妹が気合を込めている。目の前にはモンスター……ではなく宝箱が。

 ちなみにミミックのような偽装したモンスターでないことは確認済みだ。それなのに、何故こんなに力を溜めているかというと――。 


 「我が幸運の力を今ここに……いい物、来いっ!」


 パカッ!!


 渾身の力を込めたのに、気の抜けた音が響いた。まあ宝箱を開ける音なんて全部同じだと思うが……。


 「これは……くっ、また通常の薬草ですか。こんなに念じているのに!」

 「中身はランダムとはいえ、まだ浅い階層だからなぁ。なかなかレアものは難しいだろう」

 

 「キュー……」

 「いえ、あなたが責任を感じることはありませんよ、トリック。私の運と兄さんの徳が足りないせいですから」

 「トリックに責任がないことは同意だけど、俺の徳と宝箱の中身に関係性はないだろうが!お前の徳が足りないのは明白だけど」

 「そんな!?いつも兄さんから吸収しているのに!」

 「どうやって!?」


 そんなことをしているから、罰が当たっているんじゃないのか!?




 トリックが出口と、ついでに宝箱を見つけてくれた。まだ貴重な物は入っていないと思うが、回収に向かった。

 発見した宝箱は全部で三つ。二つまでは普通に開けていたのだが、最後に妹がいきなり始めやがったという訳だ。まあ祈りたくなる気持ちはわかる、中身ランダムだから。


 「大した物がなくても、宝箱を発見したら開けずにはいられません。逃がした魚は大きくなり、逃した宝は秘宝になるのです!」

 「何を言っているんだお前は!?」


 開けずにはいられない、という部分には共感できるが……。


 どうやら初めてのダンジョンでテンションがおかしくなっているようだ……いや、俺に対してはいつもおかしいか?

 休憩を、いやそれよりも、少し冷静になるくらいの敵でも出てきてくれないかな?

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ